三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

無事に手術は終わったみたい

 今日は菊池CCでラウンドでしたが、家族の手術も昼頃から予定されていて、執刀医から連絡がある15時までに自宅に帰りたいと思い、同伴者の「アプローチの達人」に少々無理を言って、スタート室と交渉してもらい、スルーで回って12時にはラウンドを終了しました。

(朝に自宅を出発する際は、まだ月が光っていました)


 おかげで執刀医からの電話連絡時には自宅で電話を受けることができ、手術も無事に終わったとのことで一安心でした。


 前回のラウンドは自宅に帰りついたのが16時頃で、今日も同様になるかもと思っていて、帰路にかかる時間を多めの2時間と計算して、13時にはホールアウトしたいと思ったのです。
 達人によると今日のスタート係は融通が利かない担当だとのことですが、それでもどうにかスルーを認めてもらいましたが、前半は8時15分のトップスタートだったので1時間余りでハーフを終えましたが、後半になると前組の進行のあまりの遅さについ苛ついてしまいます。


 全体の進行が遅ければ仕方ないと諦めも付きますが、前々組も前組同様に4バッグで見ている限りはそう速い進行ではなかったものの、それに前組は付いていけずに途中から1ホール丸々空ける遅さで、気が急くためかティーで延々と前組のプレーを見ていましたが、無駄な動きが多いことが見て取れます。

 グリーンが空いているので準備できた者から打つのが現在のルールですが、前組は打てる者が打たずに準備できていない者を待つため、無駄な時間ロスを生んでしまいます。
 上の画像は16番の動きですが、赤上衣の者はカートから下りて最初の順番である同伴者のプレーを見たあと、なぜかカートに同乗して20m離れた別の同伴者の球の近くまで行き、そこからクラブを持って最初の位置近くまで戻っていました。


 こんな無駄な動きをしていれば、そりゃ1ホールは完全に空くだろうなと思ったもので、よほどティーで注意しようかと思いましたが、せっかく仲間内で楽しんでいるだろうからと自重したものです。


 そんな苛ついたラウンドでしたが、内容は先日より悪く、スコアもほぼ同じようなものでした。
 前回は当たったドライバーショットが、今日は全く当たらず、余計にイラつきが増してしまいます。


 明日も菊池でラウンド予定ですが、もう少し気持ちをゆったりさせていきたいものです。

済生会病院に付き添いで行く

 今日の熊本は雲が多い天気ですが晴れで、気温はそこまで下がっておらず、日中はエアコンを切っていても過ごせるほどのこの時期としては暖かい一日でした。

(熊本済生会病院の全景)


 今日は当初からラウンドの予定は入れておらず、午後から家族の入院付き添いのために済生会病院に行ってきました。
 済生会は私も昨年9月に1日だけでしたが入院した病院で、家族も3年前に手術で2週間ほど入院していましたが、今回の入院は前回と同じ手術を受けるための入院になります。

(本人は相部屋でもと言っていましたが、前回同様に5階の個室を選びました)


 手術名は「人工股関節置換術」といい、壊れてしまった股関節を「器械」である「人工の関節」に置き換える治療で、元の病気が治るのではなく、器械の力を借りて痛みの無い関節でしっかりと体重を支え、安定した歩行を再び 取り戻すことが手術の目的になります。


 前回は右脚の手術でしたが、その際も本人が痛いと訴えていたのは左脚部分で、なぜか医師の診断では右脚の方が悪いという見立てだったので右を手術したのですが、やはり左脚の痛みは取れずに結局は左も手術することになりました。


 もっとも片側が痛めばそれを庇ってしまうため、もう片方も悪くなるのは当然で、遅かれ早かれ両足共に手術を受ける必要はあったと思っていて、今後の痛みから解放される将来に向けての避けては通れない手術だと私は思っています。


 コロナ禍ということもあって明日の手術には立ち合いなどは出来ず、手術が終わってから担当医師から状況説明の電話があることになっていて、手術は12時からですが、8時半スタートの菊池CCのラウンドを入れてしまっています。
 雨模様だったらキャンセルする口実ができたのですが、明日の菊池の天気は気温は氷点下ですが晴れの見込みで、とうとうキャンセルすることを言い出せないままでした。


 過去に一度受けた手術で、私自身は立ち会うどころか病棟に入ることさえできず、どうせ家で待機するのもゴルフにいくのも一緒だと安易に考えていましたが、手術は全身麻酔で行われ2時間から3時間ほどかかるそれなりの大手術になります。


 電話があるのが手術が終わってからなので、14時以降の15時までの間くらいかなと勝手に考えていますが、ゴルフ場は山中にあって電話の電波が上手く拾えるかがやや心配です。


 8時半スタートなので昼食休憩を考えても、14時にはラウンドは終えるだろうと思っていて、すぐに帰路に付くと電波状態が良い平地を車で走行中に電話があるはずと計算していますが、いろいろ予測が外れるかもしれず、場合によっては留守録に入れてもらうかもしれませんが、「家族が手術で大変なときにゴルフに行くなんて」と医療関係者に呆れられそうです。


 前回のように前にノロノロ組がいないことを祈るばかりですが、まだ寒い8時半スタートなので、前半はそれなりにスムースに進行できるものだと予想しています。

飛距離はスコアメークには不要

 私は最近は暇な時間があればYouTubeでゴルフ関連の動画を見ますが、基本的にはラウンド動画を見ることが多く、レッスン動画は少しは見るものの、苦手克服のためのアプローチ関連だけで、他のレッスン動画はほぼ見ることはありません。



(内容とは関係ありません)


 その理由は、ショットに関しては各人で捉え方が違い、同じことを表現するのに正反対の説明さえあるためで、感覚を言葉にして伝えるゴルフレッスンの難しさがあります。


 この辺りが、統一された表現方法が確立されにくい個人毎の感覚で留まっているゴルフレッスンの限界だと思っているからです。


 ゴルフYouTuberの中には、多くの動画の中で注目させるためにか、わざと過激な表現をしていることも多く、それらはほとんどが飛距離を謳うもので、「こうすれば爆飛び」などとあっても実際はそうでもない内容を誇大広告したものが多いように感じています。


 YouTubeは収益化のためには視聴回数や登録者数が必要なためで、「迷惑YouTuber」という非合法すれすれの配信者がいるのも、それで注目を浴びたいためで、ゴルフでもこうした内容を伴わない逆張りの表題だけで視聴回数アップを狙ったものもあるように感じています。


 ゴルフの楽しみは様々なので、飛距離を追求する考えがあっても否定しませんが、そもそも「なぜ飛距離を求めるの?」という根本理由をはっきりさせるべきだと思っています。


 目指す方向は大きく分けて、ドラコンプロのように飛距離だけを目標にするのか、それともツアープロのようにスコアアップを目指すのかの2つですが、そこをはっきりしないアベレージゴルファーが多いように感じています。


 なぜならスコアアップが最大の目標なのに、その目標達成のために「飛距離アップを目指す」という勘違いが多いように感じていて、それはいつも書いているようにゴルフ関係マスコミのミスリードの結果です。


 PGAツアーは、出場者の平均ドライバー飛距離が300yを越えてしまい、コースの距離を延長してスコアの差別化を図る方向に向かっていましたが、コース改造にも経費と用地が必要なため限界になり、昨今は飛距離を抑える用具の規制などが検討されています。


 ゴルフ場はプロの大会のために作られたものではなく、一般アマチュアが楽しむための場所なので、一部のエリートゴルファーのためだけに費用をかけて対策するのはある意味ナンセンスなことです。


 その意味で、エリートゴルファーが使用する用具に規制が入ることは仕方ないことだと私は思いますが、一般ゴルファーと同じような飛距離のゴルフを見て、果たして視聴率が取れるかというと、私は厳しいと思っています。
 興行としてのゴルフでは、やはりドライバーショットの飛距離は魅力的で、LIVゴルフに行ってしまいましたがデシャンポーが一定の人気を博したのも、圧倒的な飛距離があったためで、アマチュアゴルファーにとって飛距離は魅力的なものです。


 しかし、飛距離は人を引き付ける魔力はありますが、スコアメークにはもろ刃の剣であり、スコアロスを生む最大の要因です。
 もしゴルフが野球のように90度の範囲に打つことが出来、その範囲を外れたらノーカウントになるルールだったら良いのですが、実際はそうではないものです。

(菊池の12番パー5のティーからの眺め。右は凹みになり少し飛び過ぎればOBになります)

(14番パー4はコース幅が狭いため、12番と比べてより狙える幅がシビアになります)


 ここで考えなければならないのが、もし飛距離が出なければ場合によっては90度の範囲でもOKになりますが、そのOKの範囲は飛距離が伸びれば伸びる程に狭くなるという事実です。
 極端ですが、上の14番の場合、10yの飛距離だと360度どの方向でも大丈夫ですが、300yの飛距離だと狙える範囲は250yの半分以下になってしまいます。


 つまり、私が言いたいのは飛距離を伸ばす練習は、普段プレーするコースに合わせるべきだということで、7000yだったら250y程度ですが6000yだったら200y程度で充分だということです。
 なぜなら6000yのコースで250yを打とうとすれば、必ず狙う角度がシビアになるホールがあるもので、そこでドライバー以外を使うのであれば250yショットの練習が何か無駄になるものです。


 私がよく一緒にラウンドする「アプローチの達人」はドライバーの飛距離は200yに満たないため、どんな狭いホールでもドライバーでティーショットできますが、それが常に同じようにスイングできる安定性に繋がっています。


 飛距離が出なければ少々曲がってもトラブルにはなりにくい、飛距離が出るとわずかな曲がりが大きなミスに繋がるということを知っていれば、飛距離を伸ばす練習がスコアロスに繋がるリスクを高めているという、目標と相反した皮肉な練習だと理解できるはずです。