三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日も雨の中のボランティア

 今日も昨日に引き続き、バンテリンレディスのボランティアのために朝から熊本空港CCへ行ってきました。
 今日の天気予報が数日前の大雨から9時以降の曇に変わっていて、そのためスタート時間が2時間ほど繰り下がり、我々の集合時間も7時半と1時間遅くなっていましたが、それでも6時前に自宅を出て雨の中を車を走らせ、駐車場でシャトルバスに乗り換え、40分前にはゴルフ場に到着していました。

(バス乗降地点からボランティア本部まで900m以上もあり、朝は下りなので楽ですが帰りが上りになるため疲れた身体には応えます)


 7時半過ぎからボランティア本部で今日の業務であるフォアキャディーの説明があり、私は2番パー4のセカンド地点の担当になりましたが、現着は9時10分と言われ、また待つことになりました。

(今日のスタート表。トップは9時半スタートで、最終組は12時20分スタートでした)


 昨日はスマホゲームで時間を潰しましたが、今日は待つ間に水俣から来たという男性と話しができ、あっという間に時間が過ぎて行きました。
 フォアキャディーの業務も奥様と一緒に来たという65歳の男性と一緒で、待つ間は話が出来るのでそこまで時間を持て余すことはなかったのです。 

 2番セカンドのフォアキャディーの業務内容は、ティーから見て右サイドはOBラインがあり、木々が生い茂っているため打った選手からはセーフかどうか分からないため、OBの場合は青旗を振って暫定球を打つように知らせ、セーフの場合は白旗を上げて知らせると選手は安心して来ることになります。

(ヘルメットは必ず被っておくように指示されました)


 事前にLPGAの競技委員から居る場所を指示されましたが、危険防止のためヘルメットは被っているものの打球事故がないように大きな木の陰になる場所でした。
 ただ大雨の後だったので風が吹くと大量の雨水が上から降って来ることになり、雨は止んでいたのに傘が必要でした。


 スタートは10分間隔なので、その組のセカンドが終わって少し間があって後続組が来るので、2番のグリーンの様子まで見ていましたが、さすがにそこまでだとティーに後続組が来ていることが多く、途中からは2番グリーンのプレーは見れなくなりました。


 フォアキャディーの業務であるOBを知らせる青旗は、結局一度も出番がなく、白旗を4~5回ほど振っただけで、ほぼ開店休業状態でした。


 2番は389Yのパー4ですが、木々があるため右のラフに打つとグリーンへは低い球しか打てなくなり、左だとフェアウェーバンカーがありそのバンカーを超えてもラフで、グリーンへはガードバンカー超えになります。


 唯一、大丈夫な場所は木と木の間で、プロによってはドライバーを使わず手前の比較的平坦な150Y地点を狙ったり、逆にドライバーで木を抜けて開けた100Y地点まで打つこともあり、それは選手ごとにマネジメントが違ってきます。


 見ていた感じではFWでセカンドの距離を残す選手が多かったようですが、そうなるとセカンドは厳しくなり、良くてもパーで終ってしまいます。
 トップに立った申ジエプロなど、見ていると木と木の間にティーショットをコントロールしていて、そこからピンに絡めてバーディーを取っていましたが、本当に簡単そうでした。


 気になったことが、KKTの文字が入った上衣を来た男性カメラマンが助手と一緒にティーショットの最中に帽子も被らずに右側を歩いてきたことです。
 ヘルメットをかぶっている私でも、何度か球が飛んできたときはさすがに怖かったのですが、ゴルフ経験がないのか若いカメラマンはヘルメットどころか帽子もなく、後ろを付いて来たおばちゃん風の女性の助手も同様でした。


 その上、よりにもよって気難しいと評判の全美貞プロの後ろに付いて撮影を始め、全プロはちらっと後ろを見ましたが、カメラだったので何も言わずにセカンドを打ちましたが、思ったショットが打てずに結果的に3パットのボギーを打っています。
 スコアラーの中には、立ち位置で全プロから怒られたという話しを何度も聞いていて、スコアラーになったら私も避けたいと思っているプロになります。


 もう一つ、福田真未プロのティーショットが木に当たり真下に落ちて根元のラフにすっぽり入ってしまいます。
 もし我々がいなければ見つけることが出来なかったはずで、私は2クラブレングス内でフェアウェーだったためアンプレすると思っていましたが、無理して6~7mほど打ちフェアウェーからパーチャンスにオンしていましたが、惜しくもパットが決まらずボギーになっていました。


 2番で右に打ったプロで予選通過したのは野澤真央プロと昨日スコアラーで付いた奥山純菜プロくらいで、2人共にフェアウェーに近い右の木の根元の盛り上がったラフ付近でした。
 そのセカンドショットも同じような当たりで左に引っかけたものですが、奥山プロは一段下にある3番パー3のコース近くまで行ったように見えて、段下からアプローチしたけど寄らずにボギーになっていました。


 スタート早々の2番でボギーになった奥山プロを見て、予選通過は無理かもとそのときは思っていましたが、帰る際に車内でのニュースで地元出身プロで予選通過を果たした中に奥山プロの名前があり、その後盛り返してことが分かります。
 
 2番以降は3番で昨日に続きバーディーとして、6番7番で連続バーディー、9番はボギーでしたがインの13番・16番でバーディーとして69という好スコアになっていました。
 プロとしてのレギュラーツアーは初参加だったはずで、空港CC所属としても見事な結果を出せたようです。
 予選通過を果たしたのだから、後は一つでも上を目指せばよく、結果次第では次週の推薦での出場権も夢ではなく、そうなるとシード権まで繋がる可能性まであるのです。


 過去にもこうしてシードを獲った選手もいますが、現実は厳しい細い道になりますが、ぜひ奥山プロにはその狭き門を潜り抜けて欲しいものです。

今日はボランティアで歩く

 今日からKKT杯バンテリンレディスオープンが熊本空港CCで日曜日まで開催され、私はボランティアとして参加するため、早朝5時前に自宅を出発してまず駐車場になる県家畜試験場を目指しました。
 早朝なので、通常は1時間ほどかかる道程を40分ほどで着き、そこで大会会場を結ぶシャトルバスに乗り換え、会場の熊本空港CCまで8分で到着します。


 先月の福岡県で開催されたステップアップツアーのRKB杯ラシンクニンジニアレディースは無観客だったためゴルフ場の駐車場を使用できましたが、この大会は有観客なので周囲に数か所の駐車場が設けられ、そこからギャラリーバスがゴルフ場までピストン輸送することになっていて、ボランティアはその1つを利用することになっています。


 スコアラー業務は6時50分の集合でしたが、シャトルバスは10分間隔ほどなので、最悪乗り切れない場合はそれなりに時間がかかることもありますが、今朝は順調な走りで5時40分発の2番バスに乗れ、ほぼ集合時間の1時間前に着いてしまいます。


 受付すると、昨年と同じ緑の上着と帽子の配布があり、お茶とおにぎりは2個取ることが出来ました。


(今朝はおにぎり2個とお茶、それにドリンク剤でしたが、私は梅干しは苦手なので昆布だけ食べました)


 結局、スコアラーへの説明は7時から始まりましたが、その間は朝ごはんのお握りを食べたりスマホでゲームなどして時間を潰します。
 7時から説明の前に担当組の抽選が行われ、どうせ籤運は悪いからどこでも良いと思って引くと、24番でした。

 24番には、仁井プロは知りませんでしたが他の2人はそれなりに著名なプロなので、まぁいいかと思っていましたが、偶々隣に2人連れがいて1人が25番を引いたようで、別の方は2番籤だったのです。


 2番には鋤田プロが指導して昨年プロテストに合格した奥山純菜プロがいたので、ダメもとで「交代しませんか?」と尋ねると、「構いませんよ」と快く返事してくれ、急遽変更することになりました。

 ただスタートが8時25分と早く、慌ただしく準備をしたため、新しくなった機器の写真を撮るのを忘れてしまいます。
 スコアはスマホにアプリを入れてあり、それに1打毎に入力していきますが、3月のものとは違って若干操作も変わり、事前の注意で最終スコアを入力した後に絶対に触るなと言われたボタンもあり、説明書を確認する羽目になったのです。


 今日着いた組にはアマチュアがいて見た目が中学生のようでしたが、調べてみると熊本国府高校2年生のようでした。
 身長が149センチと小柄で、飛距離がイマイチでしたが、いきなり1番でバンカーに掴まりボギースタートでしたが、途中は踏ん張り1バーディー6ボギーの87位タイでした。


 ベテランの黄アルムプロは途中まで好調なゴルフを展開し、前半だけで5アンダーと見事なスタートダッシュでしたが、後半は一転して決めたいパットが決まらずバーディーなしの1ボギーとなり、通算4アンダーで3位タイに付けています。


 奥山プロには途中に鋤田プロが付いて回っていて、途中で時間があった際にいろいろ話を聞くことが出来ました。


 今日は「静かなゴルフ」を目標にしているそうですが、18番パー5だけは狙える場所だったら狙うことにしていて、それを聞いて期待していました。
 18番のティーショットはフェアウェーだったものの、左足下がりでつま先下がりという難しいライだったので、最初はウッドを持った奥山プロでしたが首を捻ってアイアンに持ち替え、鋤田プロが「それもあり、常識的には刻むのが定石」と言っていましたが、私が鋤田プロと顔を見合わせて笑っていたのは、そんな裏話を聞いていたからです。


 13番までイーブンでしたが、14番パー4でティーショットを左バンカーインし、2打目も手前のバンカーイン、そこから奥に零しアプローチは下りを止まらず2mほどのパーパットは決めきれないダボを打ってしまい、そのまま今日は2オーバーで終っています。


 熊本空港CCは難易度が高いゴルフ場なのでイーブンだったら38位タイですが、2オーバーだと一気に63位タイになってしまうもので、明日の頑張り次第で50位までの予選通過するかどうかが決まります。


 同じバンカーショットでも16番パー3のバンカーショットはピンに絡み、「お先に」のパーとしていて、この14番だけが何か悪いかみ合わせになってしまいました。


 実は後半スタートの10番でもフェアウェーバンカーに入れてボギーになっていて、ここは2打目のバンカーショットがグリーンに届かず、3打目のアプローチを突っ込みすぎて大きくオーバーしてボギーになっています。
 アマチュアでは「あるある」ですが、プロの試合ではこうした1打が大きく順位を左右することになり、レギュラーツアーで戦うためにはこうしたエアポケットに入ったようホールは絶対に失くさないといけないのです。


 また8m以内のバーディーチャンスが前半にいくつかありましたが、どれも弱めで、それは鋤田プロと決めた「静かなゴルフ」に沿ったものかもしれませんが、1軍の試合ではトップはこれくらいの距離は沈めるもので、現に同組に黄プロは厳しいパットをしぶとく沈めていたものです。


 それと併せて感じたのがフェアウェーキープ率の低さで、同伴者の他の2人より確かに飛んでいたものの他の2人がフェアウェーからなのにラフから打つケースも多く、1軍のセッティングではラフに入ると早々は戦えないということになりそうです。


 明日は激しい降雨が予想され、場合によってはスタート時間が変更されるかもしれませんが、明日の業務はスコアラーでなく定点のフォアキャディーなので、傘に雨合羽と準備して行こうと思っています。

ショットが儘ならない兄弟ラウンド

 今日は久しぶりに私から兄を誘って、近場の熊本益城CCへ兄弟ラウンドに行ってきました。
 誘った一番の訳は私の個人的理由ですが、楽天倶楽部の年会費分4枚のクーポンのうち1枚だけ残っていて、その使用期限が今月18日だったためです。
 500円のクーポンだったら流してもそう惜しくはないのですが2,500円分だったため、さすがに流してしまうのは勿体ないと当初は阿蘇ハイランドのラウンドで使うつもりでしたが、雨でキャンセルになっていたのです。


 明日からバンテリンレディースが始まりボランティアに行くため、今日か17日の月曜日しか使える機会はなく、一昨日に兄を誘い今日の益城CCの予約をしていました。


 益城CCにした理由は、熊本から比較的近場のゴルフ場だということに併せ、今日が休業日なのでセルフで5,300円とラウンド代がそう高くもなく、2バッグの割り増しも不要でなおかつ兄は70歳以上で当然ですが、私もゴルフ利用税の減免があるため、お得感があったのです。
 兄は4,800円を前金で支払い、私は2,800円を支払いましたが、しばらくしてから係の人がやってきて「68歳だとは思わず利用税の減免対象でした」と250円をバックしてくれました。

(来場者はそう多くは無かったものの、前の組が4バッグでスルーで4時間半のラウンドでした)

(スタートを待つ我々のカート。コース内乗り入れも出来、これで終わった後のゴルフ場の温泉があれば最高でしたが、残念ながら今日は温泉の利用もできません)


 前半は後ろがいなかったためビデオ撮影をしましたが、カートの運転に兄の球の行方を見たりと忙しく、なんとなく落ち着かない展開になりスコアが纏まりません。
 その上、益城は2グリーンだったようでショットナビの残り距離がカートのナビの数字と合わず、私はショットナビを信用していましたが、イマイチ距離が合わず後で気づいたのがホールによって過去のサブグリーンとメイングリーンのどちらかが現在のグリーンに変わっていたという部分でした。


 ティーショットも当たらずに右にも左にも飛び、もともと左右が狭い益城では曲げたら即ご臨終になるため、トリプルも出てしまいました。

 今日はハーフのスコアで参加費無料のコンペになると聞き、珍しくナビにスコア入力して終わってスコアを打ち出してもらったため、いつものスコア入力は止めています。


 前半途中から後ろに2サムが追い付いたため、撮影を中止するとスコアが纏まりかけましたが、やはり大叩きがありイマイチの内容でした。


 兄も大叩きの連続で、約2週間ぶりのラウンドになったためか以前のようなスコアでしたが、内容は間違いなく良くなりつつあり、後は考え方を修正するだけです。
 その考え方とは、距離を欲しがる際に3Wをすぐに使いたがりますが、兄のレベルでは3Wは難易度が高く、結果は100yも飛ばないミスショットになってしまうので、使ってはいけないクラブだと封印すべき点です。


 もし90が切れるようになったら練習して3Wを使うこともアリですが、今のレベルではスコアをただ増やすだけの元凶のクラブであり、現在1本のUTを前後を増やして3本にするよう進言しています。
 兄のスイングは、ドライバーやフェアウェーウッドは打ち込み(よく言えばダウンブロー)で、アイアンはカチ上げと全く真逆の打ち方をしていて、だったらアイアンに近いUTも打ち込みなので、そこそこ結果(前に飛ぶという部分)は出ているのです。
 
 アイアンはよく言えばスイープ、実際はすくい打ちなのでロフト通りの距離が出ず、今日など135yを6鉄で打つ有様で、途中で私が怒ったので短めのアイアンを使っていましたが、スライス球でショートばかりしていました。


 ただ「ボギーなゴルフ」(兄の場合は「ダボなゴルフ」)ではショートすること自体は問題なく、そこからグリーンにどこでもいいからオンさせて頑張って2パットでホールアウト出来ればよいのですが、兄はショートパットで身体が動く癖があり、それを注意しても本人は「動かさなかった」と言い張ってしまいます。


 動画を元に静止画を作ってみましたが、それで見ると動いているのが一目瞭然だということで、アプローチの際はしっかり我慢できるのに、ショートパットでは動いていることを自覚していないことが問題なのです。

 4番パー3の手前からのアプローチでは、頭が動かず見事なアプローチでパーチャンスに寄せています。 

 ナイスアプローチでパーチャンスに寄せた4番のパーパットでは、画像のように球を追いかけた動きが入り、これだとレフティーの兄は左に外す結果になり、それを修正しようとすると右への引っかけも出てくることになります。

 このボギーパットは幸い入ったものの、パーパット同様にかなり上半身が球を追いかける動きになっていて、危ない打ち方になっています。


 私がうるさく言うのは、元々できないのではなく、意識すると出来るのに「入れたい」など他に意識が生まれると忘れてしまうからで、この部分を直さないと今後ショートパットは苦労することになるからです。

 3番のパーパットはしっかり頭を残して打ち、結果的に打ちすぎて3パットしていますが、本来は全てこうやって打って距離合わせを覚える必要があります。
 上体が動くとフェース面に当たったり当たらなかったりと誤差が出てしまい、結果としてタッチが合わないため、パットが安定しません。


 出来ない動きだったら別の対応策を考えますが、意識していればできるのに「入れたい」という「欲」が起こると本能のままに動いてしまうのが勿体ないところです。
 100切りのためには、こうしたパーの取りこぼしは避けなければならず、それをきっちり決めれるようになれば、100切りどころか90切りも望めるのです。