三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はテレビとネットの観戦

 今日は日曜日で晴れの天気になっています。北海道へ出発するのは来週の日曜日朝なのですでに一週間を切っていますが、発熱と坐骨神経痛のために全く出発準備ができなくなってしまいました。
 予定では、今日は車内の掃除と整理で不要な物品を出し、後席を折り畳んで荷物置き場と到着後の車中泊用にスペースを作る日でしたが、横になっているとそこまで痛みが出ないものの、立ち上がると右腰の外側に痛怠い感覚が起こり、我慢できなくなってしまいます。


 坐骨神経痛なので痛みの原因は痛みが発生している箇所ではなく、腰辺りにある神経部分なので姿勢を変えると嘘のように痛みが消えてしまうのが特徴で、痛みがないため大丈夫かなと立ち上がると力が入らない状況で、まだ出発日までは時間があるものの安静にして回復を待つしかないようです。


 もっとも痛み止めを飲むと痛みが引くことも特徴で、昨夜は薬を飲んで寝ましたが今日はまだ飲んでいないのは、あまり飲みすぎて耐性が付いてしまうのが心配だということで、今日のように安静にして寝ているだけなら痛み止めの服用は必要ないと考えています。


 安静にしているとテレビかネットを見るくらいしかなく、CS放送のエンゼルスの試合を午前中は見たりゴルフネットワークで米PGAツアーの「 AT&Tバイロン・ネルソン」を見たりして過ごしました。
 それにしても米PGAツアーはとんでもない距離になっていて、会場のTPCクレイグランチは7414yd(パー71)というものですが、バーディ合戦になっているのが凄いことです。


 当たり前のように300yドライブをする選手に対抗するためには、コース設定としてパー5を全てパー4に変えて行くしかないように思われ、アマチュアには全く参考になどできない「別物のゴルフ」になってしまっています。
 ただどんなに総ヤードを延ばしても、最終的な勝負はパットが入る入らないで決まってしまうため、いっそのこと「パットパットゴルフ」でもいいんじゃと見ながら思ってしまいました。


 またABEMAで名人戦の第3局2日目が生中継されていて、これもパソコンを繋げて朝の再開時から見ていますが、双方9時間の持ち時間制で対局者の様子はほぼ指し手がないまま時間が過ぎていきます。

         

 現在は昼食休憩に入っていますが、59手まで進み残り時間は渡辺名人が4時間余り藤井竜王が3時間となっていて、AIの形勢判断では挑戦者の藤井竜王の優勢(69%)となっていますが、見ていてもそこまでの差は感じられず1手の指し手でこの数字は大きく変わってしまうこともあります。


 ただ藤井竜王の凄さは、序盤や中盤のわずかの差を徐々に広げて終盤まで繋ぎ、最後は大差で勝ち切るいわゆる「藤井曲線」という勝利の方程式をもっていることです。
 ただ単に見ていると、そんなに楽に勝てるわけもなく、双方が死力を尽くして指し手を絞り出すさまが伺え、勝ち負けを越えた名局を2人で作り上げるようにも感じています。


 今日もこのまま寝ころびながら安静を保つようにし、今週のラウンドも無しにしようかなと思っていますが、果たしてそれで回復できるでしょうか?

体調不良になる

 今日の熊本は朝から一日中シトシト雨が降り続き、気温は低めに推移していて、5月の中旬となったため、そろそろ梅雨の走りなのかもしれません。


 昨日の日記に熱発し咳が酷くなったことは書きましたが、寝ていて咳が出始めると身体をよじって咳き込むことになり、それが影響してからなのか坐骨神経痛が出てしまいます。

        

 今回の坐骨神経痛は右脚の付け根の外側部分ですが、痛いというよりも怠いというもので、そのままでは我慢できないためすぐに身体の態勢を横にしていると一気に怠さは消えてしまうものです。


 連休中に孫をおんぶしたり抱っこしたりしてかなり長い距離を歩きましたが、それが悪影響を与えたのかもしれず、今回の咳き込みで一気に表に出てきたのでしょう。
 
 渡道はほぼ一週間後に迫って来ましたが、このまま右足付け根の痛怠さが良くならないと長距離の運転自体が心配で、もし運転が可能でも今度はラウンドが無理かもしれません。


 椅子に座ったりするのも辛く、この日記は床に寝ころびパソコンを腹の上に置いて書いていますが、渡道まで「まだ」一週間あるため、しばらく無理せず安静にして回復に努めます。

アマチュアは守りのゴルフに徹すべき

 今日の熊本は晴模様ですが、朝10時現在の気温は20℃と意外に低めで肌寒さを感じているのは、昨日からの熱発の影響もあるのかもしれません。
 私は扁桃腺が弱いためときどき熱発するのですが、一昨日から喉の痛みを感じていて昨日は咳が出始め、夜には37.6度という熱が出ました。


 4月末から連休があったためラウンド数が少なくなり、ゴルフ感を取り戻すために今日は10時半スタートの城南CCの1人予約でのラウンドを予定していましたが、昨日の正午に成立した際には私を含め2人だけだったので無理してでも行こうと思っていました。


 しかし、成立後に2人が新たに入って来たのでキャンセルしても同伴者に迷惑をかけることもなくなり、逆に同じカートに乗って咳が止まらないほうが嫌がられるはずで、8時になってからゴルフ場に電話してキャンセルをお願いしています。


 さて、表題の「アマチュアは守りのゴルフに徹する」という意味ですが、ゴルフではパー72という基準があり、一般的なアマチュアゴルファーのスコア区分では100前後がアベレージゴルファーで平均スコア90台だと中級者、平均スコア80台だと上級者と言えるもので、そもそもがスコアを出来るだけ崩さないように守るゴルフをすべきなのがアマチュアゴルファーなのです。


 つまり間違いなく一部のエリートアマチュアゴルファーを除いて、一般的なアマチュアにとってのスコアはオーバーパーのスコアになるもので、アンダーパーはおろかパープレー自体もはるか彼方の夢のようなスコアになってしまいます。


 それに対してプロはアンダーパーのスコアによる争いになり、オーバーパーでは予選通過さえも覚束ないもので、だからこそプロのゴルフはバーディーを取るために「攻め」のゴルフが求められるのです。
 プロのゴルフでは、ドライバーショットをフェアウェーに飛ばしてアイアンでパーオンし、バーディーパットを打ち続けることで、何個かのバーディーが来てアンダーパーを出すことになります。


 プロのゴルフとアマチュアのゴルフはその意味で別物だといえるもので、それは賞金を稼ぐという特殊な目的がプロにあるからで、一般的なアベレージゴルファーがプロのゴルフを真似ようとしてもそもそも下地が違うため、上手くいくわけがないのです。


 ゴルフには「コースマネジメント」というスコアメークに必要な考え方があり、プロであってもマネジメントの重要さは同じです。
 ただプロはスコアを伸ばすマネジメントを考え、技術に裏付けされた「攻め」を行いますが、これをアマチュアが真似してしまうとそもそも技術が足りないので結果的に大叩きに繋がってしまうのです。

(赤線のようにグリーンまで池越えの長い距離を狙うことは一般的なアマチュアにはハードルが高いシチュエーションになり、青線のようにいったん左方向に刻むほうが安全です)


 例として200yの池越えでグリーンを狙う場合、プロは問題なく200yの飛距離を出せますが、アマチュアは200yの距離を安定して打つことはできないためグリーンを狙ったら半分以上の確率で池ポチャしてしまうものです。
 この場合、池とは別方向に「刻む」という選択がアマチュアには必須ですが、アベレージゴルファーになるほど「乗るかも」という期待の元に狙ってしまいがちです。


 池ポチャしてしまうとその時点で2打のロス(ショット+1ペナ)になってしまい、大叩きに繋がってしまいますが、もし刻む選択をしていたらスコアロス無しにホールアウトできる可能性が残ることになります。


 ここで再度強調しておきますが、プロがアマチュアにとってはギャンブルのようなショットを選択するのは、練習で培われた高い技術があるためで、プロにとってはそれはギャンブルショットではないから選択するということです。
 プロであっても成功確率が低いプロにとってのギャンブルショットは、その1打を逃すと優勝や予選通過などのチャンスが消えるという限られたシチュエーションでしか選択しないはずで、基本は「自分が出来る技術」をベースにコースマネジメントをするものです。


 だったらアマチュアも同様に自分の技術を元にしたコースマネジメントをするべきで、間違ってもテレビで見る優勝争いをするプロのマネジメントを真似すべきではありません。


 これはグリーン上のパットも同様で、私はアマチュアのパットは距離を合わせることを第一目標にすべきだと思っています。
 全盛期のタイガーウッズのように強気のパットで1m以上オーバーしても、涼しい顔で返しを沈める技術力があるなら真似しても良いのですが、それは99%のアマチュアにはないはずで、だったらカップに最後の一転がりでカップインするタッチで打つべきなのです。


 つまりパットの練習は「距離感」第一で練習すべきで、スタート前のパット練習では目標に「寄せる」練習をするのがお勧めです。


 私は「ボギーなゴルフ」というコースマネジメントを実践しようと思っていますが、これはショットでは無理せず50%のショットを繋ぎ、最終的にボギーオンしてパーパットが打てればOKという考え方でまさしく「守り」のゴルフなのです。


 ここでパーパットを入れようと強気に打って3パットしてしまえば元の木阿弥になってしまうため、タッチもカップまでの距離を打つようにして、入ればラッキー入らなくてもタップでカップインという余計なストレスをかけないような方法です。


 この方法の優れた点は、「心のエネルギー」という気づきにくい部分にも役立つことです。
 実はゴルフでは「心」にもエネルギーが必要で、そのエネルギーはスタートしてから徐々に減って行きます。
 いわゆる「切れた」という状態はこの心のエネルギーが無くなったことを示し、それまでストレスをかけながら1打に汲々としていたはずなのに、ある時から急に大叩きが始まることは心のエネルギーが無くなってしまったことが原因です。


 だからこそ「ボギーなゴルフ」を実践すると自らに無用なストレスをかけずにホール進行が出来るため、後半の大事な場面でも冷静に対処ができることになります。
 「ボギーでOK」と考えるとパーを逃しても気持ちが落ち込むことはなく、そうすると不思議なことにパットが決まったりして思わぬパーセーブできることに繋がります。


 アマチュアのゴルフは見世物ではないため地味なゴルフに徹すべきで、決してドライバーショットを280y飛ばすことではないのです。
 もしコツコツと球を前に進め、ボギーオンしてパーパットを沈めるゴルファーと同伴になったら、プレーは地味でも「上級者かな?」と注目してみるのもいいかもしれません。