三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

RKBレディスの結果(関係者分)

LPGAのHPにラシンク・ニンジニア/RKBレディスの結果が更新されています。
優勝したのは、初日4アンダーでトップだった地元福岡市出身で会場のクイーンズヒルCC近くにある雷山GC所属の24歳福山恵梨プロで、2日目を2オーバーでまとめ、ベストスコア68をマークして追い上げた土肥功留美プロとのプレーオフになりましたが、2ホール目で決着を付け初優勝を飾りました。


福山プロはプレーオフ1ホール目の18番パー4で入れてはいけない右バンカーに入れ、刻んだ後の3打目を池に入れて万事休すかと思われたのに、1ペナ後の5打目を直接カップインするという奇跡的なボギーで、3オン2パットの土肥プロと並び、2ホール目でボギーを叩いた土肥プロに対しパーをセーブして見事に決着をつけました。


福山プロは2打差を付けて優勝まであと3ホールという16番パー3で3パットボギー、続く17番パー5でも3パットボギーというまさかの失速でプレーオフ突入となり、流れは完全に追い上げた土肥プロにあったようですが、1ホール目の奇跡的なチップインボギーでまた流れを引き寄せたようです。
ゴルフはカップインまで諦めてはいけないことがよく分かりました。


優勝賞金は270万円で、2位の土肥プロは132万円とたった一打の差が大きな金額の差になっています。
福山プロには来年の第2シード獲得に向けて、大きなアドバンテージを得た初戦でした。


初日にスコアラーとして付いた熊本出身の小竹莉乃プロは2日目も1オーバー73でまとめ、8位タイになり賞金31万円余りを獲得しています。


同じく初日7オーバーだった佐伯珠音プロは2日目にイーブンと頑張り、通算7オーバーで46位タイに入り、賞金69千円を獲得しています。


与那覇未来プロは通算9オーバーで57位タイとなり、残念ながら50位以内の賞金対象にはならなかったようです。
賞金がもらえるのは7オーバー46位タイまでの選手で、その額は69千円となっています。


わずかな額のようですが、今年からステップツアー上位5人程度は来年の女子ツアーの第2シード選手としてツアー参戦資格ができるので、少しでも賞金積み上げをしておくことは、開幕したばかりの今の時期として大事なところです。


Oサタヤプロは、通算10オーバーの65位タイでした。
野澤真央プロは、通算12オーバーで76位タイでした。


チャン・シュエンピンプロは2日目も6オーバーで通算13オーバーで85位タイでした。


ステップアップツアーは賞金の額も小さく、移動の交通費や宿泊代ラウンド費などを考えると、上位にならなければほとんど赤字になるかもしれません。
しかし、出場してコツコツと賞金を加算することが重要なことです。
そのためには、一打一打を大切にプレーし、無駄なロス打をなくすことだと思います。
これはわれわれアマチュアにも言えることで、プロだろうとアマチュアだろうと本質は変わりがないことなのです。


ステップアップツアーといういわばプロの卵という位置づけですが、選手たちがショット前の準備にはとても時間をかけることに感心しました。
自分の普段の感覚では「はよ打たんかい!」と言いたくなるような時間をかけるのです。
特にセカンドで同じような場所にあると、自分の番ではないと思っているのかと心配するくらいのゆっくり準備をするのです。


これも1打に生活がかかっているプロとして仕方ない部分もありますが、その時間を作り出すため、ティーショットの後は全員走って2打目地点に向かうところもテレビなどでは分からないところです。


アマチュアは先行組がセカンドを打てば自分たちのティーオフですが、プロはミドルホールだときっちり1ホール空けて進行するようです。
先行組がすでにグリーンでホールアウトするくらいからティーオフしていました。
アマチュアが7分間隔で進行するけど、RKBレディスは10分間隔になっていて、初日の後半スタートで先行組がすでにグリーンにいるのにティーオフしないので「?」と思っていました。


しかし競技委員がティーオフを待たせていたのです。
確かに7分間隔では途中で詰まるケースも多く、リズムを崩す要因にもなります。
3人組で10分間隔だとパー3はもちろんパー4でも1組3人だけがそのホールでプレーすることになり、余計な待ち時間はなくせるようです。
パー5でも先行組はグリーンに到達したくらいからティーオフするのがペースのようです。


この辺りは、常に詰め込まれたアマチュアとは違い、余計なことに気を使わなくてよいプロが羨ましくもありました。