三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

不思議な出来事の真相を推理する

これも昨日の赤水での月例における出来事です。


2番パー4で、私のティーショットはフェアウェー真ん中に飛んでいきましたが、同伴者の男性は左のOBあたりに飛んでしまい暫定球を打たれます。


理事長杯を獲った女性の打球は右バンカーインしたかのように見え、もう1人の女性の球は距離は出ませんが、フェアウェーにありました。


当日はカートのコース内乗り入れはOKで、我々男性が後方のティーでショットを打つ間に、女性2人がカートを赤ティー近くに移動して、女性が打ち終わるころに私がカートにたどり着き、男性だけはそのまま歩いて、私は女性2人が乗り込むのを待って、コース左にあるカート道路を通ってセカンド地点へ向かいました。


途中で男性が乗り込めるようにカートのスピードを緩めたのですが、乗るそぶりは見せなかったので、先に男性の初球がありそうな地点まで移動しました。


男性の初球がカート道路から10mほどの左ラフですぐに見つかり、セーフだったのでそこで少し待った後にその男性はクラブを持ち、球のあるコース左の場所に向かいます。
(※後から考えると、この間に後続組はティーショットを打ったことになります。)


男性以外の3人でフェアウェーをカートで移動していたら、バンカーの左前方フェアウェーに球が1個あるのが見えました。


もしかしたら理事長杯を獲った女性の球が運よくバンカーから出たのかと思い、女性も期待していたようですが、その前にバンカー内に球があるのを見つけ、「やはりバンカーだ!」と言いながらその女性はショットの準備に入りました。


私の球はフェアウェーの先の方にあり、男性の暫定球も手前にありますがフェアウェー上になぜか計4個もあったのです。
つまり、バンカーの左前方の球が、誰の球か分からず、同伴者の3人にも確認し、違うということでどうしようかと思い、周囲を見回しました。

(オレンジ色の2が2番パー4を示し、紺色の5は現在は閉鎖中の外輪コースの5番になる。ティーイングエリアは下方で、上方のグリーンに向かってストレートなホールである。
コース間は緑色になる林でセパレートされていて、2番のフェアウェーにはどこからも飛んでくる場所ではない。)


以前は、2番のコースの右には外輪コースの5番パー5があり、最初はそこからの球かなと思いましたが、現在は外輪コースは閉鎖されているはずで、右隣からの球であるはずはありません。
左には、やはり閉鎖中の外輪の9番パー4のコースがありますが、使用はしていません。そのため、きっと前組をプレーしていたビジターの組の誰かが落とした球だとみんなが思ったのです。


我々が月例の1番スタートの組だったし、後続が間違えないようにと「拾っておきますね!」と同伴者に声をかけ、カート前方にある凹みに球を置いて自分のプレーに向かいました。
このときも後方からは何の声もかかっていません。距離にして160mほどなので、何か叫んだら聞こえるはずです。


2番のグリーンをホールアウトし、3番のティーに向かうとき、支配人の乗ったカートが近づき、「ロストボールを拾いませんでした?」と尋ねられます。
同伴者の男性が、「このボールを拾ったけど?」と球を示して支配人に渡しましたが、支配人は「後続の〇〇さんのフェアウェーに打った球がないと言っているので、確認に来ました。」と言います。


理事長杯を獲った女性も、「私たちがセカンド地点に行く前からその球はあり、私のティーショットの球がバンカーから出ていたと最初は喜んだくらいだから、後続組が打ち込むはずはない。」と主張しました。


実際は私がピックアップしたのですが、月例という競技中なので、安易にピックアップはできないため、周りをしっかり確認して、どこからも打たれたものでないと確信して拾い上げていたのです。


もし後続組が打ったのであれば、その方は70歳以上でゴールドティー使用なので、赤ティーに近く、我々の組がセカンド地点に到達する前にティーショットを打ったことになり、さすがにそんな危険なことをされるはずはないと思っていました。


前方150y以内の見通しの良いコース上にカートが止まっているのに、ティーショットを放ったのであれば、それ自体が危険行為であり、実際に我々より先に球はあったのです。

(2番はフロントティーからはそんなに距離がないミドルです。赤丸が赤ティーやゴールドティーがある場所で、✖辺りに球がありました。理事長杯を獲った女性の球は右のバンカーインでした。)


2番は、ほぼ真っすぐなパー4であり、バックティーからであってもセカンド地点は見えるし、ましてや前方のゴールドティーからはバンカーまで180yほどしかなく、我々のカートがセカンド地点に移動中に後続組がティーショットを打ったことになります。


カートにはナビが設置されていて、前組のカートまでの距離が表示されるため、ブラインドホールなどではその距離を見て打てるかという確認をします。


少なくとも、私は後方のティーを含めて確認もしたし、その球が後続組の球だとはその時は信じられませんでした。


しかし、昼食休憩中に後続の方が「打ち込んでしまい、失礼しました。」と謝りに来られたので、やはり我々の頭上を越えていった球なのかなと思いましたが、反面、そんなことが起きるのかなとも思いました。


同伴者もおかしいと不思議がりましたが、もしかすると、カート道路上で暫定球を打たれた方がクラブ選択をやっている最中に、誰もいないという思い込みでティーショットされたのかもしれません。


普段だったら、そんな危険なことはやるはずのない方だったので、さすがに自分で取り戻しに行くこともできず、支配人に連絡して球を取り返してもらったのでしょう。
普段だったら私がピックアップする際に、後方から「触るな!」とみんなで声をかけるはずですが、さすがに前組の頭上を越えるショットを打った後であったのなら、そう声を出す勇気もなかったのかもしれません。


確かに、左に打った男性が歩いて球の位置まで来るという時間があったため、我々はカートで少し待っていたのです。
その間に後続組のオナーがティーに着いて、よく確認もせずに「空いている」と勘違いしたのかもしれません。


そのため、後方から怒鳴ることもできず、さりとて自分で取り戻すこともできず、支配人に連絡したのでしょう。


当初は、我々の組全員が、「そんなはずはない!」と思いましたが、良く冷静に考えてみれば、同伴者の男性のプレーするまでに時間がかかり、左前方を確認しないまま後続組がティーショットしたのであれば、この不思議な出来事も理屈にあうようです。


その時は、同伴者と「時間軸の歪みが起こったのかな?」と話し合ったほどですが、そこにはさすがに前組の頭上を越えるようなショットを後続組が放つはずがないという思い込みが我々にあったためです。


不思議な出来事も、単なる老ゴルファーの視野の狭さと思い込みで起こった出来事であり、恥ずべきことをしたという本人の意識が、ピックアップした私への注意喚起ができなかったというのが真相のようです。