三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットのことを調べてみた

昨日の阿蘇大津GCのラウンドで、プロからグリーンの傾斜を読む方法を教えてもらいましたが、イマイチ理解できなかったので自分なりに調べてみました。


パターを立てて傾斜を読む方法を「プラムボブ」というのだそうです。元々は建築や測量において糸の先に円錐形の重りをつけて柱や壁などの鉛直を調べる方法のことを言い、プラム(plumb)は「鉛直」、ボブ(bob)は「重り」という意味です。


グリーン上のボールからカップまでの凡その傾斜の見当をつける方法のことで、この「凡そ」とあるように、「完全」というものではなく、ゴルファーによってはこの「プラムボブ」を否定されている方も少なくないとのことです。


役に立つかどうかは、やってみてから考えればよいと思い、やり方を調べてみました。
まず大事なのが、傾斜を読むパターのことを調べるというものです。


パターのシャフトを吊って調べますが、その吊ったパターのシャフトが垂直でない場合もあり、自分が使っているパターのシャフトの垂直になる方向を調べることが重要です。


パターヘッドにはいろんな形があり、重量バランスも異なるため、ヘッドの方向でシャフトが斜めになったりすることも多く、どちらの方向で見たときにシャフトが真っすぐかを調べます。
もちろん、平面的な真っすぐであり、実際はヘッドの重さでシャフト自体は斜めになっているのですが、計測するシャフトが見た目で垂直になるような方向を見つけるのです。

(懐中電灯の紐に長めの紐をつけてぶら下げて、建具が垂直かどうか確認しました。概ね垂直になっているようです。この建具の垂直の「線」を使って、パターシャフトが垂直になる方向を探しました。)

(左画像のようにパターフェースを左に向けるとシャフトは左に傾き、右画像のようにフェースを右に向けると右に傾きます。中央の画像のようにパターのフェースをラインに沿って吊り下げると、見た目のシャフトの線は垂直に近くなるようです。)


私が使っているパターはオデッセイの2ボールパターですが、シャフトのグリップ寄りの部分を親指と中指でつまんで吊ってみると、なるほどヘッドの方向で斜めに見えたりするようで、ヘッド上部の2つの白い〇を目標に向けると、シャフトが真っすぐに見えるような位置になります。


これで事前の準備はできました。あとは、計測するやり方です。


グリーン上ではボールとカップを結んだ線の後方に立ち、片目を閉じて、利き目(私の利き目は右です。)でパターシャフトの垂直線とボールを重ねます。
シャフトの左にカップがずれて見えたらフックライン、右にずれて見えたらスライスラインになるとのことです。


実際にやってみたら、私には上記の方法より次の方法が分かりやすいようでした。


① グリーン上のカップと球を結んだ線上に立つのは同じです。
  シャフトは右手の親指と人差し指でグリップの下のシャフト部分をつまみ、左手は   
  ヘッドを下から支えます。
② シャフトが垂直になる向きでカップと球を結んだ線に合わせます。
  つまりシャフトの線でカップと球を結ぶようにします。
③ シャフトを線に合わせた後に左手を離し、右手の親指と人差し指でつまんだ形で吊り  
  下げます。(重力でパターを吊り下げる形です。)
④ 手前の球がシャフトのどちらかに来るのかを確認します。
  球がシャフトの左に来たらそのラインはスライスラインで、球が右にきていたらその  
  ラインはフックラインになります。
⑤ 上りか下りもしくは平坦かを確認し、それに合わせて曲がり幅を予測します。
⑥ 曲がり幅の先に仮想カップを想定し、パットはその仮想カップを真っすぐ狙います。



この「プラムボブ」で得た情報をどう生かすかが重要なのですが、こればかりはゴルファーそれぞれになるようです。
打つ癖も違うし、ストロークのタッチも異なるし、グリーンの速度も違うため、一律にこうなるというものはないようです。


基本的に、球を起点にシャフトの方向が打ち出す方向になり、上りの場合はラインを浅めに、下りの場合は大きめに読むことだそうですが、私は調べたものとは真逆に思っていました。


下りの曲がるラインは曲がりをより浅めに読んでいて、上りは大きめに読んでいたのです。
この理由は、下りだと傾斜でタッチより多く転がるため、曲がろうとする力より先に進もうとする力が強いと思っていたためで、反対に上りの場合はカップ手前で球の動く力が弱まり、傾斜に負けると思っていたためです。


まだどちらが本当なのか、実際に試してみなければ分かりませんが、私がラインを読みすぎになるミスは、案外こうしたところに勘違いがあるのかもしれません。


次にせっかくだから、自分のパットの打ち方をスロービデオで撮影してみました。自分で見てみると、かなりパターヘッドがカット目に入っているようで、自分では真っすぐストロークしているつもりなのに、イメージと実際のギャップに驚いてしまいます。

(以前はよく練習していたパター練習マットを倉庫から出してきました。



これまでパターの打ち方などを改めて調べたことはなく、よく考えてみればもっともスコアに影響するクラブなのに、疎かにしている自分にいまさらながら気がつきました。


それというのも、パットはどんな打ち方でも入るものであり、いわゆる「パターに形無し」というように、ゴルファーそれぞれが自分の打ち方をしているためですが、実は共通する基本はありそうです。

(ショット同様にパターもかなりカット目に打っているようです。)

(ユーチューブがアップできず、画像にしてみましたが、いくつかも動画の一部が混じってしまい、よく分からなくなりました。それでもパターヘッドの軌道が最後はかなりアウト側に上がっているように見えます。)

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(後にYouTubeの貼り付けができたので、動画もアップしてみます。)


今回、自分のパットを動画で撮影してみて、自分が持ているイメージとは大きく違っていることに愕然としました。
よく一緒に回る「アプローチの達人」から「あなたはショットのようにパットも打っている」と言われていましたが、自分的にはここまでだったのかと思ったものです。


もっとも、実際は打った後に体が起き上がり、結果的にヘッドが上がって右に行ったように見えているだけなのでしょうが、、。


この辺りの形を気にしだすと、ショットの迷路にハマるようにパットの迷路にハマりそうなので、気にしないことにします。
要は「パットに形無し」と開き直り、「入れば勝ち」だということですが、入らないので今は「負け」なのです。