三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

プロは大変だ!アマでよかった!

先週の金曜日に阿蘇グランビリオでプロと一緒にラウンドしたことは日記に書いていて、その最後の(おまけ)として阿蘇グランビリオGC西コースの11番ホールのことを説明しています。

(コース図ではこんな感じです。)

(11番の全景。マップでは北が上なので、東西に横たわるホールになります。右下がティーイングエリアで左上がグリーンです。ピン位置は奥の左目でした。)


グーグルマップ上で、このホールの攻め方がプロと私とでは大きく違ったので、それぞれ書いてみました。

(プロのティーショットは池越えのショートカットルートでした。)

(私は池がかからないよう、右バンカーの左狙いで上手く打てました。)

(プロのセカンドはアイアンで狙えますが、グリーンまで池越えというプレッシャーがかかるショットになります。)

(私のセカンドは左奥のピン狙いだと池越えになりますが、実際は花道狙いで手前から転がしてオンさせる攻めでした。しかし奥に下っている2段グリーンという特徴から奥のバンカーに入ってしまいます。)


11番パー4はレギュラーティーから400yという左曲がりのミドルホールですが、コース左側に沿って池が配置され、その池がグリーンのすぐ左まで続いています。
その上、画像では微妙に分かりづらいのですが、セカンド地点からはグリーン手前に2か所も池が食い込んでいるように見え、左からでは転がっては乗らないと思えるホールです。


11番はインコースなのでHDCP2ですが、実質は西コースで一番の難易度だと私は思っていて、「ここはボギーで良し!」と思いながらプレーするようにしています。


私はティーショットを正面のバンカー目がけて打つようにし、一番右のバンカーには入る距離ですが、真ん中や左のバンカーまでは届かないため、右バンカーや傾斜地だと諦めて刻みを選択し、残り200y以内のセミラフやフェアウェーだったらU4やU6でグリーンを狙うことになります。
この辺りからは距離は残りますが、ドライバーショットは引っかけさえしなければ左の池越えにはならず、セカンドも花道から上手く転がればオンできるという計算です。


何回かティーショットを池越えで狙ったことはあり、成功すると残り距離は150yほどになりますが、必ずセカンドでも池越えルートで打つ必要があり、少しでもダフったりすれば即池ポチャになってしまうため、1打目も2打目も神経を使うショットになってしまいます。


その点、正面のバンカー狙いのショットは1打目は池にかからないルートになり、1打目が少しくらい引っ掛かるミスでもフェアウェーだし、スライスしても右のバンカーなどでは諦めて刻めばよいという考えなので、元からボギーを取るホールということもあり、気楽と言えば気楽です。


そうはいっても、池ポチャになるとダボ以上になるリスクが高く、安全にボギーでというのであればセカンドをしっかり刻んで3打目を確実に乗せることが間違いない攻めといえ、達人はこの攻めで寄せ1を狙って来られます。


この日は、プロはショートカットでドライバーを打ち、フェアウェーからアイアンでグリーンオンして2パットのパーでした。
私は右のフェアウェーからU6でトップ目に当たり、奥に傾斜しているグリーンで止まらずに奥のバンカーインでした。


左奥のピンだったので、バンカーショットは池方向に向かって打つことになり、かなりのプレッシャーでしたが、勇気を持って打ち、結果的には2mに付けましたがパーパットを左にわずかに外すボギーになりました。


終わってみれば、予定通りのボギーでしたが、内容は危険な攻めというもので、パーチャンスは作れましたが、場合によっては大叩きもあるかもという危なかっしいところでもありました。
しかし、プロの攻めに比べると格段に安全なルートでもあり、パーを取らなければ話にならないプロのスコアと、ボギーだったらOKというアマのスコアの差が大きく出たようです。


プロは1打目も2打目も危険を冒していますが、それはショット力があるから怪我をしないのであり、アマが同じような攻めを選択すると大きなしっぺ返しをうけるのが関の山なのです。


こうしてみると、プロのショット力に感心しますが、反対に言えば「プロは大変だな!」という気持ちが強いのです。
グーグルマップの画像をよく見てみれば、コース上はフェアウェーと言えども大小のコブが配置されているのが分かります。
つまり池の近くであれば、転げ方次第でフェアウェーヒットでも運が悪ければ池方向にキックすることもあり、大きなリスクを含むことになります。


そんなリスクを取ってもバーディーチャンスを作らなければならないプロのゴルフは、やはり大変だなと思ったことと併せて、アマチュアで良かったということが率直な感想です。