三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ピンを立ててのパット

昨日の阿蘇大津GCでのラウンドでは、17番の1m弱の短いパットを外してからスコアを崩しました。


昨年、プロとご一緒した際に「押すパット」を教えてもらい、その後はショートパットでは多用することで、苦手なショートパットの安定性に繋がっていました。
「押すパット」とはいっても本当に押すだけではルール違反になるため、バックスイングを最小限にして、フォローで球を転がすというイメージで打つものです。


阿蘇大津GCのグリーンは転がりが良いため、この押すパットは威力を発揮しますが、阿蘇赤水GCのグリーンのように遅めの場合は、効果が薄いことになります。
そのため、遅いグリーンは通常のストロークで、速めのグリーンでは押すパットでという使い分けをしていました。


ところが1月1日から新ルールが適用になり、パットの際にピンを立てたまま打ってもペナルティーが付かないようになりました。
ネットなどでの検証動画でも、ピンを立ててパットをする場合とこれまでのようにピンを抜いてパットを打つ場合とでは、圧倒的にピンを立てて打った方がカップインの確率が上がるようで、1月からのラウンドではピンを抜かないままパターを打つようにしています。


実際の感覚でも、ピンに当たればほぼ100%の確率でカップインし、危惧していたピンに跳ねられることは一度もありません。
下りの短いパットでは、ピンに当たれば良いと思ってしっかり打てるし、上りの場合はピンに当てようという意識が働き、やはりしっかり打てるような感覚です。


しかし、このため昨年までの「押すパット」を打たないようになっています。


「押すパット」は「ボギーなゴルフ」の鉄則である、カップまでの距離を打つパターの打ち方であり、最後の一転びでカップインする距離感で打つのです。
ピンに当てるためには、「押すパット」以上のヒット力が必要になり、遅めのグリーン同様に「打つパット」を心掛けていて、そのために以前のようにショートパットに苦しむケースに戻っています。


達人からの感想では、これまでカップまでの距離を打つ意識だったため、プロラインで距離を合わせて打っていたのに、タッチが強めになったものの以前のプロラインのままで打っているためカップ横を抜けてしまうケースが多いというものでした。


確かにこれまでは、まずどちらに曲がるか予想して、その曲がる頂点を目指してカップに届くくらいの距離感で打っていたものが、ピンを立てていることで強めにヒットしているのです。
真っすぐのラインだったら問題はないのですが、曲がるラインでもタッチが強めになっているため、曲がり切る前に抜けるケースが多く、達人からも「読み過ぎ!」とよく言われてしまいます。


昨日は最後の方では「押すパット」に戻そうとしましたが、そんな時に限って曲がりが強いホールになってしまい、今度はカップに届く前に切れてしまいます。
3m以上のパットは、カップ手前に切れても確実にタップできる距離合わせのパットは有効だと思っていますが、さすがに1mを外すと凹んでしまいます。


どんなにアプローチを1mに寄せても、入らなければアプローチをミスしてロングパットを寄せた結果と同じことになってしまいます。
いつも1mのパットを打つ際に、「これを入れないと寄せた意味がない」と呟きながら向かいますが、外した時のダメージはかなり大きいのです。


「ボギーなゴルフ」なので1mを外すボギーでも同じボギーであり、スコア的にはOKですが、「ボギーなゴルフ」の神髄は寄せ1のパーを無理しないで取れる場合はきっちりと拾って行くことなのです。


1mのパットの打ち方は、以前のように「押すパット」でピンに触る程度の転がりでカップインするか、それともラインを真っすぐ目にピンにしっかり当てて狙うか、どちらにするかその時の状況で決め、打つ前にしっかり頭にイメージを描いて取り組みたいと思っています。


ゴルフのスコアは、結局は最後のパットの結果次第だということです。外せば即1打のロスになり、そのロスは取り戻せないことになります。
しかし、所詮アマチュアのゴルフであり、1mのパットを外したからといって生活に響くものではないため、これからは1mのパットを楽しんで挑めるよう、考え方の転換も必要なようです。


明日も達人と阿蘇大津GCでのラウンドを予定しています。パットに気を付けながら、まず楽しむゴルフをしたいと思います。