三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

100切り出来ないゴルファーは考えない

 やっと朝夕は涼しくなり、夜は上に掛けるものが必要になりましたが、日中はまだエアコンが必須の状況です。


 テレビでは懲りもせず24時間テレビという無駄に時間を取る番組が放送中ですが、私はこの番組のなにか「お涙頂戴的」なコンセプトが嫌いで、普段は日テレ系にチャンネルを合わせることが多いのですが、昨日から地上波テレビはTBS系を中心に合わせています。


 それにしても、この24時間テレビにも過去に旧統一教会系が関わっているという記事がありましたが、政治家やマスコミにボランティアとして食い込み、影響力を高めようという戦略には文句を言わずに指令に黙々と従う信者がいればこそで、それを調べることもせず受け入れてしまう利用する側のモラルも問われるものです。
 

 さて、ゴルフではラウンド前に自分の目標スコアやベストスコア更新を願っているゴルファーは多いようです。


 100切りや90切りという目標を立てたラウンドで、めでたく目標を達成すると気持ちが晴れやかになりますが、反対に達成できないと「今日もダメだった。。。」と自己嫌悪に陥ることは私も含めて少なからずいるはずです。


           

 アベレージゴルファーのスコアメークのコツとしては、「ボギーが基準」(レベルによっては「ダボが基準」)という意識でラウンドすることだと思います。


 1人予約の同伴者にも、ボギーをしっかり取れているのに「今日はボギーばかり!」と嘆かれる方は多くみられ、そんなゴルファーに限っていったん崩れるとボギーさえも取れなくなってしまう傾向が高いものです。


 ゴルフは、パーという基準がありますが、このパーは「無難な」ショットをつなぎ、「無難な」パットでホールアウトする打数なのですが、この「無難な」という意味は周囲からミスとは見えないような本人の中でのミスというレベルになります。


 つまり、周囲の誰もがミスと分かるようなミスを犯すと、打数のロスが発生することになり、そのミスを取り戻すためには次打以降でリカバリーするしかなくなります。
 しかし、リカバリーしようと無理をすると、余計に罠にハマって大きなスコアロスに繋がることは、ゴルファーならだれでも経験しているはずです。


 無理をするからスコアを余計にロスするわけで、一つのホールで1つのミスが出た場合は、無理して取り戻さないように心がけることが重要になります。
 これは、誰でも頭では分かっているのですが、実際にラウンド中に実践するためには強い精神力が必要になることです。


 100切り前後のゴルファーは、自分の願望の元に次のプレーを選択しがちで、そこには自分の技術をベースにしての戦略はほぼ存在はしません。
 例えば、ティーショットでチョロってしまい、次打を長いクラブでグリーン傍までとの願望の元に振り回し、セカンドOBを打ったり、またチョロったりするケースは結構多いものです。


 終わってみれば、ボギーでは終われず、トリプルやダブルパーなどの大叩きに繋がるのは、自分の技術レベルを度外視した願望の元でのプレーを選択するからで、もしチョロった以降で確実にダボオンを狙っていたら、もしかしたらボギーで終わることもあったわけで、悪くともダボでは終えることができたはずです。


 100叩きのゴルファーと話をすると、誰でも特定のホールで無理をしたのが原因だったという分析はできますが、それを反省としてではなく未来に向かって生かせないことが、成長できない大きな理由です。


 それまでのボギーというスコアを大事にしないから、パーを獲ろうと欲張ってダボやトリプルを簡単に打ってしまうもので、叩いたホールの次以降のホールでも同様なスコアになりがちです。
 ゴルフは1つのナイスショットよりも、ミスの少ないショットを繋げることが重要で、280yのロングドライブより200yの確実なショットを打つ方がスコアメーク的には有効です。


 私がよく一緒にラウンドする「アプローチの達人」と呼ぶ73歳の老ゴルファーは、ドライバーの飛距離は200y未満であり、飛距離が出るゴルファーではありません。
 ミスショットしないかというと、そうではなく、よく「アッ!」という声が聞こえてきますが、そのミスがミスにならないものです。
 つまり少々のミスショット程度では致命的なミスになりにくく、その理由は「飛距離が出ない」ことに尽きます。

(コースには幅があり、「飛ぶ=危険」というもので、この図のように飛距離が出ればリスクが高まることは理解できるはずです)


 達人のゴルフは「手前から」というゴルフの鉄則を徹底していますが、それはグリーンオーバーするような飛距離がないという意味でもあり、ウッド系のクラブで手前から転がりオンするケースが圧倒的になります。


 100切りできないゴルファーは、ロングドライブを打つことだけを練習し、280yショットを打てるようになると、スコアアップすると勘違いしています。
 ゴルフ関連のマスコミなどが、「ドローで飛距離アップしてスコアもアップ」という間違った認識を与えていることが元凶ですが、実際はそこそこの当たりでそこそこの飛距離であれば、パープレーは可能なもので達人の例を挙げれば十分に分かるものです。


 我々はプロではないし、プロのような技術を持っていない我々はアマチュアだと割り切り、アマチュアのゴルフに徹することが結局はスコアメークに繋がります。


 プロのようなショットが打てるならプロになれるけど、自分はアマチュアだからプロのように打てなくてもOKと思えば、ドライバーの飛距離アップだけに拘らなくなります。


 スコアメークを求めるなら、要は考え方を変えるべきで、テレビで見るプロのゴルフがゴルフだと考えていれば、いつまで経っても目標スコアの達成などマグレでなければ辿り着かないと断言できると私は思っています。