三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

立て直しが効かないままの敗戦

30分ほどのインターバルを取っての後半のスタートです。相手はそのまま行こうと主張しましたが、スタート室が他の客が入っているので無理ですと言われ、少しだけ頭を冷やす時間が取れました。


改めて3ダウンを確認し、自分の感覚の中では5ダウンかなと思ったくらいでまだ戦えると自分に言い聞かせます。
相手のセカンドのウッドが素晴らしく、方向性や距離もよく合っていますが、HC18だったらいつかはミスがあるだろうから、これまで同様ボギーオン狙いで相手のミス待ちで行こうと考えました。


しかし、これが実際は甘い考えでした。


1番パー4は、相手も自分もナイスショットしますが、いつも先に相手から乗せられプレッシャーをかけられます。
ここは相手がバンカーに入れたので、チャンスと思ってグリーンを狙ったのが見事にダフり、なんと一本木の下の長いラフの中に入ってしまいます。
無理して打っても結果は期待できないと、相手のバンカーショットのミスを期待してアンプレにし、4打目をカップ手前1mにナイスオンしました。
しかし相手のバンカーショットは上手く出てパーパットは外れましたがOKを出します。
また外すと負けのプレッシャーの中、1mを決めきれず、4ダウンになりました。
今日の展開はずっとこんな感じです。


2番パー4では、相手が3打目をダフり再度のアプローチもオーバーした後、OKを出され「えっ?」って感じの勝ちになります。
たぶん、奥からのアプローチをダフったみたいですが、見ていなかったのであっさり勝ちになり拍子抜けしました。
こんな勝ちは勢いづけにはならないのですが3アップに戻ります。


3番パー3では相手は右バンカー、私は左バンカーでした。相手のバンカーショットは先に5mの下りを残し、私のバンカーショットは1mに付けました。
この下りのパーパットを先に決められます。
これでまたプレッシャーの中での1mはどうにか入れ分けになりましたが、苦しい展開は続きます。


4番パー5はハンディを与えるホールです。ここも寄せ1のアプローチがダフるのを恐れ大きく奥まで打ってしまいます。
パターで1mに寄せ、相手は奥に外し結局ダボを叩きましたが、またプレッシャーの中の1mを外し、ダボとダボでハンディ負けになりました。
冷静に対処すれば問題ないのに、もう気持ちが付いていきません。


5番パー4はラッキーホールのはずでしたが、セカンドをダフり、お互いボギーとなり分けました。
アイアンがダフってばかりで4ダウンですが、この辺りではかなりやる気を失っています。


6番パー4はここも相手が残り210yを先にウッドで左目に打ちます。もしかしたら傾斜下に落ちているかもと思い、6Iで手前に安全に刻みました。
グリーンに行ってみると相手は見事に2オンし、私の球はグリーン手前でした。ここはどうにかアプローチで寄せ、パーゲットでしたが相手はOKパーでもうダメだという意識しか沸いてきませんでした。


7番パー3は相手はバンカーでしたが、私はダフってショートしました。しっかり打ったセカンドは傾斜でバックし、相手はバンカーショットを上手くピン方向に打たれます。
私のパットは1mに付きましたが、相手のパーパットが外れOKした後、またプレッシャーの中のパットは外し、これで5ダウンになりました。
ずっとプレッシャーの中でのパットを外し続けると、入る気がしないのです。


8番パー4も先に相手がウッドで打たれます。6番と同じブラインドホールで、もしかしたらバンカーかなと思い、ここも6Iで手前に刻もうと打ったらまたダフってしまいます。
3打目地点に行くとグリーンが見え、相手の球はナイスオンしていました。
どうにか乗せてプレッシャーをかけようとした三打目はピンの下1m弱にナイスオンし、どうにか分けになるかなと思ったら、相手のパットは下りのフックラインを転がりカップインしてしまいました。
バーディーではどうしようもありません。6ダウンになります。


9番パー5は、相手の球は右のOBすれすれでしたが左にキックして助かります。
セカンドをスプーンでひっぱたきフェアウェーのようです。
私は前の木がスタイミーになるところで、上手くUTでフックをかけこれも同じようなフェアウェーでした。
先に相手が手前にショートしたので、大きめのクラブでグリーンを狙いましたが右に外します。
先に相手がアプローチすると、なんと直接カップインしバーディでした。同じようにカップインを狙ったPWでのアプローチは上手く打てましたが、カップの左に止まり、ナイスアプローチのはずがこのホール負けになりました。


もう相手のプレーは神がかり的になっています。7ダウンで、あとはどこまでホールを進められるかという状況です。


10番パー4は相手が右の凹みに打ち込みましたが、ここは攻めるしかなくフェアウェー中央にナイスショットしました。
相手は当然刻みます。
私はUTで池ポチャの危険を冒しての2オン狙いでしたが、わずかにショートし、アプローチも2m残しになります。
相手の3打目はピンに向かい、先にパーパットを打って外されます。
入れると1つ返せると思ってのパットは無情にも左を抜け、分けになりました。
相手はミスし、自分は危険を冒しても結果が一緒というのは凹みます。
ここでもう今日は勝てないと諦めてしまいます。


11番パー3は6Iでいつものように花道狙いでしたが、わずかに風に負け手前のバンカーでした。
相手はきっちり狙いどおりの花道で、先にアプローチを1mに付けられます。
私のバンカーショットは3mにしか付かず、気落ちしたパーパットはダフってしまいショートしてしまいます。
もうOKしようかなと思いましたが、パーパットを打ってもらい、見事に沈められ、「負けました」と帽子を脱ぎ握手を求めました。


結果は7ホール残して8ダウンという8アンド7の大差での負けです。
当初の作戦通りに進めましたが、最初はどうにかなりそうだったのに、途中から相手のセカンドショットがことごとくパーオンし始め、先にOKを出し自分がプレッシャーのかかるパットを打つという展開が続いてしまい、結果的にその短いパットを外し始めることでリードをされていきました。


HC18という数字に惑わされ、そんなにパーは取る展開にはならないだろうという予想を見事に覆した相手の方が一枚も二枚も上でした。
ときどきは大きなミスをされますが、ハーフで1回程度でそれ以外はローハンディと思うようなショットの安定性です。


ドライバーショットはほとんど勝っていたので、先にセカンドを打たれ、後手後手になったことが誤算でした。
本人は今日はことごとくうまくいったと仰っていましたが、そういうショットを打てることは実力がある証拠だと思います。


終わった後、クラブの重鎮と会社から責任者そして支配人、ルール委員会の会長の元クラチャンの6人で軽い会食をしながらの表彰式がありました。
15年前に前身のキャプテン杯を獲った時とは大違いの待遇で、準優勝にも豪華な盾をくれました。
予選通過者には、それ専用のネームタグを作ってくれるとのことです。
賞金もJCBギフトカード7千円分をくれて、15年前には何もなかったのにと思ってしまいました。


15年前はトロフィーを持っての記念撮影だけで、その頃のクラブ報に載った程度で、レストランの壁にも名前は載らなかったのに、今回は優勝者だけは特別のプレートを作成して1年間飾るそうです。
それを聞いて、もう少し頑張ればと思いましたが、もう後の祭りでした。


敗因は、前半のラウンドのインで勝つような展開がなく、ずるずると取られたことです。
しかし実際は3アップだったので、まだ後半で巻き返すチャンスもいくつかあったのに、1番で短いパットを外し苦しくなっていきました。
そして相手の神がかり的なショットが出始め、パットも決められるという展開になり、自分の中で諦めてしまったことです。
最後まで、相手を苦しめようとできなかったことが、残念といえば残念です。


次は5月にある理事長杯ですが、その前に月例やシニア会があり、それで好スコアを出して、理事長杯にはもっと少ないHCで堂々と予選通過を果たしたいと思います。