今日もアイアンが当たらない

2024/02/16 14:49

　今日は「アプローチの達人」が押さえた阿蘇ハイランドの早朝枠に私を同伴者登録してあったため、いつものように暗い中を阿蘇に向かいました。

　ゴルフ場に曲がる際に先に一台の車が右折して行き、珍しく達人が私よりも先に到着していましたが、その理由は今朝のスタートが2番目だったためフロント係に先に出れるように依頼してあったものの、トップが年寄組だったため早目に来たということのようです。

　達人の予想通り、年寄り3人組でしたが我々のすぐ後に到着していて、チェックインでは私は出遅れてしまいます。

（今朝は雲が低く垂れこめ雨になりそうな感じでしたが、幸い雨には降られませんでした）

　年取り3人組は一人がおばさんで、達人が事前に先に出させてくださいと依頼し了解を得ていたようですが、私がバッグを積んでいるとおばさんが近寄って来て「OKパットするよね？」と訳の分からないことを言ってきたので、私が怪訝な顔をすると「先を譲ったけど、グリーン上でモタモタされると困るから」と初見の相手に失礼だと思えるようなことを言われたので「我々はハーフ1時間で回るけどそれより早いなら先にどうぞ」と答えました。

　すると「順番は先に出て構わないけど、OKの距離を時間をかけて打つ人が多いから」と言い出し、きっと我々同様にせっかちな年寄りたちだなと思ってしまいます。

　今日は金曜なのでインスタートかなと思っていましたが、10時から停電になるということでアウトスタートになっていて、どおりで予約の際に当初は予約枠が全くなく先週になってやっといくつか枠が出ていたので、慌てて達人が予約を入れていたのです。

　まだ薄暗い7時前に先に1番ティーに着きましたが、準備運動をしていると案の定、年寄り3人組がやって来て、なぜか男性2人が白ティーに立ち、1人がティー外にティーアップして打ってしまいます。

　パット練習中の達人の方に振り返り「先じゃないの？」と言うと達人も戸惑った様子でしたが、どうやら練習球を打ったようで、その後は私が近づくとティーを開けてくれました。

　そのとき、3人で1番の後方に見える外輪山の灯りについて「何だろう？」と話していたので、私が「あれは携帯の基地局がありそこからの光です」と教えると、やっと気持ちが通じ合えたのか、おばさんから「それじゃあそこまでかっ飛ばしてください」と冷やかされ、私が「そんなことを言われたら力みますよ」と笑顔で答えて雰囲気がよくなりました。

　ただ既に3人組はスタンバイしているので、まだ球の落下地点は見えない曇空の夜明け前でしたが、私が「行きます」と達人に声を変え、3人が囲んだ白ティーからティーオフしました。
　幸い、ティーショットは右目からコースの傾斜でグリーン方向に跳ねましたが、見ていたおばちゃんは「ナイスショット。少し左目に飛んだけど」と逆じゃ？というコメントを発していましたが、そこは無視して「お先に失礼します」と声をかけてスタートしました。

　今日は雨上がりのためかコース内のカート乗り入れが不可になっていて、達人も用意が済んでいない中を私がティーオフしたためか、1番からバタバタしていて珍しくボギー先行になってしまいます。

　我々がホールアウトして2番に向かう際には、3人組もスタートまで20分以上はあるのにすでにセカンド地点にカートが止まっていて、やはりせっかちなことが分かり、2番から達人も私も気持ちが急ぐラウンドになってしまいます。

　とりあえず、間に1ホールは空けたいという思いですが、3人組は年寄りにしては予想外に進行が早く、我々が9番を終えて10番に向かう際にはすでに6番をプレー中で、ペースとしてはハーフを1時間半弱では回れそうな速さでした。

　今日もセカンドのアイアンが当たらずでしたが、幸いなことにパットが入ったので内容は良くないけどスコアはそこそこに纏まります。

　前半、1番・5番・7番とあったバーディーチャンスは悉く決まらなかったけど、微妙な2mほどの距離のパーパットは決まったので、大きくスコアは崩れませんでした。
　後半も、10番などフェアウェーからのセカンドをトップして奥の小山のラフに打ち込み、ボギー以上を覚悟しましたが、3mほどのパーパットが決まります。

　13番パー4でも残り100yをトップして奥に打ちこみ、ここは2mを右に外してやはりいつものペースだなと思い、続く14番も寄せを失敗し4mのパーパットも決まらなかったので普段の通りだと思っていました。

　ところが17番パー3でピンは中央のやや左に対し、横長の右ギリギリにオンして、下って上る20mほどのバーディーパットが「寄れば御の字」という気持ちで打ったらラインに乗ってカップインしてしまいます。
　続く18番でも左に1ペナを打ち、4打目をグリーン中央の木に当て、残り50yをクラブを取り換えにカートまで戻る元気がなく、持っていた7鉄で打ってエッジにショートしましたが、パターで左奥のピンへの13mほどが直接入ってしまうミラクルボギーで奇跡が連続で起こってしまいます。

　結局、運頼みの内容だったわけで、それでもパットが決まればスコアは纏まるものです。達人も最後は呆れていて、それは私も同じできっと運を使い果たしたのかもしれませんが、偶にはそんな日もないといつも逆の光景を見せられているのでやっておれないというのが正直な気持ちです。