三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

何のための高性能?

 今日も熊本は晴ですが、かなり薄雲が広がる天気です。ゴルフ日和だとは思うものの、今日予定していた初打ちは私の体調不良で「アプローチの達人」に連絡してキャンセルさせてもらっています。


 さて、パソコンについて知識を深めるために最近はYouTubeの関連動画をよく見ていますが、その中には高価な部品を当たり前のように使って動画配信しているYouTuberが多く見かけられるようになりました。


 1台だけならまだしも、2台3台と自作風のパソコンに最新グラボを差し替えて以前の製品とのスペック比較などする動画が多く、単にYouTuberとして稼いでいるから購入費用に事欠かないのでしょうが、グラボ1基だけで普通に性能が良いノートパソコンが買えることが分かっていると、なんのためにそこまで高性能を求めるの?という疑問が湧いてしまいます。


 性能の指標として各種ベンチマークテストの数値があり、CPUに関しては過去の物から最新のものまでその数値が公表されていて、自分のパソコンのCPUの立ち位置がどの辺りにあるかは分かります。


 ちなみに私の持っているパソコン達のCPUのベンチマークテストの数値は


  富士通ノートパソコン  core 2 duo P8700が「975」
  NECノートパソコン   core i7 2630QMが 「3557」
  AMDノートパソコン   Ryzen 4500Uが「10986」
  BTOパソコン      core i5 13400Fが 「25118」

(左が年賀状作成用の富士通パソコンで右がブログ書き用のNECパソコン。ノートパソコンは機動性が売りですが、私はいろんな場所に置いてその都度使うようにしています)

(左が寝る際にYouTubeを見るAMDパソコンで、右がBTOパソコン)


 となっていて、最低のスコアと最高のスコアでは約25倍の性能差があることになりますが、YouTube視聴やブログ更新などの私の使用用途では、その性能差は全くといってよいほど感じられません。
 もちろん、遅いHDDをSSDに換装などはしていますが、一時お蔵入りしていた富士通パソコンを年賀状ソフトを入れて使ったことから、また普段使いとしてYouTube視聴などに使い始めていて、不便さなど感じていません。


 YouTubeの動画でよく見るべンチマークの定番が各ゲーム会社が出しているもので、要はそのゲームを遊ぶ際に求められるパソコンの要件を実際にゲーム画面で動かして確認するもので、そのスコアによって「快適」だとか「普通」「やや重い」などの判定が出てきます。
 もし私のパソコンでゲームのベンチマークテストをすれば、使えないパソコンという烙印を押されるのでしょうが、幸か不幸か私はゲームをしないのです。


 結局、高性能を求める人たちはゲーマーなのかなと思ってしまいますが、そんなにゲームをするだけのために個人で投資をしているのでしょうか?
 確かにゲームといっても最近はオリンピック種目にもなりそうなこともあり、一時期はYouTuberが子どもの将来なりたい職業1位になったりしていましたが、現在はプロゲーマーという道もあり、そうしたジャンルではパソコンの性能が結果に即影響することは理解できます。


 ただ一流になるのは所詮限られた人たちだけで、才能と努力が必要なのはゲームの世界でも同様だと思います。
 こうした図式を視ていると、まるでプロにも上級者にもなれないアベレージゴルファー向けに、クラブやボールなどに拘り高価なものを買いそろえると、憧れのプロと同様な結果が得られるようなイメージを植え付け、その結果、販売促進に繋げる商法と同じなのかもしれないと思ってしまいました。


 つまり商売をする側は、何もしなければ生活必需品ではないため売れないけど、YouTubeで煽って「高性能(高価)なものを使うと夢が叶う」という図式を作り出し、「高価なもの」がゲームではパソコン一式であり、ゴルフではクラブなどの道具だということです。


 現にこうした最新のものを紹介するYouTuberの何人かは、正直にパソコンショップからの提供品だとコメントしていて、私は「だろうね」という感想を持ってしまいます。


 人は、成熟した社会で上にのし上がることは自分の力だけではどうにもならないことが分かっていますが、まだ未成熟の分野では自分にも成功するチャンスがあるかもと期待してしまいます。
 こうした心理を上手く使った商法なのでしょうが、私のように15年前のノートパソコンでも今年買ったパソコンでもその差を感じないレベルの者には、無駄な煽り商法だということです。


 とはいっても、昨年もパソコン購入等でかなり出費したし、今年からもその出費が続きそうなので、上得意客にはならないものの少なくとも雑魚客の1人にはなってしまったのでしょう。