三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

飛距離規制は一般アマチュアには関係ない

 今日は木曜日なので、いつも同伴者になる「アプローチの達人」は菊池CCのシニアコンペに参加するため、阿蘇ハイランドの早朝は予定が入っておらず私のラウンドはお休みです。
 日中の天気は曇りで、夕方頃から雨になる予報ですが、明日の阿蘇ハイランドの早朝ラウンドは今のところ曇りの予報なので、大丈夫そうです。


 さて、12月6日にR&A(全英ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)は、「飛ばないボールの規制」を正式に発表しました。
 この規制は2028年1月から施行される予定ですが、2030年1月までの2年間は移行期間となり、現在のボールの使用も認められるようです


 ある記事によると、この規制はヘッドスピードが速い男子プロなどには飛距離低下が15yほどありますが、一般的アマチュアゴルファーにはほとんど飛距離低下の影響はないということです。
 しかし、ただでさえ1yでも飛距離を出そうとドライバーを頻繁に買い替えるアベレージゴルファーにとって、影響が少ないといっても「飛ばなくなる」という規制は大きなインパクトがあるはずです。


(無理して距離のあるティーを使わなくても、自分に合ったティーからプレーする方が楽しめると私は思っています)

(トラブった際は、グリーンのどこでもよいからオンさせることが最優先です)

(パットは入ればラッキーな程度で、まず3パットしないことを第一に考えて挑みます)


 ただよく考えてみれば、一般的なアベレージゴルファーがどれだけ飛距離をコントロールできているかという基本的な問題があるわけで、10yも20yも飛距離のバラツキがあるゴルファーにとって「飛距離規制」から受ける影響より正しく1y刻みに打てないことのほうが影響は大きいはずです。


 ゴルフはターゲットゲームなので、距離を合わせることが実は一番重要なことで、特にグリーンを狙うアイアンショットはできれば飛距離の誤差は最小限にしておきたいものです。
 ところがアベレージゴルファーは、例えば100yの距離を打ってきちんと100y飛ばすことさえ難しいもので、100yなのに110y飛んだり逆に80yしか飛ばないことはざらにある現象です。


 練習場では100yの目標に例え80%の確率で打てたとしても、実際のコースでは傾斜・風・心理状態などで確率はかなり下がってしまうことは当然なのです。


 最近はレーザーを使った距離計を使うアベレージゴルファーも多くなりましたが、一生懸命に時間を使ってピンまでの距離を1y単位で計測しているのに、肝心の腕前がその距離を打てないレベルということが多く、だったら精度の高い距離計を使っても無駄なんじゃというものです。


 無駄なことをするからスロープレーになるもので、私はレーザー距離計を使う同伴者は40秒という時間内にプレーしているなら文句は言えませんが、ほとんどが無駄に40秒以上の時間を使っているように感じています。


 球の位置に行って距離計で計測するのに10数秒、そこからクラブを取りに戻ってまた球の位置に行くのに10数秒で30秒は簡単に使ってしまいます。
 こうしたゴルファーは1y刻みどころか満足なショットも打てないことが多く、チョロったりダフったりして、また距離計で計測し直すという呆れた動きをよく見てしまいます。


 そういう私もアイアンショットの前後左右の誤差は大きいのですが、よく考えればグリーンは中心から半径10y以上の大きさがあることは多く、前後左右のショット誤差は20y程度は許容範囲なのがゴルフなのです。


 グリーンを狙う際はある程度の誤差は大丈夫だという意識を持っているほうが結果は得られやすく、逆にピンデッドにという自分のレベルでは高すぎる目標設定にしていると結果を気にしてミスショットが出やすいのは、ゴルファーだったら「あるある」なことです。


 ゴルフはマン振りするのは誰でもできるけど、距離をコントロールするのが難しいゲームです。
 球の飛距離性能を落としたほうが、最後の距離合わせでは誤差が小さくなるため、球の飛距離規制は、スコアメークには案外メリットが多いのかもしれません。