三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

最近よく見ているYouTube動画

 今日の熊本は朝から蒸し暑く、気温は7時半頃に26℃ほどですが不快指数が高いように感じています。
 私はゴルフに行くときは朝4時起きですが、そうでない場合は7時過ぎまで寝ていて、今朝も姉が掃除機をかける音で目覚めました。
 普段は2階の部屋はなかなか掃除をする機会がありませんが、姉は毎朝のように掃除機をかけてくれるので、普段よりスッキリとした廊下や階段になっています。


 さて、私はラウンドに行かない日はほぼYouTube動画を視聴していますが、最近見つけてチャンネル登録した動画に「科学的根拠と共にさっさと上達する」と銘打った「TASKGOLF」というものがあります。


 この動画は北海道在住のゴルファーである「北の武器商人」さんが自らのブログの中で紹介されていることから知りましたが、正直なところ当初は意味不明な横文字を使っての説明にチンプンカンプンで、巷の迷えるゴルファーを余計に惑わす動画だと思っていました。

https://www.youtube.com/watch?v=-0UNJAXfv_c 動画の中でクラブの設計に沿った打ち方を解説されています)


 私はゴルフ関連動画はよく視るものの、チャンネル登録までしたのはこのゴルフ動画が2つ目になりますが、その最初に登録したゴルフ動画は当初はアベ90台のゴルファーが工夫して80台のスコアになった動画で、誰でも工夫・考え方次第で80台のスコアは出せることに共感したためです。
 しかし、この方は最近になってなんとレッスンプロに転向してしまい、一気に共感する気分が失せてチャンネル登録も切ってしまいました。


 ちなみにゴルフプロというと何か特別な資格が必要だと勘違いしている人が多いのですが、プロには誰でもなれます。
 ゴルフ規則にはアマチュア資格の要件だけしか規定がなく、要はアマ資格を無くすようなことをしたゴルファーはアマではなく=プロになるという仕組みです。
 もっとも「プロゴルファー=ゴルフでお金を稼ぐ人」という定義にすればアマ資格を無くしてもゴルフでお金は稼げないためプロゴルファーと呼べないかもしれませんが、最近はYouTubeのレッスン動画で視聴者数を獲得して収益を上げていれば立派なプロゴルファーだと言えるものです。


 ちなみに「ティーチングプロ」という呼称はJPGAが登録商標しているため、JPGAが実施している「プロテスト」に合格しJPGAに入会した者しか名乗れません。
 なお、USGTFも「USGTFティーチングプロ®」として商標登録をしているため、HPなどにはこの表記が使われているようです。


 巷の「結果にコミット」しているライ〇ップゴルフの指導者には、このティーチングプロ資格は特に必要ないため「インストラクター」などの呼称が使われているし、ゴルフ練習場にいるプロでも「レッスンプロ」などの呼称を使っている人はティーチングプロ資格を持っていない人なのかもしれません。


 もっともプロ資格が無ければレッスンが出来ない訳でもなく、ライ〇ップゴルフの指導者募集の要件を見ると「ゴルフが好きな方」だけであり、会社が指導者として養成するため、レッスン生は個人ではなく会社のブランドイメージにお金を払うことになります。


 そのため、個人で自称プロを表明してレッスンしようにも、よほど有名なアマチュアゴルファーでなければレッスン生はどんな人か分からないような相手にお金を払ってまで教わりたくはないと思うはずで、一種の肩書=「信用」がJPGAのティーチングプロという名称になるもので、他団体のUSGTFも同様だということです。


 私が最初にチャンネル登録した人がプロ資格を取ったのもこのUSGTFであり、その資格取得までの道程はJPGAの「ティーチングプロ」のような普通のゴルファーではかなり困難なレベルではなく、このYouTuberのように80台のゴルファーでも十分に資格取得が可能なレベルなのです。


 ちなみにUSGTFJAPANのHPを見ると49歳以下の男性の合格スコアは2ラウンド166ストロークまでとなっていて、1ラウンド平均83のスコアで合格できるレベルですが、レッスンはあくまで「教える」能力が重要であり、正しい内容をレッスン生に分かりやすく教えてくれる能力があれば、そのインストラクターのゴルフスコアが良い悪いは関係がないはずです。


 全盛期のタイガーウッズの先生はブッチ・ハーモンですが、彼もPGAツアーに2年間在籍していたプロではあったものの優勝はサテライトツアーでの1勝に終わったような無名のプロでした。
 つまり、この図式からも「『ゴルフが上手い=教える能力がある』ではない」ということが分かります。


 私がチャンネル登録していたYouTuberがどんな理由でアマチュア資格を無くす道を選んだのかは分かりませんが、「YouTubeからの収益=アマ資格に抵触」ということになったのかもしれず、だったら堂々とプロとして収益を得る道を選んだのかもしれません。


 話がかなり脱線してしまいましたが、元に戻すと「TASKGOLF」は科学(物理)に基づきクラブの動きなどを説明しているもので、クラブを引いて使うなどアマチュアが勘違いやすい部分を独特の用語を使って説明されるため、意味を理解するためにはまずその用語が何を意味しているかを知っておいた方が理解が早いと感じました。


 α・β・γなどの力の向きや面白い表現の「第一振り子おじさん」「第二振り子おじさん」など最初に聞いたときはなんのこっちゃ?と思ったものです。
 この「TASKGOLF」ではゴルフクラブの特性に注目して正しいスイング方法を指導していくレッスンで、確かに以前に受けていたレッスンでもクラブシャフトの撓りに注目したスイング方法を教わったことがありますが、正直その頃はあまり興味を持てなかった部分です。

(私のスイング。私はインパクトでは「押す」イメージを持っていますが、「引く」イメージに変えてみようかなと思っています。ただハンドファーストで当てていれば、「引く」という定義で見れば引いているのかもしれません)


 加齢により飛距離の低下が徐々に表れてくると、体力の増強は大変なので道具に頼るしかなく、だったらクラブの取説を知ってスイングを取説に合致したものに変えればよいのではと考えていて、その中で見つけたレッスン動画になるのです。
 もっとも動画の中で指導者は私と近い世代の方のようですが、スイングを直した当初は100叩くこともあったと言っていて、元々70台のスコアのゴルファーでも一度自分を壊さなければいけないことは分かっていて、果たして私にその勇気があるのかといえば微妙なところです。


 私は、結果が出ていればその過程はどうでも良いという考えで、それは私のスイングフォームが独特なことも理由にあるのですが、来年には70歳になるためできれば飛距離を維持もしくは伸ばしたいと思っているからで、道具にあったスイング理論には興味があるのです。


 今でも「当たれば」という前提ですが飛距離はランも含めて250y近くは出ていますが、もっと効率的な打ち方はあるはずと思っていて、しばらくこの動画を見て研究してみようと思います。