三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ショットもパットも打つのは難しい

 今日は9月9日と早くも明日から9月中旬になる土曜日ですが、朝夕はかなり過ごしやすくなったものの、日中は11時前には30℃越えとなっていて、残暑は厳しいようです。


 今週は、火曜日に私の健診のためにラウンドはお休みしましたが、当初は5連チャンの予定だったもので、来週も月曜日から3連チャンの予定にしていて、以前のようにラウンド回数が多くなってきました。


 さて初心者やアベレージゴルファーは、ショットはミスショットしてしまうものと分かっていますが、グリーン上のパットについてヒットミスしていることに案外と気付いていません。


 例えばドライバーショットはスライスが酷かったりフックが酷かったりして悩みますし、アイアンショットもダフッたりトップ・チョロは誰でも起こり得るミスになり、だからこそ巷の打ちっ放し練習場が混雑するのです。


 もし、ゴルフとは儘ならないショットと比較的安定したショートゲームでスコアを組み立てるゲームだと理解できたら、それで初めて上達への入り口に辿り着いたということですが、なぜかアベレージゴルファーはショットを正確に飛ばすことができればすぐにスコアアップに繋がると勘違いしてしまいます。


 その勘違いは、高価なドライバーを売りつけるためにメーカーが作ったキャッチコピーの嘘に毒されているためで、「究極のロースピンドライバー」「飛びの進化系」「60台からの飛距離革命」など飛距離性能を煽った売り方に一般的なアマチュアは騙されてしまうからです。


 しかし、ショットを上手く打てないと嘆く者が、なぜかパットでそう思わないようで、それどころか実際にパターフェースに正しく当たっていないのに、パットではそのミスにさえ気づけないのが実際です。

(スタンスとスイングはカップに正しく向いているのに、肝心のパターフェースが開いて当たっているので、結果は球がカップ方向へは転がりません)

(上の画像を左右反転してみると、フェースの開きがより分かりやすいかもしれません)


 私はショットが正しく打てないのにパットは打てていると勘違いしているアマチュアに問うてみたいのです。
 「あなたはパットを正しくヒットしていますか?」と。


 ショットでのミスははっきり曲がる軌道が見えるし、手応えでもある程度ミスは分かるものです。
 傍目には真っすぐ飛んで「ナイショ~!」と褒められても、「少し擦った」とか「今のは芯を外した」とかいう声が同伴者からよく聞こえて来ますが、会心のショットではなかったのに真っすぐ飛んでいれば誰でも「ナイショ~!」と言ってしまいがちです。


 それと同様に、パットでは少々の擦り球や芯を外してもそこそこ転がるもので、傍目にはヒットミスは分かりにくく打った本人でさえもカップに入るか入らないかだけに気が向き、正しいヒットかどうかまで気が回わらない傾向が高いようです。


 実際は、パットもショット同様にスライスしたりフックしたりするもので、ショットと違う点はパットではミスヒットは転がりが悪くなることで芝の抵抗や傾斜に影響を受けやすくなり結果として微妙に曲がってしまうことです。


 例として、正しくパターの芯でヒットして3mを転がるタッチだとすると、芯を外せば3mは転がらなくなり、カップ手前の芝目や傾斜で微妙に曲がってしまいます。
 つまり、ショット同様にクラブ(パター)の芯で正しくヒットしないと球は曲がってしまうのです。


 カップまで3mの距離のパットが入らない理由は
  ① ラインが違った
  ② タッチが弱かった(届かない)
  ③ タッチが強くて蹴られた
ですが、①のライン違いはタッチの強弱でも変わってくるものです。
 タッチが弱ければ、カップに届く距離でもカップ手前で曲がってしまいます。


 つまり、カップインを目指すには、正しいラインを正しくヒットして初めて入るもので、いつもヒットミスして芯で打てていないのに、たまたま芯に当たってしまうととんでもなくオーバーすることになります。


 「アプローチの達人」はパットを外した際はホールアウト後にグリーン上で打ち直し、そもそも読んだラインが違っていたのかラインは合っていたのに打ち方が悪かったのか確認する様子が見られますが、それはそれ以降のライン読みに効果的な方法です。


 対して私は右に外すと次は左を狙いすぎますが、これはスライスラインを綺麗に芯でヒットしなかったから大きく曲がるもので、もし綺麗に当たっていればそこまで曲がるものではないのに、次の機会では「右に曲がった」ことだけを覚えているので、左を大きく狙ってしまうのです。

(スライスラインは過去の経験から分かっているが、その曲がり幅が分かっていない。この黄色い線が実際の曲がり幅になる)

(過去に右に大きく曲がった記憶だけあるから、実際よりラインを厚めに打っている)

(結局はスライスだけど、予想より曲がりが小さく、次はこの距離が残っている)


 実際はヒットミスで右に切れることが多いのに、自分のミスを棚に上げて全て傾斜の仕業だと思うからパットが上手くないわけで、1打毎に自分のヒットミスなのかライン読みの間違いなのかを検証すべきなのでしょう。


 私はどうしても球を追いかけてしまう悪癖があるため、スライスラインの場合は余計に右に曲がるパットになりがちで、それが常にそうなら曲がり幅を合わせることができても、時々は芯でヒットしてしまうから始末が悪いのです。


 たかがパットされどパットというもので、ショット同様にパットを正確に打ち出すことは難しく、特にプレッシャーがかかる場面ではいろんなミスが表れてしまいますが、それが人間がプレーするという特徴で機械だったらそんなへぼな打ち方はしないし、やりたくても出来ないのです。