三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

済生会病院で1年目の検査

 今日は阿蘇ハイランドの早朝ラウンドを予定していましたが、別の予定があったことを思い出し「アプローチの達人」にお願いして予約をキャンセルしてもらいました。


 その忘れていた用事が、済生会病院へ1年目の検査に行くことで、心臓の冠動脈にステント挿入治療を行って約1年が経っての定期検査でした。 

 昨年8月15日朝に狭心症の症状が出て、済生会病院の救急外来に行き、狭心症の恐れだと診断を受け、翌日のトレッドミル検査や後日のCT検査を経て狭心症だと確定診断され、9月9日に心臓冠動脈にステントを挿入する治療を受け、その1年目の検査だったのです。

(CT室の横に昨年の8月15日に駆け込んだ救急外来の入り口がありました)


 病院に朝食抜きで8時30分過ぎに行くと、すぐに血液検査があり、その後は処置室でルート挿入のための管を右手に差し込まれ、そのまま放射線科に向かい、CT室前で待ちました。

(右手の血管が細いと言われ、甲側の血管に管を差し込まれてしまいます)


 今日の検査のメインになる造影CT検査は、腕の血管に繋げた部分から造影剤を投与して血管の状態を三次元撮影するものですが、術後6か月目になる今年2月の検査ではなかったものです。
 午後からの診察時に撮影画像を見せてもらいましたが、カラーではっきりした血管の様子が映っていて、Canon製のCTでしたが、さぞ高価な機械だろうなと思ってしまいます。

(検査が終わり、起き上がって機械を撮影してみました。ベッドに右を頭にして仰向けに横たわり、ベッド自体が左の丸い輪っか状のCTの中へ入ったり出たりします)


 CT撮影時は、ちょうど周囲に数台のバスやトラックが停まってアイドリングしているような騒々しさですが、指示の声ははっきり聞こえ、指示に従ってX線撮影のように息を止めたり吐いたりします。
 最初にニトロペンという狭心症用の舌下錠を2錠も舐めさせられ、何度がCT機器の中を入ったり出たりして撮影が行われました。


 最後に造影剤を右腕に装着した管から投入されると、身体が一気に熱くなりましたが、これは少しの間だけで、検査が終わる頃にはその熱さは引いていました。


 その後は2階の生理検査室で心電図検査を受けましたが、身体に機器を装着するとあっという間に終わり、こちらはなにか拍子抜けでした。

 検査は以上で終わり、画像の処理などで時間がかかるとのことで診察は午後2時から予定されていて、朝食抜きだったので、院内のパン屋に行って遅い朝食を摂りました。

(パン屋はイートインが出来て、コーヒーも注文できました。美味しいパンでした)


 診察は14時からの予定でしたが、13時頃から診察室の前で待ちましたがなかなか私の順番になりません。
 さすがに15時になり、受付でどうなっているのか尋ねようと思っていたら私の番号が大きなモニター画面に表示され、指定された診察室に入りました。


 中には昨年もステント挿入を担当した若い医師がいて、開口一番「お待たせしてすみません」と断りがあり、「実は気になる部分が2箇所あり他の医師と検討していました」と告げられます。


 CT検査で撮影された心臓の3D画像を動かし、気になる部分を示しながら「1つ目は確かに狭窄は起こっていますが、末端付近なので大きな影響はないだろう」という説明でした。


 もう1か所が、ステントを入れた直ぐの血管で、確かに画像を見ると狭窄が見られますが、血液検査や心電図検査それに私の自覚症状などを勘案すると、画像撮影上での陰かもしれないと言われ、結論は大丈夫だということでした。


 薬はこれからも服用する必要があるとのことでしたが、「済生会病院は今日で卒業です」と言われ、狭窄部分が少し気にはなりますが、今後は自ら様子を見ることで診察を終了しました。


 今後はかかりつけ医にまた手紙を書いておくと言われ、もし昨年のような自覚症状があったら紹介状をかかりつけ医に書いてもらって済生会病院をまた受診することになります。
 とりあえず、これで一旦は狭心症は完治したことになり、一安心になりました。