三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットを外す理由

 今日は早くも8月最終日になっていて、子どもの頃は長い夏休みも終わり明日から学校だと思うと気が重い日になっていたことを思い出します。


 就職後もほぼ学校勤務だったので明日9月1日からは通常の授業日になりますが、最後に勤務した熊本市内の高校は進学校だったため、8月のうちから生徒は普段と変わらずほぼ全員が登校していて、特に長い夏休みが終わるという感慨はありませんでした。


 今日は阿蘇ハイランドの早朝ラウンドを予定していましたが、朝の4時前に予約者の「アプローチの達人」から電話があり、今朝の阿蘇地方の天気予報では6時スタートのラウンド中にかなりの雨量があるとのことで「中止にしませんか?」という内容でした。

  

(阿蘇ハイランドの8時現在の天気予報。6時からは実際の天気でラウンド自体が無理そうな3ミリの雨になっていました)


 私は天気予報を事前に確認していなかったので、雨とは予想だにせず、雨の予報だと聞き即座に達人の申し出に賛同し、今日のラウンドは中止になっています。


 さて、昨日のラウンドでは何度も決めたいパットを外しましたが、それには2通りの原因があるように感じました。


 その1 同伴者のパットを参考にしたラインの読みすぎ


 自分でラインを読んでいると、先に同伴者が同じようなラインのパットを打ち、カップ周囲で自分が思った以上の曲がり方をするのを見て、ラインを大きめに修正することはありがちです。
 しかし、この同伴者が正しいストロークで正確にパターフェースの芯でインパクトできていればラインは参考になりますが、ヒットミスしていると転がりが悪くなってカップ手前で微妙な凸凹で思わぬ切れ方をしてしまいます。


 この同伴者が正しいヒットをしたかどうかは、傍目からは分かりにくく、私からは正確なパットを打っているように見える達人でさえ、ヒットミスはあると以前に言っていました。


 達人曰く「微妙に芯を外すと転がりが悪くなり結果的にカップ手前で曲がるけど、それは打ち方の問題だ」とのことで、芯で打っていると自分がイメージした強さで転がるけど、ヒットミスすると思った距離が転がらず、転がりが弱くなって芝の影響や微妙な凸凹の影響を受けてしまい、曲がってしまうものだそうです。


 つまり、同伴者のパットでの曲がり方を参考にできるのは、①同伴者が正しいインパクトをし、なおかつ自分も正しいインパクトをするケースと、②同伴者がミスヒットし、自分も同じようなミスヒットするという場合だけだということです。


 逆にいうと、同伴者が正しいヒットで真っすぐカップに先に沈め、同じライン上なのに自分がミスヒットしてしまえばカップ手前で曲がることもあり、逆に同伴者がミスヒットして自分が正しくヒットしていると、同じラインなのに曲がらずに抜けてしまうことがあるということです。


 よくホールアウト後に「あれっ、自分のは曲がった!」とか「え~曲がらなかった!」というのは単に参考にした人のパットの打ち方と自分の打ち方の正確性が異なったというだけかもしれません。
 よくラインを教えてくれたキャディーに「違った!」と怒るプレーヤーもいますが、キャディーは正しく教えても、プレーヤー本人のパットを芯を外れた打ち方だった場合は決まるはずもなく、結果は大きく変わるものです。


 強めにヒットすれば微妙な傾斜の影響など受けませんが、ジャストタッチで打てば微妙な傾斜の影響を受けることになり、このタッチの差でもラインは微妙に変わって来るものです。


 その2 立つ位置の傾斜で自然に出球が異なる


 昨日のラウンドで、6番パー4の2mのパーパットを打つ際のことです。
 同じようなラインの達人のパットは、4mほどのバーディーパットでしたが、カップ右を抜けていきました。


 私はそれを見て、あまり曲がらないという最初の読みをカップ左に外すラインに変更したら、曲がらずにカップ左を抜けてしまいました。
 これはその1のミス発生の理由とも重なりますが、今思うと、達人のパットは微妙につま先下がりのスタンスの場所で、どうしてもフェースが開き気味に当たり、最初から右に出てしまったのではないかということです。


 それに対し、私の球の位置はカップに近い分だけ平坦になっていて、最初の読み通り若干のスライス目ではあるもののそこまで切れるものではなくカップ内の勝負だったのでした。
 私は達人を信頼しているため、どうしても見たラインを参考にしてしまいますが、達人といえどもこうした小さなミスはしている証拠です。


 一般的にショットではつま先下がりのライからはスライスが出やすく、それは普通に構えるとつま先が下がっているから自然にフェースが開きやすいためですが、これはパターでも同様な現象が起こります。
 スタンスが微妙につま先下がりだと、ラインは真っすぐでもインパクト時に微妙にフェースが開いて当たりやすく、右に外しやすいのです。


 15番でそのミスが出ています。ピンは左手前で、私は左に外しアプローチでピンの上1.5mに付けました。
 この辺りは奥から見て右から左への傾斜もあるため、私はカップ右を狙って右を抜けて行っています。


 達人にパットを見てもらっていましたが、わずかにパターフェースが開いて当たったようで、これはヘッドアップするとこうなる悪癖もあり、加えて微妙な左足下がりのライだったこともフェースが開き易かった理由です。
 そのうえ私本人がカップ右を狙うと思っていたこともあり、確かにわずかなフックラインでもヘッドアップ+左足下がりでフェースが開きやすい分、右に出し過ぎたということが入らなかったという結果に繋がったのです。


 これらを防ぐためには、左足下がりやつま先下がりのライからは、真っすぐのラインでもややスライス目に狙うか、もしくはパターフェースを気持ち閉じて打ったり、トウー寄りで打ったりして対応することになります。
 ラインは真っすぐでも、スタンスが微妙な凸凹の上になることはよくあることで、その微妙な傾斜でフェースが開いて当たったりするミスが出やすくなり、その場合はヒットした瞬間に右に出たり左に出たりして、打った本人は「開いた」とか「引っかけた」と思ってしまいますが、単にスタンスがある傾斜の影響だったのかもしれません。


 パットは微妙なタッチで打つため、ショットよりもわずかな部分であっても影響を受けやすくなるもので、ヒットミスなのかスタンスの影響なのかを見極めないと、技術的な問題と考えてしまいがちです。


 明日は当初はラウンド予定はありませんでしたが、兄からラウンドに連れて行くように要請があっていて、今日の中止もあったため明日のラウンドを急遽入れています。


 明日はトップスタートではなく、早朝ラウンドですが普段のほぼ終わり頃になる6時40分過ぎのスタートにしたのは、兄を連れて暗いうちから出発するのは厳しいと見たことと、前後に挟まれても少々の所用時間は2サムだから問題ないだろうと思い、必要なアドバイスをしながらのラウンドにする予定です。


 ただ兄には練習をしておくように伝えていますが、果たして何回くらい練習に行ったかは分からず、それどころか練習無しかもしれず、それだったら無駄なラウンドになってしまいそうです。