三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

砂が入ったグリーン

 今日の熊本は朝から雨模様で、阿蘇ハイランドの早朝ラウンドは6時から8時まで1~3ミリの降雨予想だったので、昨日のうちにキャンセルしています。


  

(阿蘇ハイランドの実況では7時からラウンドは無理な6ミリの雨が降っていました)


 経験上1ミリ未満の雨だとラウンドは大丈夫ですが、2ミリになるとセルフプレーだとグリーン周りに持って行くクラブのグリップが濡れたりと気を遣うことが多く、ゴルフを楽しめなくなるものです。


 天気予報の1ミリの雨とは1ミリ以上2ミリ未満の雨をいうものですが、ゴルフに関する天気予報は実際は多めに降ることも多く感じていて、昨日の予報での1~3ミリ程度だったのに倍の6ミリ降っていることからも、雨のラウンドはしない「アプローチの達人」とのラウンドでは、1ミリの雨予報の場合はキャンセルすることにしています。


 先日の阿蘇ハイランドで1人予約に来ていた70歳代の方が、先日に雨予報だったのに同伴者が40代の3人だったため有休をとって来たとのことで誰1人としてキャンセルせず、雨の中をラウンドする羽目になったとボヤいていましたが、居合わせた「アプローチの達人」が「2人以上いたのなら自分はキャンセルできたはず」と呟いていました。


 実際にも1人予約が成立しているのに関わらず、電話で当日朝にドタキャンする楽天GORAの1人予約利用者は案外と多く、私は成立している際は必ずゴルフ場に行くようにしていましたが、それは同伴者のキャンセルでラウンド出来ない場合は「3000ポイント」が楽天から貰えるという単純な理由だけで、数回だけですが行くだけで3千円分のポイントを貰ったことがありました。


 さて、そんな春先は雨が多い時期ですが、雨が降らないとコースの芝の生育に大きな影響があるもので、これからはグリーンのメンテのためエアレーションの時期にもなります。
 エアレーション後にはグリーンに砂が大量に撒かれることになり、その時期にゴルフに行くと砂の影響で転がりが悪いグリーンになり、楽しみが半減することになりかもしれません。

(これは「コアリング」と呼ぶ作業で、機械で芝面を円筒形に抜き取ります)

(コアリング後は無数の穴がグリーン上に空きます。この後、穴を塞ぐため砂を撒きます)

(グリーンへの砂撒きは思った以上の量が撒かれます)


 エアレーションとは地下に張った芝の根に酸素を供給するために無数の穴をグリーンに空け、それにより風通しを良くして芝の生育を促すもので、開けた穴を塞ぐために砂を大量に撒くことになりますが、この砂によってグリーンコンディションがかなり変わってしまいます。


 一般的なイメージでは砂が入ると重め(遅め)だと思われがちですが、入れて直ぐはそうでも雨で砂が沈み適度な砂の量になると意外と速めになることが多く、芝目で曲がるラインが砂粒の影響で曲がらないということも起こってしまします。


 もう15年以上も前ですが、当時阿蘇ハイランドで支配人をしていたPGAティーチングプロの方からラウンドレッスンをしていただきましたが、その際にグリーンに砂が入っていたのに思いのほか転がりがよく、支配人から「砂が入ると速くなるから」とアドバイスされたことを思い出します。


 またエアレーションはグリーンだけでなくコース上でも行われますが、せっかくフェアウェーヒットできてもエアレーションで凸凹のライになったり、砂が多く入ったバンカーのようなライになったりと通常とは難しいライになることもあります。
 しかし、自然の中でプレーするゴルフでは雨同様にそれも含めてのゴルフだということで、コースを快適な状態に維持するためには避けて通れないのがこうした作業だということです。