三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

結局はグリッププレッシャーでは?

 今日の熊本は朝から雨模様で、気温も上がらず徐々に冬に向かっている様子が感じられる天気になっています。
 そのため、今日も自宅に閉じこもり気味で、先週金曜日に行った城南CCファミリーコースの動画を編集していましたが、思ったように作れず、結局は面倒になってこれまで通りの編集になりそうで、4番までで頓挫しています。


(ノートパソコンでの編集は老眼の私には小さすぎて厳しい作業です)


 この後にやる気が出たら、もう一度編集に挑戦しようと思いますが、視聴する人も兄姉など関係者ばかりで、凝った編集をして時間をかけても疲れるばかりだと思っています。
 私は性格的に1つのことに熱中するタイプですが、ダメと思ったことは諦めも早く、動画編集はクリエートな作業なので、そうした才能がないことは自分自身でよく分かっているため、長続きはしないのです。


 さて、ゴルフではいろんなスイング理論がありますが、私はスイング自体は極論ですが当たりさえすれば適当でいいのではと思っています。
 それは巷に様々なスイング理論が氾濫し、中には真逆な主張さえあるためで、ドライバーで飛距離を出してコントロールするなんて神様の領域に入らないとできないと私は思っているからです。


 そうはいっても綺麗なスイングには憧れはあるもので、綺麗に振るための「振り子スイング」というものがあることを知り、少し興味を持ってYouTubeで視聴してみましたが、なるほどと思ったものの、大事な部分の解説がないのではと感じました。

(左がアマチュアに多い左手支点のスイングで、右が右手支点の振り子スイング。両手の「グリップ」の形が違うことが分かります)


 それは「グリップ」のことで、右手を支点とした振り子を勧めているのは納得できますが、本来はこの動きをするためには、画面にもあるようにグリッププレッシャーを緩めなければできないはずです。


 そういう私は以前は「グリップをしっかり持つ」と意識していて、一時期など雑巾を絞るような感覚でグリップしていました。


 実はこの「グリップ」という言葉が勘違いの元で、「グリップ:grip」とはあくまでクラブの手で持つ部分を示す用語で、実際は手でグリップを「ホールド:hold」つまり保持するのが正しい表現だと以前にプロから教わりました。


 鋤田プロのレッスンの中で、ベルトの穴にスティックを通していろんな態勢で打つ、例えば左手一本での背面打ちや右手一本での正面打ちなどがありますが、その際にグリップをギュッと持っていれば打てないことを実感でき、徐々に右手のグリップは添えるだけという感覚が生まれていきました。
 プロから、後方から見て私のグリップに「角」が生えてきたと褒められたのは、グリッププレッシャーがほぼなくなっていた頃です。


 以前の日記にトッププロによるドライバースイングのインパクト時のグリップ部分を拡大した記事を書きましたが、PGAのトッププロのほとんどがインパクト直後に一瞬だけ右掌が離れていたのです。
 つまり、右手は右人差し指と親指の2本でグリップを摘まむ程度のグリッププレッシャーにしていることがそんな動きになる証拠だと言えます。
 ちょうど振り子スイングの形と同じだということです。


 飛距離が出ないと悩むゴルファーほどしっかりグリップしているようで、アドレス・バックスイング・トップ・ダウンスイングとお手本のようなスイングなのに飛距離が出ないゴルファーはグリッププレッシャーが強い傾向にあるようです。


 振り子スイングは良さげなので、大事なグリッププレッシャーについても解説して欲しかったと思いましたが、もしかしたらそれって私だけが知らない常識なのかもしれませんが、少しだけつまみ食いするような視聴方法では、見逃しているのかもしれません。


 もっとも私がこうした「いい加減」な視聴をするのも、スイングに対する重要性をそこまで感じていないからで、適当に打ってそこそこ飛べばOKだと思っているからです。


 いつも書きますが、ゴルフのスコアの半分はパターでの打数であり、どんなにショットを練習しても1ラウンドで36打以下でのショット数などは、例えトッププロであってもまず不可能だからです。
 それに対してパット数は普通のアマチュアゴルファーでもアンダーパーが出せるものであり、ショット数50打にパット数30打でちょうどスコアは80になるものです。


 これを具体的に書くと、18H中でパーオンはたった4Hだけで良く、その4ホールを2パットで凌げれば、残り14Hはボギーオンしたとして、パットは計22パットでよいことになります。
 つまり14Hのうち8Hを2パット、6Hを1パットで凌げれば、ショット数50打にパット数30打のスコア計80打になるものです。


 70台のスコアを目指すなら、パーオンもしくは寄せ1のどちらかを1回だけ多く獲れれば79というスコアになる計算です。
 400yのパー4を3回でグリーンオンさせればよいと考えると、1打で134y飛ぶだけで良く、OBの恐れがあるドライバーなど長いクラブを振り回すことがいかにスコアメークに有害かは理解できるはずです。


 そうはいっても、ゴルフマスコミに毒された一般アベレージゴルファーは、手に入るには途方もない時間とお金が必要なドライバーショットを極めるため、無駄な練習を続けているものです。


 ゴルフのスコア構成を考えると、自ずと練習に必要なものは何かという答えは明白ですが、なぜか巷のアマチュアの多くの練習がそうでないことが私には不思議だということです。