ハンドレートのアプローチ
今日の熊本地方は雨模様ですが、気温は高めで阿蘇ハイランドの今日の天気予報を見ても雨ですが、日中は12℃まで上がる予報で、3月に入ったこともあり春近しという雰囲気になっています。
今日3月1日はほとんどの県立高校では卒業式ですが、これから大学・社会人と巣立っていく若者たちの未来はどうなっているのでしょう?
ロシアのウクライナ侵攻もあって、国際情勢は混迷の時期になっていますが、いつ我が国も同じような運命になるかも分からず、対岸の火事ではないというもので、今までが平和であっても明日の保証などないことが実感されます。
過去を思い返せば必然な出来事でも、その時点での未来は誰にも分からないため不安が増すばかりですが、若者にとって茨の道が続く未来ではないことだけは祈りたいと思っています。
さて、基本的に芝が薄い冬場のこの季節では、私は「転がし」がアプローチの基本だと考えていて、9鉄やU6で転がすことの方が圧倒的に多いのですが、30y以内の場合は「自称ハンドレート」のアプローチも多用しています。
なぜ「自称」と書いたのかというと、自分の中ではしっかりハンドレートで打っているつもりでも、ビデオで改めて見てみるとそこまでハンドレートにはなっていないためで、たぶん同伴者が見ても普通に打っているようにしか見えないはずです。
(インパクト時は、なんとなく「ハンドレート」になっているようには見えます)
(見た目以上に自分の中ではしっかり「ハンドレート」で打っているつもりです)
普通のショットと違うところは、フィニッシュが距離に対して大きくなるもので、ハンドㇾートでの打ち方はスイングの大きさに対して距離が出ないという特徴があるものです。
(最初の画像のフィニッシュ。20yほどの距離のアプローチショットです)
(こちらは30yほどのアプローチのフィニッシュ。右腰が20yと比べて若干前にあります)
以前、50y内のアプローチショットでプロが大きなスイングで打ったのにも関わらず、そんなに飛ばなかったことが不思議でしたが、今になって思えばこの打ち方をしていたのかもしれません。
そのくらい、傍目からは分かりにくいものですが、やっている本人はしっかりハンドレートを意識しているものです。
下の画像はタイガーのバンカーでのバリエーションの1つであるハンドレートで打つバンカーショットですが、事前の素振りでは極端にやってはいても、実際にはそこまでハンドレートになってはおらず、イメージと実際の違いがあることは当然なのかもしれません。
(打つ前に素振りでイメージを作っていますが、極端なハンドレートです)
(これが実際のハンドレートの素振り後のバンカーショット)
(素振りのように極端なものでなく普通のバンカーショットに見えます)
これくらい極端にイメージしてスイングしていても、実際のスイング自体は傍目でよく分からないのがゴルフのスイングで、これはフォームをかなり変えたつもりでも同伴者から見てほとんど変わっていないことと同様です。
しかし、よく観察してみれば分かるもので、通常のショットでは嫌でもハンドファースト気味になりますが、上のタイガーのショットではグリップはほぼ両足の間に残っていることから、しっかりハンドレートで打っているのでしょう。
私は元々がイップス持ちなので、微妙な距離合わせのアプローチが打てず、思わず強めにガツンと打ってしまうか逆に緩んでざっくりし易いのですが、ハンドレートのスイングのように大きなスイングではそこまで微妙なスイング幅の調整は必要ないため、安心して振れることが採用している理由です。
距離合わせは練習が必要ですが、私の距離合わせのイメージは微妙な表現ですが、フォローの大きさと身体、特に「腰の一押し」でやっています。
この打ち方は柔らかい球になりスピンを効かせるものではありませんが、「ポトリ」とグリーンに落ちるもので、スピンが無くても大きなランは生まれません。
以前は、普通の打ち方でスイングスピードを落として打っていましたが、その打ち方と比較すると圧倒的に今のハンドレートの方が簡単だと思っています。
「転がし」を基本にしつつ「上げる」という打ち方を使い分けることができれば、よりゴルフの幅が広がるのではと思っています。