三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

グリップを太目に変えて気づくこと

 今日は快晴になっている熊本ですが、気温は10℃前後のようで、エアコンは切れずにつけっ放しです。
 今日から成人の式を含む3連休ですが、連休期間の天気は良いものの火曜日は雨の予報で、1人予約が成立するか微妙です。


 今年は、週に2~3回のペースでラウンドを予定していますが、来週は2回の予定で火曜日が流れてしまうと週1になるかもしれず、そうなると暇を持て余すことになるし、日記のネタにも困ることになってしまいます。


 さてグリップについてですが、以前には偽物グリップを買ってしまったことや、グリップ交換をしたことなどをこの日記に書いていますが、少し方向性を変えてグリップがスイングに及ぼす影響を取り上げてみます。


 私のゴルフクラブのグリップには、ずっとゴルフプライド社製のツアーベルベットラバーを使っていますが、数年前に中古で買ったU6に太目のグリップが装着されていて、それを交換せずにしばらく使っていました。


 U6はその当時は、転がしのアプローチ専用に導入したため、パットのように太目のグリップでも違和感がなかったためです。
 一昨年に、U6と同じような色合いのグリップのセットをネットオークションで見つけ、衝動買いしましたが後日偽物だと分かり落胆したものです。


 その後、他のレッスン生が太目のグリップを使っていることを知り、プロからも太目のグリップを勧められ、すぐにネットショップからツアーベルベットラバーのジャンボサイズのグリップを購入して、ドライバーからウエッジまでの13本のグリップを太目に変えました。
 それ以前にはパターを太目グリップに変えていて、全てのクラブが太目グリップになっています。


 私の手は体格の割には指の長さが短めだと思っていて、グローブのサイズも最近まで安価ですが革製の22センチを使っていました。
 今はもっと安価な全天候型でセット売りのMサイズのものですが、少し指先に余裕があるためもう少し小さめで良かったと思っています。

(グローブは消耗品なので、まとめ買いしています)


 当初は小さめの掌では太目グリップは合わないのではと漠然と思っていたものの、太目グリップには違和感なくすぐに慣れてしまいました。


 私が感じる太目グリップの良い点は、微妙ではありますがショットで当たり負けしにくいかなということです。


 ショットでは常にスイートスポットで当てることは難しく、どうしても打点のズレはあるものですが、そうした際に太目グリップでは細めグリップよりクラブフェースが当たった衝撃で負けにくいところが利点だと思っています。 


   

 一例として、野球バットをグリップと先端をそれぞれ2人で持ち、バットを回転させる力比べをしてみると、細いグリップ側より先端の太い部分を持っている側が勝つことはやってみればすぐに分かります。
 つまり、細いより太い方が力負けしににくく、だったらグリップも太目がショットミスに強いというものです。


 もう一つは利点というものではなく、私が逆に気付かされたという部分で、グリップが太いとしっかり握らなくても手にフィットすることで、グリッププレッシャーを弱めにできるところでした。
 グリッププレッシャーが以前のように強いと、必然的に手首から腕にかけて力が入りやすく、スムースなスイングを妨げてしまいがちです。


 小さな掌だからこそ、グリップ素材のゴムの摩擦力だけでクラブを保持することができ、両手に無駄な力が入りにくいことになります。
 太目グリップに変えてレッスンでプロから褒められたことが「グリップに角がいくつもある」ということで、それだけ両手に力が入っていないことになります。
 以前はかなりしっかりグリップしていたのですが、それはいわゆる「絞る」意識が強かったためで、なんとなく勝手にグリップはそんなものだと思っていただけです。


 現在私がクラブを持つ際は、基本は左の中指と薬指の第二関節部分にシャフトを乗せ、シャフトの反対側を親指で支える形の左指3本で保持し、右手は中指と薬指の第二関節でグリップを引っかけるように保持するもので、それ以外の五本の指は添えているだけで離れる場合もあり、それが角が出ているように見えるものです。


 特に右の掌は、インパクト以降はグリップから一瞬だけ離れるもので、以前のように絞り上げるようにギュッと握りしめていれば離すことなどできません。


 よくインパクトの瞬間はギュッと握りしめるものと勘違いしやすいものですが、手首を積極的に返すような打ち方では握りしめていてもスイングできるものの、タイミングが難しくなってしまいます。
 最近の流行りのスイングでは意識して手首は返さず、インパクト以降は右手の掌部分を離すようにすることで、タイミングの取りにくいフェースローテーションを押さえ、長いインパクトゾーンを作るものです。


 PGAのツアープロは大男揃いですが、彼らのでかい手ではグリップは相対的に細くなるものの、右手は指で引っかけているだけということが画像から分かります。

 こうした右掌の緩々グリップに気付かしてくれるのが太目のグリップであり、緩々グリップは細目グリップの方が良さそうですが、敢えて太目グリップを使ってみるという真逆の発想もありだということです。