三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ティーボーリング

 今日の熊本地方は朝方は雨になりましたが、現在は晴れ間も見え、今後の天気は回復するようです。


 この雨は阿蘇地方では雪の予報だったものの、楽天GORAの天気状況を確認すると阿蘇も雨のようで、それは気温が2~3℃と高かったためです。
 夜に雪が降ってしまうと阿蘇では積雪になるため、3連休前のゴルフ場は営業再開に向けての雪の片づけ作業が大変になりますが、雨だったらその心配はないというものです。


 冬のゴルフで必需品になるのが、ティーボーリングです。ティーボーリングとは、冬場に凍ったティーイングエリアでティーアップする際に使用するもので、ティーを差す穴を空ける道具になります。


                

(左がティーボーリングで、右は私は愛用するティーの一種であるエアロティーです)


 阿蘇ハイランドでもティーマーク横には、各ホールにティーボーリングが置いてありますが、なぜかその穴を空ける針の長さが短すぎるのに困ってしまいました。


 私はエアロティーを使っていますが、地面に差す部分は45mm程度で、一般的なティーボーリングも先端の地面に穴を空ける針部分の長さは45mmになっているのに、なぜか阿蘇ハイランドのものは針の部分が短くなっていて、ドライバー用のティーはもちろんのことショートティーでさえもしっかり下まで刺すことが出来ません。
 
 ティーボーリングで空けた穴にティーを刺し込んでも、20ミリほどしか刺さらず、同伴者が何度もティーボーリングを地面に突き刺していましたが、元々の針の長さが短いため結果は同様でした。


 このティーアップの高さはかなり重要で、常に同じ高さでティーアップすることで安定した打点を得られますが、カチカチに凍った地面に3センチの穴しか作れない場合、ティーアップすると普段より15ミリも高くなってしまいます。
 ティーが高すぎると煽り打ちになって右に打ち出したり、つま先上がりのように左に引っかけたりと左右へのミスが発生するもので、申告スコア80台の同伴者がティーショットで左右へのミスが多かった理由は、ティーの高さの影響も大いにあるようです。


 この時期は夜には零下4度まで下がっているため、地面の固さは半端なく、ティーボーリングで穴を開けた穴にティーをより深く差し込もうとしても、それ以上はビクともしないため、困ってしまいました。
 当初は、我慢して高いティーアップにして打っていましたが、ふと気づいたのがティーマークと一緒に置いてある灰皿でした。

   

(カラフルなティーマーク。一般的に白がレギュラーティーに使用されることが多いようです。ハイランドの灰皿は、白ティーと同じような色と形です)


 阿蘇ハイランドの灰皿は白色のボール型で、地面にティーと同じように刺してあるため、それを使って穴を開けることを試してみました。
 ちなみにティーマークを勝手に動かすとペナルティーになりますが、灰皿は問題ないはずです。

(夏の時期の画像ですが、ティーマークの横に白い灰皿が置いてあるのが確認できます)


 思ったより簡単に深い穴が作れますが、やや穴の径が太いため、実際にティーを差すときは穴の周りを少し崩すようにするとティーが安定します。


 穴は灰皿を少し持ち上げて手を離すと真っすぐ落ちて地面に刺さるもので、地面から抜くのはそう力要らずに簡単に抜け、正直ティーボーリングを使うより早く簡単にできるように思えました。


 昨日のラウンドでは、寒さのため凍結してしまったほとんどのティーで穴あけに苦労していたもので、同伴者が何度も位置を変えたりしていましたが、これだけでも無駄に時間を使ってしまうものです。
 灰皿を私は途中から使いましたが、簡単に望む深さの穴が作れました。


 パー3ではティーの高さが合わず、ティーアップしないで打ったりと工夫しましたが、硬い地面に跳ねられたりすることもあってミスが出てしまい、プレーの最初の段階でなんとなくやる気を失ってしまうものです。


 グリーンの凍結もそうですが、ティーを思ったように差せないのもフラストレーションが溜まるもので、無駄に時間も使ってしまいリズムも作れません。
 たかがティーアップですが、この大事なスタートが上手くいかなければ、その後のプレーも上手くいかないのは当然といえば当然で、されどティーアップなのです。


 灰皿を使うことがルール上で大丈夫なのか、イマイチ確信は持てませんが、この辺りは臨機応変にスピードアップを優先し、次回からは灰皿使いで行きたいと思っています。
 それにしてもせっかくティーボーリングを用意するのであれば、針部分が45mmあるものを準備して欲しいなというのが偽らざる心境ですが、経年変化で長さが短くなってしまったのでしょう。