三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットが決まらないとスコアは伸びない

 今日は1人予約が成立し、阿蘇ハイランドに早朝から出かけて行きました。12月になり、11月までの8時スタートでは寒すぎることから「アプローチの達人」が9時台のスタート枠に予約していた2人目に入っているため、今日のスタートは9時1分でしたが、自宅を早目の6時30分前に出ています。


 これは出発の10分の違いで熊本市内を抜けるのにかかる時間が大きく変わるもので、併せて阿蘇復興道路も混雑が予想されるためですが、案の定、自宅を出てすぐから前方をゆっくり走る車に無駄な時間を使わされてしまいます。


 この車は15分ほどの間、前をゆっくりしたペースで走っていましたが、私は時間に余裕があったのでカリカリせずに後ろで車間距離を取って走っていました。
 国道3号線の交差点は2分待ちになる長い信号ですが、ちょうどよいタイミングで来たと思っていたら、前車が交差点手前で一段と速度を落としてしまい、結局、間に合わずに黄色に変わったので止まるかと思ったら、ブレーキランプは点灯したものの、そのまま自分だけ信号無視して突き切って行きました。


 安全運転するのであれば、交差点への侵入こそ注意を払うべきなのに、わざわざ後続車を何台もブロックして自分だけ信号無視して通過することに、酔っ払い運転じゃ?と疑ってしまうものですが、最近はお年寄りの運転ではよく見かける光景です。
 判断力が鈍るのか、速度は出せないのに信号への反応は遅いというものですが、私は2分の信号待ちをすることでノロノロ運転の後ろに付かなくて良かったと思うようにしました。


 早朝の時間帯であれば普段は1時間弱でハイランドに到着しますが、さすがに今日は1時間20分ほどかかってしまうものの、それでもスタート予定時間の1時間以上も前でした。



 熊本市内はそこまで冷え込んでおらず、阿蘇復興道路のトンネル入り口辺りでも気温は4℃ほどでしたが、トンネルを抜け阿蘇カルデラ内に入ると冷凍庫の中にように周囲が真っ白になっていました。
 阿蘇ハイランドに到着した8時前には、気温はマイナス1℃でしたが、天気予報では朝方はマイナス4℃まで下がっていたはずで、ハイランドの練習グリーンもまだ真っ白に凍っていました。

(今日は快晴なので、太陽の光が当たると表面の氷はすぐに解け始めます)

(9時のスタート前に太陽が昇って来ました)


 しばらくするとやってきた達人と「グリーンが溶けるまでゆっくり待とう」となり、他に同伴者はおらず、先頭の組はいつものように「パスさせてくれないおじさん4バッグ」だったので、30分ほど間隔を空けようと待っていると、まだバッグが積まれていなかった前組の2サムが来たので「そちらが先ですよ」と告げ、先を譲ります。


 この組が入ってくれたおかげで、ホールアウト後に練習することができ、後組は2ホールほど空いていたので、前組とは適度の距離を空け、ティーで待つこともなく、プレッシャーを掛けずに済みました。


 ラウンド中は太陽が見え始めると、風もなく暖かくなり、1枚また1枚と厚着していた上着を脱いでいきましたが、後半になると風が吹き始め、さすがに冬の北風は冷たくウインドブレーカーを羽織りました。


 今日は、休養明けのためか腰の痛みも右足の痺れも出ず、久しぶりに体調は良い中でのラウンドになりましたが、微妙な距離のパットを外しまくり、スコアを落としてしまいます。
 「思い込み」というか「このピン位置では〇〇に曲がる」と決め打ちしていることが間違いで、終わって再度転がすと「反対だ~」ということが多かったのです。


 達人も「そこはフックじゃ?」と言いますが、微妙にスライスしたりと、ピン位置のわずかな差で曲がり具合が反対になるのは、グリーン表面の凸凹と併せ、グリーン面が微妙に捩じれているからのようです。


 1番パー4は右ラフから中央のピンへ残り70yのセカンドをショートし、ティフトンの右ラフからのアプローチは上手く当たらず2mが残りましたが、どうにかこれが入るパーでした。

(1番ティーの後方が工事中で、作業員に尋ねるとティーを広げる工事だと言っていました。右の小屋の窓に巨人軍の原監督がシニアツアーで1オンしてイーグルゲットした記念のイラストが貼ってあります)


 2番パー4は5Wでフェアウェーキープし、50度でピン筋に打ちましたが、止まらずピン奥3mにオンでした。
 下りのスライスラインは、カップ右を抜けてしまいチャンスを生かせません。


 3番パー4は、ドライバーショットがスライスせず真っすぐ左に飛び、手前のバンカーを越えた左ラフでした。
 3番グリーンは日陰で真っ白だったので、グリーンに直接乗ると大きく跳ねると感じ、9鉄でショート目に打ちましたが左手前に大きくショートし、アプローチは今度は転がらず、4mのパーパットも転がらないボギーになりました。
 凍結したグリーンは跳ねるけど、転がりは悪いという特徴を忘れていて、打ってからそうだったと思い出す始末です。 


 4番パー3はピンまで167yでしたが、手前から転がると思い8鉄で打つとナイスショットになり、手前に乗った球がピンの右まで転がります。
 しかし、6mのバーディーパットはスライスと読んで反対の左に曲がるパーに終わりますが、左のエッジがやや高くなっていたため、その見た目で騙されてようで、終わっての練習は右からカップインするもので「やっぱり曲がるなら左だよな~」と一人で反省しました。


 5番パー5はドライバーショットが右目でしたがフェアウェーに戻ると思っていたものが、陰で凍った地面で跳ねたのか右の傾斜の上まで上ってしまっていました。
 U4のセカンドはダフってテンプラになり、右の傾斜で手前に戻る50yも飛ばないショットになりました。
 再度のU4でフェアウェーに運び、52度で残り50yを手前のピンの奥目にオンし、下りに見える4mのパーパットは転がらずにカップ手前で右に切れるボギーになりました。
 ここは、1打目・2打目とミスっていたのでボギーは仕方ないものの、パットのラインの読みが悪く、達人の手前からのアプローチが伸びてカップオーバーしたのを見ているので、返しは見た目ほど下りではないということです。


 6番パー4はドライバーショットはフェアウェーで、52度で奥のピンの手前3mにナイスオンでしたが、フックと読んだバーディーパットはカップ右を抜けてしまいます。
 達人の少し左目からのパットが左に切れたためですが、ラインのわずかな角度が違うため、私のところからは真っすぐで、練習で打ち直すと入るもので「達人からナイスバーディー!」と言われましたが、さすがにそれはないものです。


 7番パー4はフェアウェーから短めの9鉄で手前にオンし、ファーストパットは予想以上に右に切れてしまい、2m強のパーパットはカップに蹴られるボギーになりました。
 ここはセカンドをよく左に外していたため、敢えてグリーン手前までしか届かないクラブ選択をしていますが、同じような場所から達人は50㎝内に付けるのに、それを参考に見ているのに予想外の曲がりに驚いてしまいます。


 8番パー3は8鉄でしっかり打てず手前にショートし、左手前のピンへのアプローチは58度で上手く打てたものが予想外に右に切れ、1m強のパーパットがなぜか右に切れるボギーになりました。
 達人も同じような場所に外し、カップ左に打ってカップに寄せて危なげなくパーにしているのに対し、私はカップに向かって打って傾斜で右に切れ、パーパットもフック目と読んで実際はスライス目だったもので、全く傾斜がわかっていないのが悲しいところです。


 9番パー5はドライバーショットもセカンドもナイスショットしたのに、グリーン手前からの30yをピン奥だったので攻めたら止まらず奥に零れ、達人も同様に奥から寄せ1を獲っていたのに対し、私のアプローチは傾斜で右に切れ、パーパットも決めきれないボギーにしました。
 ここも2m弱のパーパットはフック目と読んでいましたが、実際はカップ手前で右に切れたもので、悉く反対にラインを読むのが不思議なところですが、アプローチは止まらない傾斜だったのでフックするものと思ってしまいました。
 達人から「グリーンに凸凹があるから、それに当たって反対に切れているのかも」と慰められたものの、8番・9番と達人と同じような場所からの寄せでそれぞれで1打の差が付くのには、かなりガッカリ感があります。


 前半はパットを外しまくり、5ボギーのスコア41で18パットでした。


 スルーで後半の10番パー4に向かいます。ここはドライバーショットはフェアウェーでしたが、大きめのクラブでゆっくりと思ったことが失敗で、アゲインストの風で左に曲がり凹みのラフにショートします。
 左から右への大きく傾斜があると思ってのアプローチは上手く打てたと思ったのに、転がらず、上からの2mのパーパットはカップ右に切れるボギーでしたが、終わって達人にグリーンの傾斜を確認した分では私のパーパットは本来は左に切れるはずと言われ、なぜ右に切れたのか不思議でした。


 11番パー3は打ち下ろしのピンまで167yを8鉄でピンの右5mにオンでしたが、このバーディーパットはカップ左に外すパーに終わります。
 ここも終わって打ち直しましたが、カップ右をしっかり狙うと入るもので、ラインを読めない欠点がモロに出ているようです。


 12番パー4はアゲインストなのでドライバーを使い、右方向に飛んだのでヤバいと思いましたが、風で戻され距離が出ない分ラフに止まって助かります。
 残り150yの打ち下ろしでしたが、アゲインストなので7鉄でしっかり打つと、頂点で球が止まって見え、打った手ごたえはオーバーでしたが、グリーン左手前にショートしてしまいます。
 ここはアプローチは1m強で、どうにか沈めパーゲットでしたが、同様に達人も左に外していて、先にピタリと寄せられると、1m強でも失敗したと思えるもので、かなりプレッシャーをかけられます。


 13番パー4もアゲインストなのでドライバーで右ラフで、残り80yを52度で打とうとして手に持っていたのが58度という間違いでした。 
 当然セカンドは上がりすぎて、手前にオンし、左中央のピンへの10mほどのバーディーパットはカップ手前で右に切れ、パーに終わります。
 自分で52度を持っていると思い、打って球が上がりすぎてクラブを確認すると58度だったもので、この辺りは集中力の欠如なのでしょう。
 それにしても、2人共に同じような角度から先に打つ達人のアプローチの方がカップに近いもので、後からパットを打つ方としては「嫌~な感じ」がするものです。


 14番パー5はドライバーショットは左ドックのコースなりにナイスショットになりましたが、セカンドのU4は2オンする手応えが、なぜかグリーン方向に飛ばずに直角に左に跳ねてバンカーインになってしまいます。
 バンカーショットはシャンクして右ラフに外れ、52度でピンに寄せてパーでしたが、セカンドは右からはグリーンに止まらないほど先に転がる場所だったのに、見た目で右から左に急に跳ねてしまったのはなんでだろう?というものです。
 もしかしたら、カート侵入を阻止するロープに当たったのかもしれず、それくらい変な左へのキックでした。
 達人は、見事にこのホールをバーディーとしていて、私はせっかくの会心のショットだったのにガッカリです。


 15番パー4は右目のフェアウェーから左奥のピンの右手前8mにオンし、ここは最後にカップ手前で右に切れるパーでした。


 16番パー4はドライバーでスライスを打とうとして、当たりが薄かったもののそれが功を奏し、左右のバンカーの間のフェアウェーでした。
 9鉄のセカンドはグリーン手前に乗って左奥まで転び、右中央のピンへの7mのバーディーパットは、スライスして最後はフックと読んだものが、最後までフックはしないというものでカップ右に外すパーに終わります。
 前回と似たようなピン位置でも、前回はコブの途中で今回はやや下りた場所の違いで、曲がり方が異なってしまったようです。


 17番パー3はアゲインストなので8鉄か9鉄かで迷いましたが、今日は大きめのクラブを使って緩む傾向があるので、9鉄でしっかり打ったらピン筋に飛び、ピン手前で止まってしまいます。
 2mのバーディーパットは決まりましたが、奥へ傾斜があるはずで、もう少し転がればホールインワンもあると思いましたが、こんなときはピタリと止まってしまうものです。
 達人が「きちんと当たるとD1でも止まるんだ~!」と感心していました。


 18番パー5はフォローの風なので、2オン狙いにドライバーを振りました。フェアウェーが切れた先のラフにあり、U4ではオーバーしそうと考えU6で打ちましたが、わずかにショートして傾斜の花道を少し戻ります。
 9鉄で左奥のピンへ転がして寄せましたが、思ったほど転がらず、2m弱のバーディーパットはフック目のはずがカップ右からカップに向かった球がカップ直前で右に切れるパーに終わりました。
 達人が「グリーンの凸凹のせいで、そこは左に切れるラインだから」と言ってくれましたが、入らないものは入らないもので、打ち方が悪いのかタッチが弱いのかの理由があるものです。


 後半は1バーディー・1ボギーのスコア36で15パットでした。通算はスコア77で33パットです。
 達人とのショートゲーム力の差を痛感させられましたが、結局は記憶力の差だというものです。


 達人はしっかりこのグリーンはどういう傾斜があると分かっていて、その寄る場所にアプローチを落としているのに対し、私は傾斜を読めずにピンに向かって打ち、平坦なら寄る場所に落としても傾斜で思わぬ方向に転がるもので、そのわずかな予想外の転がりでパニくった気持ちのままその残った距離をパットに望み、外す結果になっています。
 もう少し、記憶力を付けるか、それが無理ならしっかりラインを読む努力が必要で、最初から「こうだ!」と決め打ちするため、それが今日は反対になったというものです。


(「弁当のヒライ」に行った際に中岳から噴煙が上っているのが見え、写してみました)
 

 今日は、熊本に帰らず、阿蘇アーデンホテルに宿泊していますが、今回も「くまもと再発見の旅」を利用して素泊まり2,700円に2千円のクーポン付きの料金です。
 そのためホテルのチェックイン前に「弁当のヒライ」のイートインで牛丼とミニそばセットを食べに行きましたが、赤牛丼であれば2千円はするものが600円というもので、味音痴な私にはこれでも十分に美味しいものです。

(部屋に入ると和室で、すでに布団が敷かれていました)


 アーデンホテルでは、これまで全てツインの部屋でしたが、今日は珍しく和室の部屋でした。このホテルも温泉があるので、阿蘇ハイランドでも温泉に入って来ましたが、もう一度温泉に入り、湯上りに畳の上でストレッチをするのに和室はちょうどよいかもしれません。
 明日の朝は車が凍結しなければいいけど、、、。