三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はレッスン日

 毎週の土曜日はPGAティーチングA級の鋤田プロのレッスン日なので、今日も8時前に自宅を出発し、レッスン会場のサンバレーゴルフプラザに行きました。


 8月は暑さのためか参加レッスン生が少なかったのですが、9月からは復帰者や新たに参加する人もいて、今日は最大で8人がレッスンを受けていました。

(ゴルフ13ゲームのメニュー。①から順に1度の成功でクリアになります。ネーミングは劇画の「ゴルゴ13」から来ていて、与えられたミッションを一発でクリアするものです)


 まず、最初は最近の定番メニューである「ゴルフ13ゲーム」から始まりました。最大の難関は①の30yの看板に直接当てるミッションで、誰か1人が全てのミッションを完全クリアするまで、①をクリアできない者は延々と①のチャレンジをし続けなければならないものです。

(30yの看板は小さいもので、直接当てなければノットクリアになってしまいます)


 今日の私は①の30yは2人目のクリア者でしたが、それ以降は順調にミッションを消化していき、約1時間半で全てクリアすることができました。
 私のクリアで「ゴルフ13ゲーム」は終了となり、レッスン生によっては①で終わるケースもありますが、1時間半も黙々と30yを目指すショットを打ち続けることは、決して無駄にはならず、将来のアプローチの距離感や方向性を養う貴重な練習になるはずです。


 前回も前々回も私は⑥の網入れで止まってしまいましたが、最初は球が網の高さまで上がらなかったものです。
 チャレンジを続けていると徐々に球が上がるようになったのは、延々と打ち続けた成果になるものです。


 1人だけでの練習では、絶対にこれだけ根気よくチャレンジし続けることはなく、みんなでゲーム感覚でトライするから時間を忘れて続けられるもので、これがグループレッスンの利点だというものです。



(「ゴルフ13ゲーム」の最後は9mのパットですが、マットは転がる速度が速い上、かなりのスライスラインです。その上カップが浅いため、強いとカップインしても外に何度も出てしまいました)


 その後、5人で50yのグリーンの左右にオンして止める課題に挑戦する間に、プロが「遅延画像システム」のセッティングを行い、今日は大画面のテレビをモニターに利用することになりました。
 ただカメラが外に向かって撮影することから、どうしても人が逆光になって影になるのが難点で、これをどうにかクリアしないとせっかくの新兵器がイマイチになってしまいます。

      

(プロが正面にあるモニターに映る後方からの映像を元に、初心者のマサにシャフトの動きなどを指導しています。モニターはレッスン生の「ミーちゃん」が、テレビ台は同じく「タッちゃん」が提供してくれました)


 それでもリアルタイムで正面の画面を見ながら、後方から写した画像を見ると、自分のクラブをどう引けばよいのかが分かり、自分の感覚との違いを埋めていくことができます。


 後方から見ると、右足前までは両手の動きが後方から分からないようにヘッドは真っすぐ引き、そこから身体を捻転することから両手が身体の右側に重なり、ヘッドが左肘に重なってシャフトが左腕に沿って上がり、「L字」の位置からは右手のカップリングでシャフトが右腕に沿ってその角度のまま引き上げるものです。
 その際に、前傾を崩さないように心がけ、身体の捻転で両手の肘が同じ高さになるように注意する必要があります。


 と、ここまで書いても自分自身がまだよく理解しておらず、間違った部分があるかもしれず、完全に理解しているものではないようです。


 ただ実際にこれを意識してスイングすると、普段の自分の打ち方とは異なり、見た目はそう大きく変わらないものでも、全く感覚が違ってしまいます。
 プロによると、このスイングを身に着けることができたら、ゴルフで見る世界が変わると言っていて当たらなくても地道に続けることだそうです。


 その後は、3人ずつに分かれ、①1W・FW・9鉄 ②1W・7鉄 ③UTのクラブを使って指定された正面ネットの柱の間を狙う練習がありました。
 ①はロングホール ②はミドルホール ③はショートホールをイメージしたショット練習で、3人で3回クリアすると次に進めるもので、より実践的な練習になります。


 途中で、昨日の阿蘇ハイランドで「アプローチの達人」と話して疑問を持ったことをプロに質問してみました。
 阿蘇ハイランドの14番パー5はティーショットが左ドックになるためフック球を、16番パー4は右ドックなのでスライス球をそれぞれティーショットで打ちたかったのですが、昨日は思い付き、球との距離を敢えて変えてみました。


 私は離れたほうがスライスが出るような気がしましたが、達人は「スイングがフラットになるため左に飛びやすいのでは?」と言い、「明日、鋤ちゃんに質問してみれば」と言っていたのです。
 達人と鋤田プロは若い頃からの知り合いで、達人が年長なのでプロのことを「鋤ちゃん」と呼んでいます。


 プロの回答は、球との距離は変えないというもので、普段のラウンドでも無意識に球から離れてしまいがちで、それが理由でミスショットが出るから適正な球との距離をしっかり把握しておくことだと注意されました。


 確かに球から離れると右にも左にもミスが出やすいのは昨日の結果で分かっていて、反対に近づくと出球は右目ですがフック系になったものです。
 プロからは適正な球との距離を確認する方法を教えてもらいました。

(適正な球との距離を測る方法です)


 フックやスライスを打ち分けるにはグリップを変えるようで、左手の親指の位置を少し変えることで球を掴まえたり、反対に左に行かないようにすることができるようです。
 これはドライバーに限らずアイアンからパターまで使える技で、以前パターではスライスラインでは右手グリップに少し力をいれることでフェースが被り、反対にフックラインでは左手のグリップに少しだけ力を入れることでフェースが開くことを聞いていましたが、ショットではもう少し大きく左手親指を動かすことも方法の一つだという説明がありました。


 この辺りは練習が必要ですが、こうした目に見えない工夫はやってみるべきで、言われなければ傍目からは絶対に分からない部分でもあります。


 とりあえず、昨日の球との距離を変えるという工夫はNGだと分かったものの、確かに結果も出ていなかったので、答えはある程度自明だというものです。