三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

背筋痛の原因は

 今日は土曜日なのででレッスン日ですが、昨日のラウンドで左背筋痛が出ているため、酷くならないように今日は安静日としてレッスンはお休みしています。


 ラウンドでは、せいぜいショットはアプローチも含めて50打ほどですが、レッスンになればかなりの球数を打つことになり、気を付けていても無理が生じると思ったからです。


(レッスンでは開始前に球を綺麗に積み上げて準備しておきます。この球の積み方も各自で工夫していて、ジュニアはクラブシャフトを横に置き積み上げるようですが、私は手だけで積み上げます。単に見栄えだけでなく、しっかり基礎を固めていないと、上に積み上げて行くほど安定しないことが分かり,ゴルフも同様だと実感します)


 レッスンでは、200球が入る籠を最初に2籠分使って球を積み上げ、場合によっては追加の球を使うため、500球ほどを打つことになりますが、もちろん大半はアプローチなど力が必要でないショットであるものの、ドライバーやアイアンなどしっかり打つことも多く、ラウンドより背中への負担は大きくなってしまいます。


(前回とは左右対称の場所が痛み始めています。痛みは身体表面にある「僧帽筋」より奥の方なので図の「脊柱起立筋」かもしれません)


 前回は右の背筋痛でしたが、今回は左の背筋痛で、痛みの場所が異なり、これはスイングを自分の中で変えたことが原因だと思っています。


 ゴルフのスイングは、本人は劇的に変えたと思っていても、見た目ではほとんど変わっていないのが現実ですが、私の場合も見た目は同様かもしれません。
 しかし、自分の中ではかなり変えたもので、そのためこれまで使っていない筋肉に使うことになり、それが原因で痛めたものだと思っているのです。


 以前も書きましたが、これまでの私のゴルフスイングはソフトボールの投法の一つ「スリングショット」であり、上体を飛球線後方に右手で引っ張り上げ、その捩じり上げた力を反動に使って打っていました。
 本来の「スリングショット」とは、Y字型の棒にゴム紐を張り、手頃な大きさの弾をゴム紐と一緒に引っ張って離すと弾が飛んで行くいわゆる「パチンコ」と呼ばれるもので、ソフトボールの投法も同様に投げる腕を後方に引き上げ、その反動で球のスピードアップを目指します。


 しかし、ソフトボールの投法である「スリングショット」は、現在は少数派であり、ほとんどの投手は「ウインドミル」投法になっていて、北京オリンピック女子ソフトボールの優勝投手である上野由岐子投手もウインドミルで投げています。


 その理由は、ウインドミル投法が身体に負担をかけない投げ方であり、オーバースローで20mも投げれない70歳前後のシニア投手でさえも、ウインドミルで唸りを上げてくる速球を投げることができるものです。


 私は、ゴルフスイングはウインドミル投法に似ていると感じ、自分のスイングを振り返ってみてスリングショットだと考え、より身体の負担は少ないけど速球のスピードアップが図れる、つまりゴルフでは飛距離アップが期待できるウインドミル的スイングに変えたいと思っています。


 そのため、レッスンでプロから指導された「バックスイングではL字からは左手親指に沿って上方へ力感なく上げる」ことを意識しています。
 この「力感なく上げる」は、自分の中では「手打ち」という感覚であり、これまでのように身体を捻り上げることから比べると、自分の中では「物足りない」と感じるものですが、実際は当たれば飛距離はより出ると実感しています。


 阿蘇やまなみGCはいくつか距離のあるホールがありました。そのうちの一つ、阿蘇コース4番パー4はRTからは400yですが、打ち上げになるタフなホールです。
 ここはセカンドを6鉄でわずかにグリーンに届きませんでしたが、楽々パーになりました。


(左が阿蘇コースの4番パー4で、右が同じく阿蘇コース8番パー4)


 また同じく阿蘇コース8番パー4は、RTから375yでやや打ち下ろしですが、ここのドライバーショットが当たります。
 前回のセカンドは8鉄で右バンカーインでしたが、この日は52度で70yほどのコントロールショットになっていて、同伴者から「当たった音が凄かった!」と言われ、確かに前回のセカンドは140yほどだったし、同伴者で一番飛んでいた人と約70yは離れていました。


 この時のスイングは特に力を入れたものではなく、手でヒョイと担ぎ上げて打ったもので、確かに芯は食ったものの、そこまで飛ぶとは予想外でした。


      


(祖母コース9番はRTからでも573yと距離があるパー5です。1打目は打ち上げになるタフなホールです)


 祖母9番パー5もパーオンしていて、ここでも同伴者から「ここのパーオンは凄い!」と褒められてしまいます。


 昨日の阿蘇ハイランドでは、30歳代のお上手な方が一緒でしたが、彼が「ゆーぽんさんにほとんど飛距離で負けていた」と言っていて、言われてみれば私のミスショット以外はドライバーの飛距離では負けていなかったようです。


 なんとなく不思議な感覚ですが、これまでのようにしっかり振った感がなくても飛距離が出ていて、これがスリングショットとウインドミルとの違いだと実感しています。
 年齢を重ね、無理ができない時期に入っていますが、力がない老人がウインドミルで豪速球を投げ込めるように、身体に負担をかけないウインドミル的スイングで飛距離アップを目指したいものです。


 まだやり始めたばかりなので、これまで使っていない背中の筋肉に張りから来る痛みが出ていますが、これは最初のうちだけで、今は無理しないでいるとだんだんと慣れるものだと思っています。