私にとっては間違ったマネジメント
私のミスでよく起こるのが、ピンが手前のグリーンでショートしてしまうミスです。ピンが手前だとグリーンの手前のエッジからピンまでの間隔は5m程度になりますが、その間を無理して狙うためグリーンに届かずショートしてしまいます。
普通だったら手前からのアプローチになり、一般的には簡単に寄せられるものですが、こんな状況ではイップスが顔を出し、ダフッたりトップしたりのミスが出てしまいます。
昨日の阿蘇ハイランド5番パー5は打ち上げになるロングで、昨日はセカンドでグリーンまで40yのフェアウェーに運び、グリーンは砲台でグリーン面は見えず、併せてアゲインストの風が吹いていました。
(3打目の状況。カートは手前のロープから先は入れないので、右のカート道路を使って同伴者が定位置まで動かしてくれていました)
3打目のショット前に考えたことは、ガツンと打って下りを残したくないという思いで、結果的には同じ高さの面までは打てましたが、エッジにショートし、見た目も比較的簡単な寄せで、「アプローチの達人」だったらチップインも狙える場所でした。
(奥から見たグリーン面。2段グリーンで緑の線あたりに傾斜があり、ピンは手前で左目でした)
しかし、私は52度ウエッジでダフリ、グリーンには乗ったものの2mのパーパットを左に外すボギーにしていて、残り40yから4打もかかったことになるのです。
ここでの判断ミスは2つあり、
① アゲインストで打ち上げをショットナビでの計測距離の40yで打ったこと
② エッジからのアプローチにウエッジを使ったこと
です。
まず①ですが、ショートしたのは左足上がりでただでさえショートしやすい状況のアプローチショットなのに、「グリーン奥に乗せたくない」というゴルフ中継で解説者がよく使うコメントに毒された考えでいたからです。
こう考えた理由は、5番のグリーンが2段グリーンになっていて、ガツンと打って奥の段上に打ちたくないという思いがあったためで、私のように上りをしっかり打てないイップス持ちには、9ft程度のそこまで速くないグリーンでは下りの方がピンに届きやすいという逆の発想でいるほうがよかったはずです。
ましてアプローチが下手と自覚があれば、ショートアプローチとパターで打てるグリーンを比較すれば、グリーンオンを優先する考えを選択するべきだったのです。
次に②ですが、ウエッジをアプローチに使うクラブにしたのは一般的な選択ではありますが、イップス持ちの私には無謀というもので、たまたま転がし用の9鉄を携行しておらず、カートが先にグリーン右上方まで行っていて、取りに行くのを面倒がってしまったからです。
9鉄がなければパターで打つ選択もありましたが、どうせ練習だからという考えもありウエッジを使ってしまったのですが、やはりミスってしまいました。
昨日の競技に出ている70歳代の方が「エッジの少々のラフでも手前からだったらパターで寄る」と言っていましたが、安全に寄せるのであればパターが最初に選択すべきクラブになるようです。
もう一つ、私の悪い癖になっているのが、ミスが出るとなぜかミスが続いてしまい、1打のロスで収まらないというものです。
昨日も前日にトリを叩いた7番パー4で、連続してミスを犯してしまいました。
(前日は左に打って1ペナになりましたが、この日はセンターにナイスショットしました)
7番は375yのパー4ですが、昨日のドライバーショットはフェアウェーセンターにナイスショットしていて、セカンドはピンは左目の真ん中ほどで、フォローでもあったため残り90yを52度ウエッジを選択しました。
(グリーンからティー方向の様子。ダフッてシャンクとミスが続きます)
しかし力んでダフッてしまい、手前ラフからのアプローチではシャンクが出てしまいます。
幸い、左目のピンを狙ってのシャンクだったので右奥にオンし、長いパットを寄せてボギーで凌ぎましたが、もしピン位置が中央寄りや右目だったらシャンクするとバンカーインになったはずで、そうなると冷静に対処できず昨日のように大叩きに繋がったはずです。
このミスを引きずってしまうのが悪い癖ですが、結局はイップスと同様にハートの問題なのです。
ハートが弱いため、好調な時はプロのようなゴルフを展開できても、いったん崩れだすと初心者のゴルフに戻ってしまうのです。
同伴者の動向を気にしたり、進行状況を1人でヤキモキしたりとハートの弱さが普段でも垣間見えますが、マナーなどを守ろうと気にすることが結果的にハートの弱さを作り出しているのかもしれません。
しかし、周りの人たちを気にせず、ゴーイングマイウェーを貫く図太い精神を持てるくらいなら、チキンハートのままの方がよいと思う自分もいるのです。