三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットの打ち方が分からなくなる

 昨日の赤水のシニア選手権で、アプローチやパットが打てなくなりました。これまで私はアプローチイップス持ちでしたが、ショートパットも同様で、いざラウンドになると簡単なものが打てなかったのです。


 その代わりと言ってはなんですが、ロングパットの距離感と難しいアプローチはそれなりによく、「アプローチの達人」からも「難しいものの方が寄るね」とよく言われています。


 しかし、昨日はその得意だったロングパットが全く打てなかったのです。酷い場合は半分ほどしか転がらず、自分でもなぜ当たらないか分からずパニックになったほどです。
 実は、前日のレッスンでは10mほどのパットやアプローチをナイスタッチで寄せていて、そのパター風景がリンクしてあるプロのブログに貼ってあり、あんなに良かったのに、、、というものでした。


(プロのブログに貼ってある私のパット風景。せっかく褒めてくれたのに、プロの教えを生かしきれない劣等生な私です)


 イップスは精神的な病であり、克服するには「猛練習」して自信を付けるか、もしくは気にせず気楽になるかで、私は「お気楽」な道を歩もうと思っていますが、選手権のような1打の大きさが問われるゴルフでは、どうしても「病」が発症してしまいます。


 一番良いのは、1打に汲々となるようなゴルフをしないことで、私が競技ゴルフから離れた理由がこのイップスなのです。
 退職後にゴルフを再開し、赤水にも復帰しましたが、それは偶々1人予約で赤水でラウンドした際に支配人と話し、年会費を払ってないから会員資格を喪失していると思っていた私に対し「未納状態ですが、会員権償還の際に差し引くので大丈夫です」と言われ、その年からの会費を払うことで復帰したのでした。


 もちろん競技ゴルフへ出場する気持ちもなく、せいぜい月例などのコンペ程度は参加しようとHDCPを取り直し、最初の再HDCPが適当に申告したスコアによって11.1と大きかったのですが、それからもほとんど赤水に行くことはありませんでした。


 以前はキャプテン杯と言っていた社長杯はハンディ競技ですが、赤水の社長杯は予選を通過すると8人によるマッチプレーになる競技規定で、もともとマッチプレーが好きだったということもあり、復帰した翌年に参加しました。
 当然、復帰以降はスコアを提出していなかったためHDCPはそのままで、それが威力を発揮して予選通過し、上級者をHDCPの差で撃破して決勝に進み、決勝は同じような18という「偽HDCP」を持つ方に36Hの戦いで29H目で敗退という惨敗を喫しました。


 それが悔しく、翌年の2018年も出場して雪辱を果たし、続く理事長杯も優勝して年間三冠を目指して秋の選手権(シニアの部)にも出場し、こちらは残念ながら今一歩及ばなかったため、それからは選手権を目標にするようになりました。


 昨年は前週の鶴屋杯でベスグロ優勝して自信をもって挑みましたが、予選で7打差を付けらほぼ優勝を諦めた決勝では、その方と最終組で回り、我慢していたら26ホールを終わって追いつき、もう1人の方と3人で最終ホールのアウト9番での戦いになりました。
 しかし、私が2mの上りの簡単なパットを打てずにショートしてボギーを叩き、前組で回った方を含む3人のプレーオフに残れませんでした。


 結果的には、同伴者だった顔見知りの方が優勝され、昨日はこの方と昨年初日トップの方と一緒に回ったのですが、2人ともショートゲームの巧みさでスコアを落とさず、前半の18ホールは76と77で回っていて、83と崩れた私はほぼ諦め状態でした。


 そのため後半の2番・4番でトラブルになり、雑な対応をしてトリプル・ダボと大きく崩れ、ますます諦めの境地になりましたが、午後から強風が吹いて同伴者の2人が崩れだし、大きく44と42と叩いていたのです。
 しかし、自分のゴルフでいっぱいいっぱいだったため、そんな同伴者の崩れにも気づかずにいましたが、終わってスコアを確認して自分の「諦め」を始めて後悔しました。


 ゴルフでは「我慢」が一番大事なのに、それを忘れてしまったのは同伴者が次々にリカバリーしてスコアを崩さない中、飛距離のアドバンテージを得ていたのに関わらずスコアを崩していった自分を許さなかったことが原因です。
 自分は自分と思いながら、他の同伴者のプレーを意識せず、我慢をしていればよかったのに、だんだんと落ち込むことで負の連鎖が始まり、「諦め」に至ってしまいました。


 来週はグローブに「我慢」と書いて、ピンチの時はそれを見ながらラウンドしようと思っています。
 他人との勝負でなく、自分自身との勝負だと思い、我慢することを忘れないようにしたいのです。

 

(先週の鶴屋杯は35位と飛び賞に当たっていて、2回分の参加費を回収しました)

(さすがにネットスコアが65以下は適正なHDCPではないように思います)