三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

台風避難の前の作業

 勢力がこれまでにないような強さの台風10号が九州に接近していて、気象庁は特別警戒警報を発令するようです。
 当初の10号の進路予報は宮崎から四国辺りを指していて、台風9号のほうの進路を心配していましたが、9号の影響は比較的少なく、強風は吹いたものの我が家は被害等はありませんでした。


 しかし、10号は勢力が9号以上で、なおかつ九州の西岸近くを通過する予報になっていて、台風の進行方向右側は台風の速度も重なって、一番被害が出やすい場所になります。

(9月5日11時発表の台風10号の予想進路図。九州の西海上を北上するようです)


 30年ほど前の台風19号(通称「リンゴ台風」)で熊本地方は電柱が至る所でなぎ倒されたり、住家の屋根瓦が飛ばされたりと大きな被害を経験していますが、それを上回る被害予想が出ているのです。


 停電は当然に発生するだろうし、場合によっては家屋の倒壊などの被害も予想されます。瓦も飛ぶだろうし、看板など他所から飛んできた場合は避けようもないし、我が家の屋根が飛んで隣家に被害を与える恐れももちろんあるのです。


 台風の影響自体は長くて数時間ですが、もし何か被害があっても強風の中で対策できるはずもなく、身の安全を図るだけで精いっぱいになるものです。
 だったら、わざわざ危険な自宅に留まらなくてもと考え、明日から避難することにしました。


 ただ熊本市内のホテルはほぼ満室になっていて、同じように考える人は多く、これまでの台風襲来にはない傾向が出ているのは、それだけ今回の台風10号は台風に慣れている熊本人にとっても怖い台風なのです。


 ちょうどGOTOキャンペーン期間中でもあり、思い切ってYahoo!トラベルで調べて空きのあった阿蘇グランビリオホテルに明日から行くことにしました。
 現在の予報では、熊本接近は7日の未明から午前中のようで、7日は吹き返しも含めて夕方近くまで影響があると予想しています。


 そのため、ホテルには1泊だけでなく6日から8日まで2泊3日で滞在することにし、もし自宅に被害があっても帰って来るのは8日なので、手つかずになりそうです。
 もちろん、阿蘇へ出発前に窓に目張りや補強をしておくし、飛びそうなものは家の中や入れられないものは北側の側溝の中に入れるようにしています。

(プラスチック段ボール(通称「プラ段」)を買ってきました)

(窓ガラスに合せてカットして両面テープで貼り付けました。この後、上からべニア板を張り付ける予定です)

(べニア板は、お店で計測したとおりにカットしてもらっています)


 気休めになるだけとは思いますが、シャッターや雨戸がない部分には何らかの対策をしておこうと考えました。
 北面になる家の裏側は大丈夫として、強風が当たる南面にはガラスの補強として、プラ段を表面に両面テープで貼り付け、その上からべニア板を張り付けることにしました。
 この写真のガラス戸は1mほど奥に引っ込んでいるので、風が当たっても、少しは左右の壁でブロックできるはずです。


 心配なのが南東側の出窓部分で、こちらは外側に出っ張っているので、直接風が当たる部分です。
 古い平屋の隣家とは6mほどしか離れておらず、強風で瓦が飛んでくれば真っ先にガラスが割れそうな窓になります。

 隣家は古いものの、屋根瓦は10年ほど前に葺き替えしてあり、台風対策はそれなりにされているはずです。
 ヤバそうなのが右奥に見える借家で、3棟ありましたが1棟が数年前の台風で壊れ、取り壊されています。
 普段は距離が離れているので、瓦は飛んでこないと思っていましたが、今回はヤバそうで場合によっては瓦どころか屋根自体が飛んでくるかもしれません。

(二軒長屋の借家で2棟が並んで立っています。南側が水田で開けているので台風の風をまともに受ける位置です。安普請のようなので、屋根が飛んでこないか心配です)

(道路を隔てた前にも平屋の借家がありますが、こちらは台風の風が影響する方向にはありません。台風19号の時はここの屋根瓦が紙のように左から右へバラバラと飛ばされていました)

(こちらは北西側ですが、我が家の飛来物が飛んでいかないか心配する隣家です)


 南東側の窓には一階・二階共にシャッターを付けていますが、出窓には付けられないと建築時に言われ、台風の度に発泡スチロールで窓枠に合わせて作ったものを貼り付けいていますが、今回はそれだけでは心もとなく、新たにプラ段・発泡スチロール版・べニア板と3つを重ねて貼ろうと思っています。


 その前に、ガラスサッシ枠に隙間があるので、コーキング材を充填して埋めてみました。

(ガラスは二重ガラスですが、内側のガラスにヒビがあり、これは内側からガムテープで補強しているものの、心配な部分です)


 コーキングが終わってから各種の板を張り付け予定ですが、これも気休めで瓦の直撃を喰らったら、当たり所が悪ければ壊れてしまうものです。
 一応、べニア板で固いものをブロックし、中間の発泡スチロール板と窓に貼るプラ段で衝撃吸収をしてくれないかなと期待はしています。


 阿蘇への出発は明日の昼頃からなので、それまでは南面の窓対策をする予定です。晴れて暑くなったので、暑さに弱い私には辛い作業になりました。