三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ラフが深いとメンタルもやられる

 先週の木曜日には、KDGのコンペを兼ねた熊本空港CCの社員コンペに参加したことはすでに日記に書きました。
 当日は、前日まで開催されていた九州アマチュア選手権決勝の名残で、ラフの伸び方が半端なく、KDGからの参加者全員が苦労していましたが、その中でレフティーの競技志向ゴルファーだけが深いラフの罠に捕まらずに済んでいました。


 当日は熊本空港CCのラウンドを撮影するのは初めての機会になるため、ビデオカメラを持参しましたが、スタートホールからトラブル続きで途中からはビデオ撮影は諦めてしまいます。
 それは、ラフに打ち込むとコースの中であっても球を探すことに神経を取られ、ビデオ撮影どころではなかったためですが、コース内に打ってもロストになるかもというプレッシャーでだんだんとメンタルもやられてしまいます。


 レフティーの競技志向ゴルファーがスコアを纏められたのは、飛距離が出ない分をショートゲームで補ってスコアを纏めるという本人の元々のゴルフの特徴からで、飛距離が出ないとラフに打ち込むこともなく、フェアウェーからグリーン手前の花道に運び、徹底した寄せ1狙いのゴルフになるため、そう大きなスコアロスはしないものでした。


 ただラフに入ることもあり、その場合は徹底的に脱出することを優先していて、普段からそんなゴルフを展開しているからパーオンチャンスが無くなろうとも全く気にしないゴルフだったのです。


 反対にこれも競技志向のゴルファーで飛距離が出る別の同伴者は、前日に他のゴルフ場で73というスコアを出したそうですが、飛距離が出る分曲がる事も多く、そうなると深いラフから無理してパーオンを狙いに行って大きくスコアを崩していきました。
 本人には「こんなはずでは?」という焦りもあったようですが、ダボが続くとだんだんとメンタルもやられてきて、とうとうOB連発など大きくスコアを崩してしまいました。


 結局は、飛距離が出ない同伴者は、いつもと変わらないゴルフが出来ていて、パーオンなどできなくとも良いライから次を打てるようなコースマネジメントを徹底していましたが、反対に飛距離が出る同伴者は、セカンド以降で儘ならないショットに苦しめられ、だんだんと追い詰められていったようです。


 結局は、競技仕様のラフに負けたわけであり、それは私も同様でした。残り距離から見て普通に2オンできそうな18番パー5では、泣く泣く52度でフェアウェーに60yほど出しましたが、結果的にはこれが功を奏し、バーディーとなっています。
 またその前の14番パー4でも飛距離を欲張らずにU4でティーショットし、フェアウェーから8鉄でオンしてやはりバーディーと、とにかくフェアウェーからでなければ話にならないと分かっていたのに、その後はやはり距離を欲張ってしまいスコアを崩してしまいました。


 そうなった展開は、スタートホールの10番からの3ホールのスコアです。10番のセカンドは木の根っこで打てず、11番のセカンドも同じような木の根っこに球があり、上手く打てなかったのです。
 この頃はまだ深いラフのことを実感できずにいましたが、脱出の仕方が悪く、結果的には深いラフから3打目を失敗していて、1打のロスで良いところを2打のロスに繋げてしまいそうでした。



 10番パー4のティーショットは手ごたえは悪くなかったものの、左曲がりのコースを真っすぐ突き抜けたようなショットになり、下り傾斜になる部分に落ちてしまい、右に大きく跳ねるのが見えてしまいます。
 セカンドは木の根っこで横に出すしかなく、それも上手く打てずに3打目はラフになり、7鉄の3打目はラフに負けないよう振ったら飛んでしまうというミスで、グリーン奥の深いラフからは寄せきれず2パットのダボになりました。



 11番パー5は力んでしまったようで、ドライバーショットが大きくスライスするミスになります。
 ここもセカンドは木の根っこで上手く脱出できず、バンカー縁のラフに止まり、そこからの3打目も上手く打てずに距離が大きく残ります。
 ダボ以上を覚悟してU4のショットは残り50yのフェアウェーで、そこからピン奥4mほどにオンしてどうにか沈める限りなくダボに近いボギーで凌げました。



 12番パー4は、11番のボギーで気分よく打てましたが、それが悪く、このホールは先が下り傾斜になり、フェアウェーがなくなっていたのです。
 コースの概要は何度もバンテリンレディースのボランティアでプロに同行していて知っていますが、ラウンドすることは通算でも数回目で、昨年までは全てバンテリンティーからのプレーで、前にある白ティーではなかったため、どのくらいで下りラフに入るか分かりませんでした。
 結局、中途半端な距離だと、真ん中に打っても深いラフに入ることになり、飛距離が出ない同伴者のレフティーは平坦な場所から打てるのに対し、左足下がりの深いラフという大変な場所から9鉄のセカンドは大きく引っ掛かり、グリーン左の林の中に打ってしまいます。
 打った場所も悪く、打ち上げのバンカー越え、上には林の木々の枝がかぶさるというどうしようもない場所から枝の下を低く強めに打ち、グリーン右に外してそこからのアプローチはラフに食われ、2パットのダボになりました。
 スタート3ホールで5オーバーになり、バタバタするゴルフになっているため、このホールでビデオカメラは三脚を畳んでカートに仕舞いこみました。


 この後のインは、どうにかスコアを纏めることが出来ましたが、後半のアウトになると暑さでやられてしまい、そうなると冷静な判断もできなくなり無理をしてスコアを崩していきました。


 同伴者のレフティーはマラソンランナーでもあり、終わってからも「あとハーフは大丈夫」と言っているくらいの体力自慢で、ゴルフにも体力が必要だと思い知らされました。
 体力がなくなると冷静な判断も出来ませんが、このレフティーは最終9番パー5でパーセーブなら79というスコアになるのに、9番のティーショットが左ラフに捕まり、躊躇なくショートアイアンでフェアウェーに戻し、4オン1パットの寄せ1狙いにしていて、結果的にはパーパットを入れきれませんでしたが、賢明なマネジメントは体力を支えたとした冷静な判断によるもののようです。


 社員コンペの結果がKDGの掲示板に今日発表されていて、私はダブルペリアのハンディは8.4が付き、ネット73.6で31位だったようです。
 KDGの最高位は、KDGの代表で30という大きなハンディーが付き、7位という好結果でした。


 ダブルペリアの面白いところで、準優勝者は6アンダーの66というグロススコアでしたがハンディーはマイナス3.6も付いていて、優勝者のグロス86に負けていました。
 ちなみに、この準優勝者は空港CCの元研修生で昨年のプロテスト合格者のようです。


 他にもグロスアンダーが3人ほどいて、この中には昨年のプロテストで最終ホールのアルバトロスで大逆転で合格したプロもいるようで、なるほどプロのレベルでは九アマ仕様のラフでも問題なくスコアを纏めることができることがよく分かります。


 熊本空港CCの社員コンペと銘打っているようにプロや研修生も混じったコンペのようですが、ブービーメーカー(129位)は182というスコアでそのレベルの幅に驚きます。


 全員に賞品があるとのことで、何がもらえるかまだ不明ですが、良い品が当たればいいなと期待しています。