最近のネット記事には、政府・自民党とくにアベ総理への不平不満が渦巻いています。私も何度か不満をここに書きましたが、これだけ不支持がネット上では圧倒的だと思われても、なぜか内閣支持率は45％だと出ていました。
　これを聞いてまず思ったのが「世論調査は信じられるのか？」という疑問で、今の政権だったら平気で世論調査にも介入していても不思議ではないということです。

　これは私だけの感覚なのかもしれませんが、Yahooニュースのコメント欄でアベ総理名やアベ総理の写真が使われた記事へのコメントの初期には、政権側に立ったコメントが投稿されているように感じています。

　本来は、全ての記事のコメント欄を調査すべきでしょうが、さすがにそこまでの余裕はなく、私が個人的に肌で感じた疑問だったので、今日の記事でいくつか確かめてみました。
　アベ総理の名前や写真が使われている記事のコメント欄に一番最初にコメントしたものを確認してみました。

　　
　まず「アベノマスク」の記事ですが、最初の書き込みは「政権擁護」とまではいかないものの、政権批判の部類ではないように思えます。

　次は、ネットで要望の高かった「一律の現金支給」にかかる記事に関するコメントです。

　ネットなどで要望が高く、私も「全国民に一律に20万円の現金支給を」とこの日記に書きましたが、この記事に対する最初のコメントはどちらかというと、「現金給付」に対する批判のように感じます。
　つまり政権寄りのコメントのように思われます。

　次は、野党の党首の主張に対する記事です。

　これは、野党党首のコメントそのものへの批判のようです。ということは政権側の意見になるのかな？
　基本的に野党の主張に関しては、ほぼ否定的な書き込みが多いのはヤフコメの特徴のように感じます。

　次は、ネット上では評判が悪い「アベノマスク」擁護の記事に関するコメントです。

　記事自体が、現政権を「ヨイショ」する元自民党国会議員の意見ですが、最初のコメントはやはり肯定の意見のようです。
　全般的な他のコメントは、やはり否定派が多いように感じますが、擁護派も一定数がいることが個人的には驚きです。
　アベの発案に対しては、絶対に文句を言わせないという表れなのかもしれません。

　次は人気者の橋本徹氏のコメントの記事です。さすがに、これについては肯定派が多数のようです。

　最初のコメントも、橋本氏の意見に同意になっていて、政権批判派のようです。

　ほんの少しだけの資料を基にした意見ですが、私が世論操作していると疑ったのは、アベ自身が世論調査会社の社長とわざわざ会食したという記事を以前見たからです。
　現政権だったら、そのくらいはやりかねないと思ったのですが、調べた範囲ではそこまで露骨な政権側の意見に沿ってコメントの流れを誘導しようというコメントは多くは見つかりませんでしたが、最初のコメントはどちらかといえば政権寄りのようなものでした。

　もっともコメントの流れを政権側に誘導しようにも、ネット民の怒りで誘導しきれていないようで、政権擁護の意見は見た限りではアベ自身の発案による「アベノマスク」のみに集中しているように感じました。

　もちろん、国民すべてが政権批判をしている人ばかりではないことを理解していて、支持率が半数近くいるのであれば、賛否はほぼ同数になるのでしょう。
　ただ、このような疑念も本当かもと思わせるような「疑わしい」部分があるのが、現政権です。
　税金が原資である「内閣官房機密費」を昨年度は11億円も自由に使っていますが、その資金が私が疑った卑劣な世論操作の費用に向けられていないことを祈るのみです。