クロストップ
今日の熊本地方は快晴ですが、午後は曇りの予報になっています。今週末まで一応はゴルフを自粛しますが、それは新型コロナウィルスによる自粛ではなく、坐骨神経痛によるものです。
ただ不要不急の外出自粛にも合致するし、あるテレビの情報番組ではゴルフも自粛すべき範囲に入っていたので、ちょうど良いのかもしれません。
さて、私のスイングでずっと気にしていたのがトップでのクロススイングです。先日の1人予約のラウンドでも初見の同伴者から「野球経験者ですか?」と聞かれるように、野球スイングとみられることが多く、自分では全く意識しなくてもそんな動きになっているようです。
一般的に「クロストップ」は悪い動きだと言われていて、それは流行りの「オンプレーンスイング」に合わない動きだからです。
シャフトをオンプレーンに乗せるためには、いったん身体の前方向に外れたシャフトをオンプレーン上に戻す必要があり、無駄な動作が入るため、効率的でないと言われ、修正すべきスイングだと言われているようです。
私も同伴者たちがこそこそと私のクロストップについて話している気配を良く感じていますが、自分の中で自然にスイングしたらそうなるため、これまで何度も変えようとしましたが、それは出来ずじまいで、現在はこれが自分の特徴だと割り切ってはいます。
そうはいっても、気になる部分ではあるので、他のレッスン生のスイングを見て、レイドオフのスイングで280yほど飛ばす彼らを間近でみると、変えないと飛ばないのかなと思っていました。
(左のレッスン生は300yに届くかの飛距離を誇り、中央のレッスン生は初心者ですが280yほどの飛距離を誇ります。右のレッスン生は私のようなクロストップのシングルさんですが、バランスは一番良い構えのように見えます)
しかし、プロが動画で見せてくれたPGAの期待の新人であるマシュ―ウルフのスイングを見て驚きました。
マシューウルフとは、2019年5月の全米学生選手権の個人戦で優勝してからプロ転向し、3戦目になる7月の「3Mオープン」でツアー初優勝を果たした有望新人です。
マシューはまさしくクロストップしているのです。
(マシュ―ウルフのトップからの切り替えし部分)
(マシュ―ウルフのドライバーショットの連続写真)
YouTubeの動画での解説でも、「クロストップ」の動きは良くないと言っていますが、すでに新人でPGAツアーで優勝も飾っていて、今後の活躍次第ではこのクロストップがもしかしたらトレンドになるかもしれません。
現にあるネット記事では、「すべてが“飛ばしの要素”だ」と絶賛しているものもあり、ゴルフ関連のマスコミの節操のなさが垣間見えます。
マシュ―ウルフの連続写真を見て、現在指導を受けているプロからの指摘がなんとなく理解できるような気がしました。
それは、1段目のバックスイングを外に向かわせることで「逆しなり」を起こしていることと、2段目のシャフトを背中側に倒す動き(これが違和感ありありでなかなかできません)、3段目のカバーリング(腰の位置は下げず、上半身を球側に覆いかぶさる)からのフォロースイングなど、ようは自分が全くできていない部分です。
(プロからは腰を下げずに上体を球に被せるような動きだと言われています)
(比較すると、カバーリングが上手くできておらず、上体が立ったままなので力が球に伝わっていない感じです)
さすがにプロのスイングをそのまま取り入れることは、年齢の違いや筋力・体力の違いなので無理だとは思います。
ただ、自分の気になっている部分である「クロストップ」でも、部分的に改良を加えることで、もう少しの飛距離アップはできるのではと思っています。
もしかしたら、自分の勘違い部分もあるのかもしれませんが、この辺りはプロに尋ねながら改良していきたいのです。