三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「ボギーなゴルフ」とその発展形とは

 私のブログのコメント欄に「4軸構造」さんという方からコメントがありました。「4軸構造」さんはシニアゴルファーですが、YouTubeにご本人が研究されたスイングについて動画をいくつかアップされているようです。
 (1)から順に(4)までは拝見しましたが、用語の難解さについていけずに途中で視聴を諦めてしまいました。


 「4軸構造」さんは「並アマゴルフ」という「白ティーから85点でラウンドするためのスイング」を研究されているようです。
 85というスコアは、私が提唱する「ボギーなゴルフ」と同様なレベルなので、「4軸構造」さんのように難しく考える必要はないのかなと思って、この記事を書いています。


 もし、85という平均スコアが目標であれば、乱暴な言い方ですがスイングは適当で良いと私は思っています。
 私たちのようなシニアゴルファーであれば、せいぜい6200y前後の距離のコースでしかラウンドすることはなく、飛距離アップはOBのリスクを増す「諸刃の剣」だと思うからです。


 「ボギーなゴルフ」とは、パーオンを無理して狙わずボギーオンをベースにして、寄せ1のパーを目指すもので、90切りは普通にできるし調子と運さえよければ80切りもできるというコースマネジメントの考え方です。


 「ボギーなゴルフ」にはスイング理論などありません。本人が自由にスイングし、そこそこの方向性(OBを打たない程度)と飛距離(200y程度)があれば良く、ショートゲームの練習をメインにスコアメークする方法です。


 私は「スコアメーク=ショートゲーム力」だと考えていて、一流プロが「スコアを伸ばす=ショット力」であるのに対し「スコアを崩さない=ショートゲーム力」という事実を基にした、いわば守備から入るゴルフなのです。


 アベレージゴルファーで100や90が切れない理由は、プロの攻撃的な一面だけを真似してスイング練習をしているという方向性の間違いがあるからで、本来はスコアを崩さないプロのショートゲーム力を真似して練習をするべきだと思っています。


 私がプロのレッスンを受けようと決意したのは、「ボギーなゴルフ」では80切りは運の要素が多分にあり、どうしても平均スコアは80台になってしまうため、もう一段階のレベルアップのためにこれまで「蔑ろ」にしていたショット力を付けたいと思ったからです。


 私の一昨年の平均スコアは156ラウンドで「81.69」で、昨年は195ラウンドで「80.95」と2年続けて80台に終わりましたが、自分でも平均スコア70台は無理だと感じました。
 たった1~2打の違いですが、その1打が遠いものだと感じたのです。


 それは自分のスイングがいわば「いい加減」なものだと自覚していたからです。
 「いい加減」なスイングであっても、「ボギーなゴルフ」さえ心がければ平均スコア80台が無理なく出せるのは私の数字が証拠です。


 しかし、1ラウンドで9回のミスのうち、1つ2つを減らすことができれば、平均スコアは70台に突入できると考え、自分のミスの傾向を探ってみました。


 その結果、斜面からのミスが多いことが分かり、その対策のためにプロに教えを乞い、レッスンをお願いしたのです。


 「ボギーなゴルフ」では、斜面からのセカンドはOBさえ打たずグリーンに近づけばOKというものです。
 確実に3打目は2打目よりグリーンに近づいているわけで、そこからショートゲーム力でボギーオンして2パット以内に抑えればよく、そのためのショートアイアンやウエッジでのアプローチショット、パター練習は「ボギーなゴルフ」の肝になるため、ほぼ毎日のように練習を繰り返していました。


 しかし、「ボギーなゴルフ」ではパット力がより重要になり、良いスコアを出すためにはそれなりのプレッシャーもかかってきて、1mのショートパットを外すことも多かったのです。
 だったらパーオンして「寄せる」パットで危なげないパーを積み重ねていく方が、グリーン上ではプレッシャーがかからないと考え、傾斜地にある球でもパーオンできる距離であれば正確にグリーンオンさせたいと思うようになりました。


 ホームコースの赤水もそうですが、南阿蘇CCや阿蘇グランビリオゴルフ場西コースにはフェアウェーにもコブが多く、どの場所に止まるかでスコアに大きく影響が出てしまいます。
 たまたまコブの頂点やコブとコブの間の平坦地であれば、次のショットの成功率は高くなり、反面、つま先下がりや左足下がりなど難しいライではミスが出てしまう傾向があり、そこは「運」任せだったのです。


 そこでプロに傾斜地からの対応を教えてもらい、併せて最近はめっきり飛距離が落ちた部分をどうにかしたいと思って飛距離アップの方策を教えてもらうためにレッスンに通いだしました。


 まだスコアには反映できていませんが、手応え的にはレッスンの成果はでているようで、斜面から予想外のナイスショットが生まれることも多くなりました。
 同じボギーでも、原因がはっきりしているボギーなので、対処の仕方で十分パー以上に変えれるものなのです。


 練習場には2年以上も行っていなかったことが、ショット練習を疎かにしていた証拠であり、毎週1日でも練習場に行くようになったため、成果がそのうちに出てくるはずです。
 もちろん、パターやアプローチ練習は今まで同様に練習を続け、よりレベルアップしたゴルフが出来ればと今は願っています。