三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はレッスンを受ける


 今日の熊本地方は朝から雨でラウンド予定はありませんでした。


 毎週の土曜日はサンバレーゴルフプラザという練習場でプロからグループレッスンを受けていますが、今日が3日目(3週目)の練習日でした。
 レッスン時間は自由に決められますが、私は9時から15時までのフルタイムのレッスンをお願いしていて、今日は少し早めに行こうと自宅を8時に出て20分ほどで着く練習場に行きましたが、すでにプロと2人のレッスン生が来ていて、早くはありませんでした。


 レッスンでは打席を確保してあり、先輩のレッスン生は練習球を打席の玉置場にきちんと積み上げていたので、やり方を教わって私も真似をして積んでみましたが、最初の積み方が悪かったのか最後の方が上手くハマらず、崩れてしまいます。

(私が積み上げた練習球。右側が上手く積み上げられませんでした)

(レッスンが始まる前にみんながこうして準備します)

(29番打席で積み上げている若手が一番きれいに積み上げるとのことでした。30番は私の打席です)


 プロによると、球を大切にする気持ちから練習前の準備として球を積み上げるようで、ゴルフの神様に好かれるよう、練習球であっても疎かにしないという気持ちの問題のようです。


 今日のレッスンは、最初に図を使って「ダボを打たない攻め」というテーマでレッスン生に攻め方を質問されます。
 プロは一級建築士など土木関係の資格保持者なので、こうした図の作成はお手の物で、中央CCのホールと南阿蘇CCの18番のコース図が書いてあり、どうすればボギー以上でホールアウトできるかの解説がありました。


 当初は、天気が良ければ午後から「くまもと中央CC」に移動してハーフのラウンドレッスンがある予定でしたが、結局、お昼になっても雨が止まず、ラウンドレッスン自体は中止になりましたが、コースの攻め方などが座学として最初にあったのです。


 その後、それぞれの身体の力が入るところなどを調べてもらいましたが、4人のうち3人と1人に分かれていたようです。
 これにより、グリップの持ち方が小指側からと親指側からと違っていて、もし間違った持ち方をその人に教えてしまうと、力が入らなくなり、万人に合うレッスンはないとプロが言っていました。


 確かにその1人と他の3人に同じような構え方をさせてプロが押したり引いたりすると、3人が我慢できる動きは他の1人が我慢できず、反対に1人が我慢できる動きが3人には我慢できないということが分かり、グリップの持ち方1つにとっても万人共通なものはないとのことでした。


 ゴルフは道具を使う動きなので、その道具を上手く使いこなせるかどうかがポイントですが、レッスン書に書いてあるものが自分に当て嵌るかは疑問で、場合によっては全く力が出せない危険性もあるようです。


 パターの練習もあり、私が練習してたら腰痛とともに立ち眩みが起こり、貧血の症状が出てきて、途中で休憩することになりましたが、プロによると立ち方や構え方が悪く「平衡感覚を司る三半規管が影響を受けないような構え方をしないといけない」とのことで、そのやり方を教えてもらいました。


 また、右足から動く場合と左足から動く場合では、力の入り方がまったく違うため、私の場合は右足から動くように注意がありました。


 この後、スイングスピードを上げる練習があり、最後の目標はクリアできませんでしたが、この辺りも身体の使い方が上手くないようで、右腰を回す意識が必要なようです。


 傾斜からの練習では、やはりまだうまく打てずでしたが、その後のアイアンの練習で、私のスイングがバックスイングで右足に体重が乗る癖があるため、その矯正練習をしましたが、参考スイングや理屈は理解できるのに、これまでの自分の癖をなかなか直すことができず、一つを意識すれば次の動きができないなど、しばらく矯正は時間がかかるかもしれません。


 その矯正練習で、左足1本で立ってスイングする練習がありましたが、左軸なのに左足が弱く、左足一本ではふらついてしまいます。
 この辺りは、まず悪癖を直さないと、それ以上のスイング矯正には進めないため、自宅で練習することで、できるだけ早く左足スイングを心掛けたいと思っています、


 プリントに書いてあった「スパイン側から」とか「フェース側から」のスパインの意味が分からず、やっと今日の説明で理解したり、バンプという動きやカバーリングというイメージさえも湧かなかった動きが頭では理解できましたが、分かったことを実際にやれるかということは大きく違い、癖で固まった自分の身体をコントロールできない自分がいたのです。


 食事もせずにあっという間の6時間でしたが、1人だけ居残りで左足中心のアイアンショットの練習を続け、プロも残って指導してくれました。
 まだなかなか自分で自分の動きを制御できませんでしたが、何度も意識しながらスイング練習していると、朧気ながら遠い先に一点の光明が見えてきたような気がしたため、諦めずに出来るまで続けて行こうと思っています。


 レッスンを受けて痛切に感じたことは、最初が肝心ということです。それぞれ個人が力を発揮できる動きをベースにスイングを覚えていたら、もっと上達できるペースが早いだろうなということです。
 何年も自己流で固まってしまっている私のようなおっさんに対して、ジュニアは最初に適正な指導をすれば、すぐに上達するのは乾いた砂にしみ込む水のように吸収力が高いためです。


 プロはジュニア指導員の資格もお持ちで、子どもたちの指導もやっていますが、子どもの吸収力に高さに反比例して我々のようなおっさんへの指導は大変だろうなと思った一日になりました。