三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

傾斜地ショットの注意事項を纏めてみる

 今日の熊本地方はどんよりした天気で、気温も上がっていません。今日は初午大祭のようで近所の熊本城稲荷神社や高橋稲荷では初午大祭が行われるようですが、私はわざわざ行く気はないので外出する予定はありません。


(熊本城稲荷神社のポスター)

(高橋稲荷神社の昨年の「福餅まき」の様子)


 そのため、今日は昨日プロからもらったプリントを元に傾斜地での基本を頭に叩き込もうと自主勉強しています。
 これまで傾斜地からのショットでは、右に行ったり左に飛んだりとしていて、その経験則から狙う方向を定めていました。


 一般的に「つま先上がり」のライからはフックが出やすいという知識がありましたが、番手が長いクラブでは一概にそうと言えず、右にそのまま飛び出すミスもあったのです。
 しかし、貰ったプリントには、これまでとは正反対の構え方が書いてあり、戸惑ってしまいました。


 例えば、つま先上がりのライからの基本な構えは「開開・内内・回す」となっています。
 この表現は私が覚えやすいように省略したもので、プリントには「開いて開いて」とあり、これはオープンスタンスにしてクラブフェースも開く意味で、「ヨコヨコ」はインサイドインのスイング軌道で打つ意味で私は「内内」と覚えるようにしました。
 最後の「回す」は右足を回すという意味で、私は「右足」を省略して「回す」と表現し、反対に右足を回さないつまり「ベタ足」は「ベタ」と覚えるようにしました。


 この省略した表現で書けば、つま先下がりのライでは「閉閉・外外・ベタ」であり、「閉閉」はクローズスタンスでクラブフェースを閉じ、外外はアウトサイドアウトにスイングし、右足はベタ足ということです。


 左足下がりのライからは「開閉・外内・回す」であり、オープンスタンスでクラブフェースを閉じ、アウトサイドインに振って右足を上げることになります。
 左足上がりのライからは「閉開・内外・ベタ」になるので、クローズスタンスにしてクラブフェースは開き、インサイドアウトのスイング軌道で右足は上げないことになります。


 実際のラウンドでは、これから複雑に絡み合ったライになるはずで、それに応じた塩梅の度合いを自分で考えることになりますが、まずこの基本の構え方を覚えていないと、上手く打て難いことになるようです。


 これまで私の構え方は、例えばつま先上がりのライからはスタンスもクラブフェースもスクエアにして、グリップを短めに持ち、8番アイアンより短い番手の場合はフックを予想して右目を狙い、6番や7番は真っすぐ目に狙い、UTやフェアウェーウッドではグリップを上げ気味にしてグリーン方向を狙うという打ち方でした。


 プリントにあるようにまさかオープンスタンスでインサイドインにスイングするなどの発想などなく、ただでさえ引っ掛かる恐れのあるライから左に飛んでしまうのではと思ったものです。
 ただその分クラブフェースを開き、右足を上げることが出球が右に出る効果があるわけで、実際につま先上がりのライを再現したペットボトルの上の球を打ってみると、自分の予想よりクラブヘッドがかなり下を通っていることが分かり、実際のライではダフリが頻発することが実感できました。
 このことは50cm下の地面に降りて、スティックで上の地面を叩くように言われ、普段のスイングで地面の狙った場所を叩こうとしても手前しか叩けず、自分の感覚と実際のクラブヘッドの動きの違いが実感できたことからも分かります。


 この段差を利用した練習では、上の段から50cm下の地面を叩くように言われ、最初のスイングで地面に届かなかったことから、プロから「地面を叩くためには極端なアウトサイドアウト、つまりVの字のようなスイング軌道を取らないと地面を叩けないし、そうしないと手前の壁面にスティックが当たるでしょう」と言われ、なるほどと思いました。


 また左足を段上に置くスイングでは、インサイドアウトに振らないとスティックが壁面に当たるし、左足を段下に置くスイングではスティックをアウトサイドから振り下ろさないと段差がスイング軌道を邪魔して振れないということが実感できます。


 つまり、これが傾斜のスイングの基本で、極端な場所でやってみるとそうしか振れないことが体感でき、コースも同じでそうした打ち方をしないと当たらないと言われました。


 これまで「スイングは一つ」と勘違いしていましたが、コースには傾斜があるのが当たり前で、その傾斜に即した構え方をしないことが、まず結果を出せない理由なのです。


 明日は南阿蘇CCでプロと一緒にラウンド予定です。プロは来たる試合に向けての調整ラウンドなので、現場での直接指導はありませんが、昨日からレッスン生になったのでいろいろとチェックはしてくれるはずです。
 ゴルフは知識だけあってもダメだとプロが言っていました。「泳ぎ方を伝授したからといって泳げるようにならないでしょ?」というのがプロの言い分であり、正しい知識を元に後は実践あるのみで、微妙な調整は経験を積むしかないのです。
 幸い、経験を積む機会だけは他の方より数多くあるので、一度自分の中を白紙に戻し、新しい知識をしみ込ませていきたいと思います。