三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

プロのゴルフを見て力む

 今日は1人予約が成立し、南阿蘇CCに行ってきました。今日も比較的暖かでしたが、まだ風邪具合が治っておらず、身体が重い感覚がありました。
 その上、出がけに風邪薬を飲んだら、途中で無性に眠くなり、ゴルフ場近くの駐車場でしばらく仮眠をとるほどでした。

 それでも1時間前にはチェックインし、しばらくすると同伴者の60歳代の1人がやって来て、何度かご一緒したことのある方だと分かりました。
 当初は4人でしたが、30歳代の1人が今朝になってドタキャンしたようで、3バッグになりましたが、もう1人が遅くなると連絡があったようで、係の人が「〇〇さんが遅れられます」と言いに来て、その名前を聞いてピンときました。


 以前のHNは別の名前でしたが、PGAのティーチングプロ資格を持っている方で、これまで何度も一緒になり、その都度無料でワンポイントアドバイスなどを貰っている方なのです。
 後で聞いたら寝坊をしたそうで、車を飛ばしてゴルフ場に着いたのがスタート15分前だったそうで、予定の時間に無事にスタートできました。

 本当に会ったのは久しぶりですが、プロのブログを時々チェックしていて、その中で奥様が昨年末にお亡くなりになったことを知っていたので、お悔やみを述べたところです。
 長年、病魔と闘っておられたようで、本人は自分の終活も一緒にやってしまったと笑って話してくれました。


 プロは今年初めてのラウンドだということでしたが、いつものように品が良いショットを放たれます。
 ドライバーの飛距離はほぼ3~50yは差を付けられ、セカンドもアイアンで品が良いショットを放たれてグリーンオンさせるのです。


 この「品が良い」という表現は、私が軽いドローに対して使うもので、常に落ち際で軽く左に切れるもので、さすがプロの球だと言えるものです。


 しかし、プロも南阿蘇の読みにくいグリーンには手こずっていて、自然の傾斜の中に隠れた傾斜は分かりづらく、何度か3パットをしていました。
 私も今日は奥目に乗せたりと、ロングパットが多く、前半・後半で37パットも打ってしまいました。


 もう1人の同伴者には、彼がプロだとは言っていなかったため、「上手いな~」と感心していましたが、もしプロだと分かると一気にハードルが高くなり、見る目も厳しくなるのが常で、可哀そうと言えば可哀そうなプロの宿命です。
 その方は何度かプロのパットのラインに立たれていて、私だったら退いてもらいますが、プロは動かなければ大丈夫と言いながら、プレーされるところがさすがだと思いました。


 私は何度もプロと回っているので、意識はしないと思ってはいても、ミスが出るとそれを引きずってしまうのは、プロを意識している証拠です。
 プロからも、私が10番パー4で4mのバーディーパットを外したものの、11番パー4でしっかりバーディーゲットした際に「今日は70台のゴルフが見られるかな?」とプレッシャーをかけられ、結果的にそれに潰されたような内容になってしまいます。


 12番パー3で1mのパーパットを外したのはご愛敬でも、13番パー5ではフェアウェーからU4で危うく池ポチャ、3打目を右バンカー、バンカーショットはグリーンからこぼれ、寄せた2mを外すダボを打ってしまいます。
 冷静に考えれば、セカンドをミスっても残り130yと全然まだパーオンのチャンスはあったのに、自分で自分にプレッシャーをかけてしまったのは、プロがドライバーショットを右の傾斜に打ち込み、そこからグリーン手前まで運んだナイスショットを見てしまったからです。
 結果的にプロは寄せ1のバーディーだったのに、絶好の位置からダボにしてしまったのは、ナイスリカバリーショットを見て力んだ結果だったのです。


 これが通常の方とのラウンドであれば、「ボギーなゴルフ」を意識し、ミスっても「池ポチャじゃないのだからラッキー!」と思うはずを、「負けないようにチャンスに付けなければ」といった「欲」にまみれたプレーになってしまっていたのです。

 そんな精神状態であったのにも関わらず、いつもスコアを崩す9番や18番でパーゲットできたのが不思議と言えば不思議です。
 結局「攻め」のゴルフをしてしまい、それが裏目に出たケースが多かっただけで、9番や18番はそれが単にハマったというだけの理由だったのです。


 今日は久しぶりのプロとのラウンドで、我を忘れた部分が多く、まだまだ「ボギーなゴルフ」を実践できていないなと反省する日になりました。


 スタート早々のホールでバーディーなどが来ると、やはり勘違いしがちで、実はこれが曲者であり、好スコアに繋がったためしがありません。
 スコアが纏まるのは、序盤をボギーで凌ぎ、我慢をしているとそのうちに波に乗るという展開の場合なのです。
 分かってはいても、勘違いしてしまっている自分を元に戻せないことが、今後の課題です。


 明日はグランビリオゴルフ場の西コースでのラウンドです。明日は我慢する「ボギーなゴルフ」を実践できればと思っています。