私のクラブごとの打ち方と考え方
私はラウンドでミスを量産する傾向にありますが、その原因を考え、クラブごとにどう考えてショットに挑むかを改めて確認してみました。
〇 ドライバーショット編
私の球筋はスライスと決めているので、普段は右ティーの内側にティーアップし、コースの左サイドを狙ってティーショットすることになります。
イメージは左のラフ方向から軽く右に曲がってフェアウェーというものですが、右に大きくスライスする場合と捕まって真っすぐ飛ぶという場合があります。
大きく右にスライスする場合は、ほとんどが飛距離を出そうと力んだためで、それに下から煽った打ち方が加わると出球も右方向でなおかつスライスするというOB一直線のミスになってしまいます。
そのため、スイングの際は身体の捻転はしっかり入れ、その代わりにダウンスイングでは力を入れないということを心掛けていて、最近はほぼそのミスは出なくなっていますが、飛距離を欲張るとまだ出てしまいがちです。
最近はスライサーなのに真っすぐ狙った方向に捕まった球が出てしまうこともあり、打ち方は良かったのに結果が悪いという勿体ないミスも発生してしまいます。
そのため、左側にOBなどのリスクがある場合は、そこまで左方向は狙わず、右に曲がっても仕方ないと思って打ちますが、もし右もリスクが高い場合は、スイングスピードを遅めにして飛距離を出さないようにしています。
このスイングスピードを遅めにする方法は、最近はかなり多用していて、フェアウェーキープ率が上がっている(それでも60%程度ですが)ように感じていますが、これは飛距離より方向性を選択した結果なのです。
〇 フェアウェーウッド編
私のバッグにはフェアウェーウッドは5番と7番を入れていますが、あまり得意ではありません。
その理由は練習場での練習をしないことと、ラウンドで使う場面が少ないため、必然的に使い慣れていないためです。
5Wは、ラフから距離を出したいときに使います。UTやアイアンでは、ラフから飛距離が出ない場合が多いのですが、5Wだと当たりがイマイチでもそこそこの飛距離が出せるためです。
パー5で2オン狙いでは使用する場合もあるかもしれませんが、そんなケースはほぼなく、あっても手前に池があったりするため、そんな無謀な選択をしないため、余計に使う機会がありません。
フェアウェーからだと間違いなくU4を使いますが、これは距離と成功率を比較した場合によりU4の方がいわゆる「平均飛距離」が出るためです。
5Wは一発の飛距離は望めても、ミス発生も多くなるため、だったらU4の方がいいかという感じなのです。
7Wはどうしてもフック球しか出ないため、いわゆるインテンショナルショット用になってしまっています。
もちろんゆっくり振ると曲がりも少ないのですが、それだとU4の飛距離に被るため、だったら得意なUTの方がマシだという考えです。
スライサーの私がフック球のイメージをすることはなかなか難しく、左に曲がると思っていても右を狙えない部分がありますが、U4も最初はフック球だったので、試行錯誤して真っすぐ飛ぶ打ち方を見つけるしかありませんが、まだそこに至っていないというレベルです。
〇 ユーティリティー編
私のゴルフを形作っているのは、2本のUT(23度と25度)だと言っても過言ではありません。
当初はU4のみを手に入れ、最初はフック球に悩まされていましたが、打ち方のコツみたいなものが分かり、それ以降は距離が残ったミドルホールやロングホールのセカンドで多用しています。
200y程度だったら近くまで運べる自信はあり、長めのクラブでは信用度は一番のクラブです。
U4の感じが良かったため、数年後に同じシリーズのU6を手に入れました。このクラブは当初はグリーン周りの転がしの寄せ用、つまりチッパー代わりに手に入れたものです。
その後はショットでも使うようになり、5Iを抜いてその代用品にしましたが、最近は150y~180yまでと幅広い距離で使うようになりました。
シャフトをアイアンと同じDGにしているため、私にとってUTはアイアンという位置づけです。
〇 アイアンショット編
私がゴルフを始めたころは、8番アイアンだけでのショットをしていたため、8Iが一番の得意クラブになっています。
私のアイアンの球筋の傾向は、8Iを中間として、7I・6Iがスライス傾向、9I・PWがフック傾向にありますが、最近は7Iも6Iも短く握ることで飛距離は落ちる分、方向性が安定してきました。
また8Iや9Iではショートホールなどで距離がやや不足する場合は、フック球を打つことで距離不足を補おうとすることもありますが、あまりやりすぎるとイメージが崩れるので、1ラウンドに1回か2回ある程度です。
やはりアイアンはグリーンを狙うクラブなので、左右に曲がると難しくなり、できれば真っすぐ上がって軽くフェードしてピンの横に落ちるイメージが私には合っているのです。
〇 ウェッジショット編
私の癖というか傾向として、ウエッジショットの際の球の位置を左足寄りに置いてしまうことがあり、そんな場合は身体が突っ込んでしまうミスに繋がるため、ウェッジでのコントロールショットでは球の位置には神経を使います。
以前は、ロフトの多いクラブでは球の下にフェースのエッジを潜り込ませるイメージで打っていましたが、これだとダフリのミスが出やすいため、今は直接フェース面で球をヒットするイメージに変えました。
直接に球をヒットしても勝手に球は上がっていくわけで、やや音は悪くなるもののそこそこの結果に繋がります。
〇 パター編
最近は練習グリーンでパター練習をかなり長時間することになっています。これは、パターを変えたことが理由で、慣れるためにはたくさん打たなければと思ったからです。
パターを変えたと同時にグリップもそれまでの逆オーバーラッピングからクロスハンド落ち変えているため、余計に慣れが必要ですが、最近は自分の球の転がりに若干不安を持っています。
これまでは、転がりにはあまり関心が向いていませんでしたが、より順回転になるようにヒットすること心がけています。
他のクラブのショットに比べて、やはりパターが一番難しいと思えるのが、方向性と距離の両方を合わせる必要があるからで、その上グリーンの傾斜にも影響されるため、パターの練習は何時間やってもやり足りないと思うほどで、当時は無敵だった不動プロが8時間以上も練習グリーンで練習していたという気持ちがなんとなく分かるほどです。
パットは結果がすぐに分かるものであり、1打のスコアを簡単に変えてしまうもので、怖いからこそ練習をしてもし足りないと思うものです。
練習をしてもすぐに結果が出ないのがパットであり、いつも「1年後・2年後に結果はでるはず」と信じて気長に練習をしています。