三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「ボギーなゴルフ」ではダボまではOKだということ

 私はラウンド毎のスコアを表計算ソフトに入力し、それを画面コピーしてペイントに貼り付け、画像としてブログに貼っています。
 他に簡単な方法があるのかは知りませんが、自分的には簡単なのでこの方法を使っています。


 表計算ソフトは、いろんな便利な使い方があるようですが、私は使いこなしはできず、ほぼ足し算・引き算の世界でもあるのです。
 今回は、11月分のホール別(パー3・パー4・パー5)でどのようなスコアが出ているか確かめてみました。


 11月の総ラウンド数は16回で、平均スコアは「80.56」でしたが、ホール種別のスコアの分布は次のとおりです。

 これを見ると平均スコア80を切れなかった原因は、トリプル以上が7個あったことが一番の原因だと分かります。


 つまりトリプル6個で18打、∔4打が1個を合わせると22打のロスをしていて、これを1ラウンドに平均すると1.375打のロスになり、もしこれがなければ平均スコアは80切りが出来ていたはずです。
  また、ボギーで抑えることが出来ていたら15打のロスがなくなり、やはり平均が0.9打下がっているはずだし、ダボで抑えることが出来ていたら平均が0.5打下がっていることになります。


 これらはまさしく「タラレバ」であり、実際はそのスコアを打っているわけなので、いまさらどうしようもないのですが、その状況になった場合の「気持ちの対処の仕方」に問題があったのかもしれません。


 私はこのブログで「ボギーなゴルフ」を提唱しています。「ボギーなゴルフ」の名称は私のオリジナルなネーミングではなく、15年ほど前に所属していたネットゴルフサークルにいたNyanさんという女性ゴルファーがよく言っていたもので、ボギーを中心としたスコアメークの考え方です。


 つまり、無理にパーを取りに行かず、その代わり大叩きを避け、平均して90前後のスコアを目指す方法ですが、「アプローチの達人」や「指宿のチャンピオン」などと一緒にラウンドすることになって、彼らがまさしく「ボギーなゴルフ」をベースにしたゴルフを展開していたことに気づき、それ以降は私も改めて「ボギーなゴルフ」を意識するようになったのです。


 達人たちのゴルフは、基本的にグリーン手前から転がすというゴルフで、パーオンで直接グリーンを狙うことは短いパー3やパー5の3打目以外はありません。
 そのため手前にハザードがあるホール、例えばグランビリオ西コースの11番パー4などでは、達人は最初から3オン狙いしかされないのです。
 3オン狙いであれば、ドライバーショットは右に逃げてそこそこの飛距離でいいわけだし、セカンドも刻むのでアイアンで距離を求めなくて構わないことになります。


 ボギーオンしてパットが入ればパーで、入らなくてもボギーであり、私のようにギャンブル的にグリーンを狙って失敗すれば池ポチャのダボ以上が確定するより、ずっと安定したスコアが望めます。


 彼らは、それでもバーディーチャンスは作れるし、18ホールでダボはほとんど打たないことになりますが、それは絶妙なショートゲームの卓越した技術が支えているのです。


 私が提唱する「ボギーなゴルフ」では、達人たちレベルの高度なものではなく、ダボまでは許容スコアになるという、ある意味アバウトなものになります。
 ボギーは全くOKで、ダボまではギリギリOKであっても、トリプルやそれ以上のスコアはNGなのです。


 11月のラウンドでは、16ラウンド×18ホール=288ホール中で7回の大叩きが平均スコアを大きく崩しているわけで、その時は「仕方ない」と思えていても、こうして纏めてみればトリプル以上のスコアを出すことは結果的に厳しいことがよく分かります。


 トリプルを叩いたのはパー3で2回、パー4で4回でしたが、全てOBが絡んでいました。パー5ではなかったのですが、これはリカバリーできるチャンスがパー3やパー4より多くあるためです。
 ∔4打を打ったパー4の1回もOBの2発であり、やはりOBを叩いてしまうとトリプル以上のリスクが高まることが数字的にも表れています。


 11月はそれまで月平均のOB率が「1」未満だったものが、ちょうど「1.0」になっていたことからも、OBをたくさん打っていることが分かります。


 そうはいってもゴルフでのOB発生は避けて通れないもので、もしOBを打ったとしても「ダボ」で我慢する意識が必要です。
 どうしてもプレー中にOBを打つと、意識が「ダボ」も「トリプル」も同じような気分に陥ってしまいますが、こうした数字を改めて見てみると「ダボ」までは許容できても「トリプル」はダメだということがはっきり分かるのです。


 要は、「目の前の1打を大切にするという意識が重要」だという当たり前なことが導き出されるもので、万一、OBを打っても全力でダボを取りに行く姿勢が大事なのです。


 こうした数字を眺めてみると、「たった1打、されど1打」だということが分かります。1打に拘るゴルフはしたくはないのですが、かといって1打を疎かにするゴルフもしたくないのです。 
 どんなに大叩きがあっても、その中で自分ができる最小限のスコアロスで抑える方法を考える癖を付けなければと反省しました。