三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ラウンド中の心構えは

   今日は1人予約が成立し菊池CCに行ってきましたが、早朝7時50分のスタートは、さすがに冷え込んでいて、強風は冷たく、ゴルフをするような環境ではありませんでした。
 普段とは違って防寒対策で着ぶくれをしていたため、スイング時に身体が回りづらく、ショット自体がなかなか当たらなかったのです。


 スタートの1番パー4でフェアウェーからセカンドをチョロ、3打目をトップして4打目のアプローチで寄せた1mも決めきれずのダボスタートの後、2番パー4ではフェアウェーからPWでシャンク気味の当たりになり、アプローチは2mに付きましたが、パーパットはカップに蹴られるボギーでした。


 その後は、私にとって鬼門の5番・6番も含め7番まで連続パーが来ましたが、8番パー3で左ラフからのアプローチをミスり、4mのパーパットも決めきれずのボギー、9番パー5は3打目のU6のショットをチョロ、4打目の52度でも手前にショートとするボギーとなり、前半は、3ボギー・1ダボのスコア41で17パットでした。


 スルーで後半に入りましたが、インもやはりピリッとしない展開で、バーディーチャンスのパットも入らず、後半は4ボギーのスコア40で17パットでした。
 通算は、スコア81で34パットでしたが、ショット・パットともにイマイチだったものの、実際のところ私の現状はこんなものだろうというものです。


 さて、今日は昨日に引き続き、「還暦の初心者」さんからコメント欄で「80から100台のスコアがどのように作られるのか?」という質問を頂きましたので、私なりのラウンド中における考え方を参考になるかは分かりませんが、書いてみようと思います。


 私のこの日記を読んでくださる方は、何度も書いているのでご存じとは思いますが、私はアマチュアゴルファーには「ボギーなゴルフ」というボギー主体のゴルフを展開することを提唱しています。


 「ボギーなゴルフ」とは、パーオンを積極的に目指さないで、基本はボギーオンとし、パーパットを常に打てるようなゴルフをする考え方で、以前に参加していたネットサークルメンバーの「NYAN」さんという女性ゴルファーが名付け親のとてもスコアメークに有益な考え方です。


 例として400yのパー4のティー前に立ったと仮定してみます。


 2打でグリーンに乗せること(いわゆるパーオン)を目指せば400yは長いと感じてしまい、ティーショットを飛ばそうと力んだりして結果的にショットが曲がり、OBを打ったりしてダボやトリプルが来るケースも多いのですが、最初からパー5と思ってみると短いロングホールだと考えることができ、3打目でオンさせることは、そう難しくないと思えます。


 つまり「ボギーなゴルフ」ではパーパットが打てればOKであり、入ればラッキーなパーで外してもボギーなので予定通りというものです。
 つまり、無理は決してしないという、冒険心が高いゴルファーにはつまらないゴルフに感じるようですが、実際はこれを実践すると90切り自体もそう困難なものにはならなくなります。


 菊池の11番パー4と12番パー5は折り返しになるホールで、11番はレギュラーティーから401yでセカンドは打ち上げになり、12番は464yですが、セカンドは平坦でグリーンへは打ち下ろしになるという特徴があります。


 11番はフェアウェーからでもUTなどでセカンドを打つことになり、アゲインストの今日は右ラフから5Wで2段グリーンの奥の段のピンに対し、右エッジに外しました。
 9Iで傾斜のすぐ上に切ってあるカップに手前の右目から転がしたら、予想以上に左に切れ、カップ左で止まりそうな球がジワジワといつまでも止まらず、結局大きな傾斜の部分まで動いて行って、そこから15mほども一気に段下に転がってしまいました。
 パー4ですが、私は最初からパー5として考えているので、どうにかボギーは取りたいけどダボも仕方ないと思っていて、あまりの転がり方に笑ってしまう余裕がありました。
 結局、ファーストパットをしっかり打ち、1mに付けてボギーで凌げましたが、最初からボギーを計算していたため、ショックなど全くなかったのです。


 12番パー5は反対にフォローで一本木の左にティーショットを打てると、場合によってはアイアンで2オンが可能ですが、私のティーショットは右目に飛んで右ラフに入り、右前方のOBの森がグリーン方向をブロックするような場所でした。
 パー5だし、2オン狙いは右に飛んだ時点で諦めていて、7Iでグリーン左手前のラフまで運びましたが、ここからのアプローチが止まらずに奥に付けてしまい、バーディーゲットはできませんでした。
 しかし、マネジメント的には無理なプレーはせず、パーゲットできたのです。


 このように、パー5だと刻むという選択は誰でもしますが、パー4で刻むという選択が出来るゴルファーは少ないのです。
 ミスって結果的に刻むことになるのと、最初からマネジメントで3打目で寄せやすい場所に刻むということは、見た目では同じでも、中身が大きく変わってきます。


 私のラウンド中の考え方は、ティーショットの際は、グリーン方向にOBなく飛んでほしいというだけで、もしトラブルになれば、そこでダボは叩きたくないというマネジメントに切り替えます。
 無理せずトラブった地点からボギーオンできるか考え、間違っても無理にグリーンは狙わないようなクラブを選択します。


 そして、そのショットに向かう際も、「手前で良い」と自分に言い聞かせ、狙った手前にショートすると「ナイスショット!」と声に出して自分を褒めるようにします。
 そうすると、安心して次のアプローチに挑むことができ、結果的にアプローチが寄ることに繋がるのです。
 反対にグリーンオンを狙って手前にショートすると「なんで?」と思ってしまい、アプローチも当初の予定になかったショットになるため、ミスが出やすくなるのは、アベレージゴルファーの悲しい傾向なのです。


 今日も同伴者が、15番パー4で私と同じような場所からのアプローチを奥に付け、下りのパーパットを大きくオーバーし、返しも外すダボにしていました。
 私はセカンドをショート目に打って、ピン手前なので寄せ1狙いにしていましたが、残念ながら2mのパーパットを決めきれずのボギーになったものの、当初の予定通りだったのです。
 きっと同伴者はパーオンを狙ってのショートで、そこから寄せなければという意識からウエッジでのタッチが強くなく、奥からの下りのパットだったので、3パットしてしまったのです。
 冷静になっていれば、アプローチもショート目に打っているはずで、絶好の場所からパーオンを逃したという意識がその後のミスを連鎖して生んでしまいます。


 「ボギーなゴルフ」に必要な技術レベルは、曲がらずに180yの飛距離が出るドライバーショットであり、セカンドでダフッたりトップしたりのミスがない130yのアイアンショットであり、手前からの50y内を確実にグリーンオンできるアプローチ力です。
 もちろん、最も大切なものは、どこに乗っても2パットで凌ぐというパット力なのですが、この基本を頭に入れて練習場ではそれらのクラブだけを練習することになります。


 次の日記では、初心者にとって将来も無駄にならない練習方法を書いてみようと思っています。