三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

南阿蘇のコースに今日もKOされる

 今日は一般予約で南阿蘇CCを予約し、「アプローチの達人」と2バックで行く予定でしたが、南阿蘇村に近い西原村に住む「鉄人」と呼ぶ79歳の老ゴルファーに「一緒にラウンドしませんか?」とお誘いしたところ、快く受けてくれ、3バックでのラウンドになりました。
 ラウンド内容は、狭い南阿蘇でショットは曲げてしまい、OBを量産してスコアになりませんでした。
 ただ、その分、3人で楽しくラウンドすることはできたから、まぁいいかという感じです。

(早朝の阿蘇中岳の噴煙は東側に流れていて、南西側の南阿蘇CCには向かっていませんでした)

(朝日が噴煙の中から上ってきました。ヨナ~阿蘇地方では火山灰をこう呼ぶ~が地上に落ちている様子が分かります)


 スタート時間は8時20分で、1時間前にはゴルフ場に到着しましたが、風が冷たく、気温も4度ほどと冷え込み、手が悴むようでした。
 達人もほどなく到着され、開口一番「昨日の彼は酷かったね!」と私が昨日の日記でスロープレーを指摘した同伴者のことを話題にされました。


 その彼はいろんなスロープレーに繋がることをしていましたが、その中の1つであるグリーン周りで使ったクラブを置く癖に達人は怒っていました。
 カートへの出口方向に使用クラブを置いておけばよいのに、必ず使った場所の近くに置くため、ホールアウト後にいちいち逆方向に戻る必要があり、そうした無駄な動きに達人は我慢ならなかったようです。
 「打つのも遅いくせに、動きも悪い!」と怒っていて、「二度と彼とは一緒にならない。もし1人予約に入ってくれば自分はキャンセルする」とまで言っていたのです。

(昼前から風向きが若干ですが南向きになり、南阿蘇CCも少し火山灰の影響を受けそうでしたが、すでにお昼にはラウンドは終わっていました)


 昨日の日記に還暦初心者さんという方がコメントをくれましたが、その趣旨は「100叩こうともスコアで同伴者に迷惑をかけることはない」という私の主張に、「すべてのゴルファーがそう思ってくれるといいのですが」というものでした。


 還暦初心者さんというHNから推測して、もしかしたらスコアが纏まらない方であり、100叩きで同伴者に迷惑をかけていると感じておられるのかもしれません。
 しかし、スコアが纏まらないゴルファーが、もし迷惑を同伴者などにかけているなら、それは大叩きに要する時間ではなく、途中途中の動作から発生する無駄な時間の方が圧倒的に多いのです。


 初心者どころかベテランでもよくやるスロープレーに繋がる行為は当該本人だけでなく、同伴者のちょっとした心がけでも大きく変わってきます。
 場面別に、簡単に思いつくことを書いてみました。


<ティーイングエリア編>
Q 自分のショットの順番になる前に、手袋をはめたりして準備ができていますか?
Q ショット前に無駄に素振りを繰り返していませんか?
Q 最後の打者になったとき、クラブを持ったままカートに乗り込んでいますか?
Q 同伴者はカートのティー側の席を最後の打者用に空けていますか?


<セカンド地点編>
Q 自分の球に向かうとき、次に使う候補のクラブ数本を持って行っていますか?特に林の中などのトラブルの際は、球を上げるウエッジと転がすウッド系のクラブも併せて持って行っていますか?
Q カートに乗り込むとき、クラブを持ったまま乗っていますか?
Q 同伴者は乗り込む人の側の席を空けていますか?


<アプローチ編>
Q アプローチ用のクラブ以外にもパターを持っていますか?
Q 自分が先に打つとき「打ちます!」と意思表示していますか?


<グリーン編>
Q 使ったウェッジ類は、カート近くのグリーン出口付近に置いていますか?
Q 自分の順番になるまで球をマークしてピックアップしていますか?
Q 自分の番になってグリーンの傾斜を読むために何度もカップまで往復していませんか? 
Q パットを外した時、続けてプレーしないときは速やかにマークしていますか?
Q グリーン上でスコアの記入をしていませんか?


<番外編>
Q カートは球の少し斜め前方に置いていますか?
Q 自分の球のかなり手前でカートを止めたがりませんか?


 思いつくだけざっと書いてみましたが、これだけのちょっとした心構えの違いで時間短縮効果が図れます。
 またマナーを守ることは、結果的にプレーを早めることに繋がり、スロープレー防止に繋がるのです。


 1つ1つはほんの数秒の無駄でも、ワンプレー毎に同伴者4人がそれぞれやってしまうと、一回2~3秒の無駄な時間がかかるとして、溜まり溜まって1ラウンドでは数十分のプレーに関係ない無駄なロスタイムを作ってしまいます。


 私もこれまでの日記で前に初心者風の組がいると、まずがっかりすると書いたことはありますが、その理由はそうした組は動作が遅いケースがほとんどだからです。
 初心者だけでラウンドしている場合は、誰も自分たちが進むペースを気にしないことになり、結果的にスロープレーになる確率が圧倒的に高いのです。


 打つべきプレーヤーがなかなか打たない、無人のカートを置きっぱなしで先に進むなど、少し考えれば改善できることを誰も気にしないケースさえあり、スコアを叩くことで遅くなるより、途中途中の動作で遅くなることの方が圧倒的に多くなるのです。


 しかし、初心者風の前組の人たちがクラブを2~3本持って走り回る姿を見せてくれると、「そんなに急がなくてもいいから、もう少し落ち着いて打ってね!」と後方で微笑ましく見ていることもあり、「頑張って!」とエールを送りたい気分にさえなるのです。


 要は自分たちが遅いから迷惑をかけるかもという意識があり、それを解消しようと努力する姿を見せてくれれば、後続組はそこまで「遅い!」と怒ったりはしないのです。


 達人は昨日のもう1人の申告スコア110~120の方については全く問題視されておらず、スコアよりもスロープレーのゴルファーのほうに大いに問題があると思われていて、それは私も同様な意見です。


 今日は達人のプレー時間を気にして見ていましたが、ほぼ1ショットに要する時間は10秒ほどで、なかには目を離したすきにもう打っていることもあり、せっかちな達人らしいプレーぶりでした。
 私もティーショットを含め素振りはしないほうなので、達人ほど早くはないのですが、反対に鉄人は素振りを何度かすることがあり、我々より長めにショットに時間をかけていました。


 達人との2バックであれば、1番最初にスタートできれば、ほぼ1時間ちょっとでハーフを終えることはよくあります。
 もっとも、達人はグリーン上でのパットは真面目にプレーせずに2m内は片手でタップして全てOKにされるため、ほとんどグリーン上のプレーは私だけになるため、とにかく進行が早いのです。


 今日は予定の8時20分より少し前にスタートし、鉄人がいて少し時間はかかりましたが、それでも9時40分にはハーフを終了してクラブハウスに戻っていました。
 後半は前組に赤ティーを使う80歳を越えた老人の組が2組いましたが、前組を見ていると1人のプレーが遅く、それに業を煮やしたのかお一人だけがさっさとグリーン方向に歩いて行っていました。
 場合によっては、スロープレーの方が150Yの距離からグリーン方向に打とうとしている際に、すでにグリーン脇にいることもあり、危ないのにと眺めていましたが、なるほど同伴者のスロープレーに対し、せっかちな動きになっているのだと分かりました。


 このように、スロープレー者は知り合いの中でも嫌われ者になってしまいます。そのうえ、当人はその発生原因という意識がなく、なぜ同伴者の機嫌が悪いのかさえ分からないものです。
 もし、自分がそんなことをしていないか、もう一度振り返ってみませんか?
それに気を付けているゴルファーだったら、100叩こうとも110叩こうとも、スコアは関係なく立派なゴルファー仲間だと言えるのです。


 今日のスコアの反省は別の機会に書こうと思っています。