三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ソフトボールの練習

昨夜はラウンド後でしたが、久しぶりにソフトボールチームの練習に行ってきました。
退職前の一昨年2月に他校の監督の紹介で、濟々黌高校がインターハイに出場した時の元監督を紹介され、すぐに所属のシニアチームに引き入れられました。


学校を退職したメンバーで作るKGPというシニアチームで、北は玉名市から南は小川町までの元先生たちが、週一で熊本市に集まりナイター練習をしています。


所属する県シニアソフトボール連盟は、年齢で出場可能な試合の区分があり、シニアの部は59歳以上、シルバーの部は64歳以上、古希の部は68歳以上、ハイゴールドの部は74歳以上という制限があります。


KGPは年齢層が高く、古希の部がメインとなるチームですが、退職したてのシニアメンバーを欲していて、渡りに船とばかりにあっという間に入会の話がまとまった経緯があります。


参加1年目は主に三塁手として試合に出ていましたが、2年目から投手の練習を始め、今年からは主戦投手になる予定でした。
しかし、五十肩を発症し2月からの練習初めから一度も練習に参加できない状況でした。


すでにシーズンは始まっていて、チームはいくつかの大会に出場していたようですが、前回の試合はちょうど赤水の社長杯決勝と重なり、コーチからDHでいいから来てほしいという要望も断っていたのです。


昨日久しぶりに練習に行ったのは、肩の調子がだいぶ良いのと、試合前だというのが理由でした。
てっきり試合は木曜金曜の二日間だと思い込んでいたのですが、練習場で明日が試合と聞いて、日程を一日間違えていたことに気づきます。


メンバーとは2月の練習開始1週間前の出発会で会ったきりで、「お久しぶりです・」とあいさつをして練習参加しました。
まず柔軟体操後に軽くキャッチボールをしてみましたが、どうにか投げることはできそうです。
恐々、投げる距離を伸ばしていきますが、力をいれると若干の痛みがまだ残ります。


その後、トスバッティングに取り組み、シートバッティングに移行するとショートの守備位置に入り、ゴロの捕球感覚を確かめました。
昨年までの主戦投手は体調を壊して今年は練習参加をしていないため、コントロールに難のある2番手とスピードがない3番手、そして高齢のコーチが最後に控える投手陣です。


なかなか厳しい状況ですが、試合は全国に繋がる大会で参加チームも少ないため3試合勝てば全国大会出場権獲得というものです。
優勝は難しくても決勝までは勝ちあがれそうな組み合わせで、上手く投手が頑張ってくれるかどうかが分岐点になります。


上からの送球がどうにかできたので、久しぶりにウインドミルで肩を回してみることにしました。
ブランクのわりには思ったより投げられますが、これは久しぶりだと肩が軽いためでよくある現象です。


シートバッティングの最後にコーチから「投げてみる?」と聞かれ「お願いします。」と答えて2人だけに投げてみることにしました。


肩が軽いため球に勢いが付き、バックで守っている方々から「ナイスピッチング」という声がかかります。
2人が交互に3回ずつ打席に入ったので、計6打席分の投球をしましたが、さすがに終わりの方はバテてコントロールが乱れてしまいます。


終わってからコーチから「本当は4月から主戦投手だったけど、、。北海道から帰ってきたら頼むよ。」と声をかけられました。


練習が終わって帰ってきたら、久しぶりの練習で全身が痛む感じです。明日の試合はどうかなと思ってましたが、幸い天気予報が雨のようで、できれば順延してほしいなと思っていました。


朝起きると、雨の音が聞こえます。今日は無理そうだなと思いましたが、6時に決定だったのに連絡が6時半近くまでありません。
こちらからコーチにメッセを入れたら「まだ連絡がありません」と答えが来ます。
もしかすると試合開始頃から曇りの予報なので「実施かも」と起きて準備を始めていたら、コーチから「今日は中止です。明日は別会場で行われます。」と連絡がありました。


もう起きてたので二度寝はせず、それ以降はだらだらと過ごしています。


明日はたぶん3塁手としての出場になりそうですが、もしかするとDHかもしれません。
試合前に監督から発表があるまで、どうなるか分からないのがソフトボールなのです。


自分も高校生チームの監督をしていて頭を悩ませるのが、誰を出すかということです。
同じような力を持つ選手がいれば、どちらかを出してどちらかはベンチということがあります。
場合によっては、力は劣るけど本番に強いという選手もいます。
選手は試合に出たいとアピールしますが、出せるのは決まった人数であり、試合開始前のメンバー表提出まで誰を出すかは監督の一存になります。


他の球技などの監督は試合が始まると、タイムアウトを取れる種目でアドバイスする程度であり、試合そのものに直接かかわることはできないのですが、野球系の競技は監督が直接かかわることになります。


選手決めがその第一歩で、監督が代われば選ぶ選手も違ってくるのはあり得ることです。
試合中も攻撃時にはサインを出すことで、監督は直接試合にかかわります。


他の競技の監督はユニフォームを着ませんが、野球系だけ選手と同じユニフォームを着るのは、まさしく試合の参加メンバーだからです。
ソフトボールの監督は背番号が30番という決まりがあり、キャプテンは10番になります。


そのため、誰が監督か一目瞭然なのです。


監督がサインの選択ミスで失敗し、敗因を作ってしまうこともあり、とくに勝負を分けるスクイズのサインは、出す出さないに監督の個性が現れます。


プレーはしないけど、采配で選手を動かすのが監督で、いかに監督の思いを選手が受け止めてプレーしてくれるかが、普段の練習の主たる目的になります。


ゴルフは個人プレーですが、ソフトボールは団体競技なのでチームプレーが原則です。
場合によっては、自分を殺してチームのために貢献することも必要で、その意味で先発メンバーに入らなければ、1塁や3塁のコーチャーズボックスに入ったり、控え投手の球を受けたり、場合によってはバットを引いたり選手へグラブを持って行ったりと雑用をこなす必要があります。


その分、チームが勝てば出場していなくても嬉しいし、メンバーと喜びを共有できるのがチームのチームたる所以なのです。


明日は晴れそうです。