三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

社長杯を終わって嬉しかった一言

(社長杯のトロフィー。チャンピオンブレザーを着て、トロフィーを持って記念撮影がありました。写真は1年間ロビーに飾り、その後は頂けるようです。またトロフィーには優勝者名を刻むようなので、記念になります。)

(優勝賞品は1万円分の商品券でした。昨年は7千円分の商品券でした。)


勝負の決着がつき、2人ともそのまま2階に上がって表彰式がありました。昨年、負けているので敗者の気持ちはよく分かります。
アマチュアのゴルフは名誉だけですが、敗者には何も残らず、勝者はずっとその栄誉を称えられるのです。


レストランの壁には、優勝者の名前が彫られたネームプレートが作られ、あつまる阿蘇赤水GCが存在する限りずっと残されます。
二位になった者は、何も記録されず人々の記憶にも残りません。


勝負に立ち会った競技委員長が「ゆーぽんさんは2回目の優勝だね。」と17年前の優勝を覚えてましたが、昨年の準優勝のことは話題にも上りません。
それくらい優勝かそうでないかの差は大きく、その辛さを昨年味わっていて、今年戦った相手には、それなりの尊敬の言葉を優勝スピーチで述べさせていただきました。


ハンディを貰ったからこそ勝てたわけで、スクラッチだったら大きく負けていたのです。それどころか途中までは恐るべきゴルフの内容で、これだったら誰も勝てないのではと思えるゴルフをされていました。


ただアマチュアの悲しさで、いったん失った流れを食い止めることができないだけで、勝負のあやがそこにあります。


次は、もっとハンディを減らして対等な戦いをしたいと思いました。


最後に、プレー代の支払いをしていたら先導をしてくれたゴルフ場の方がお祝いの言葉と共に、うれしいことを言ってくれたのが印象に残りました。


その彼は、今日は日曜日で通常営業をしていたため、我々2人が待たなくて済むよう、ホールごとに先回りをし、お客さんにプレーを中断してもらい、我々が先に行くことをお願いする役目をしてもらったのです。


その彼が「おめでとうございます。内心、私は応援していました。ピンをグリーン外にそっと置かれていたし、ボール拭きのタオルも相手の方に投げずに手渡しされていたので。」と言ってくれたのです。


ピンをグリーン外に置く癖は、プロと一緒にラウンドして教わったことです。自分としては当たり前に思っていることでも、改めてそんなことを見てくれている人がいたんだと感激しました。


またボール拭きを投げなかったのは、相手の方をリスペクトしていたからであり、いつもそうではないかもしれませんが、できるだけ手渡せるなら手渡そうと思っているからです。


お世辞でも、自分の普段やっていることを褒めてもらえると嬉しいものです。


二重に嬉しい思いで帰路に着くことができました。