三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

酷い状態のグリーンは楽しくない

 今日は当初予定の阿蘇ハイランドの早朝ラウンドが「アプローチの達人」の急用でキャンセルになったため、代わって1人予約を使って「くまもと城南CC」のファミリーコースでラウンドしてきました。


 九州に近づいている台風6号は明日の午後に熊本接近の予報ですが、また少し西にコースが逸れたため影響は吹き返しの風だけだろうと推測しています。
 鹿児島方向から接近するときの台風は、時計と反対周りの風は九州山地でブロックされ、併せて我が家は北東側に万日山があるため今回のコースでは風よけに山がなってくれるのです。
 逆に通り過ぎた後の吹き返しは開けた有明海を通る西側から吹くため強くなり、明日の夜半が強風のピークだと予想しています。


 ラウンドは今朝6時スタートでしたが台風の影響なのかゴルフ場に向かう途中から雨になっていて、6時のスタートから3ホールくらいまでは傘が必要なほどの雨でしたが、その後は雨も止み終わる頃には晴れ間も見えて暑い日になりました。


 城南CCのファミリーコースは、以前の本コース27Hのうち9Hを安価で開放しているもので、コースは短めですが「ファミリー」と名付けられるような子ども連れ専用ではなく、他の本コースと比べそこまで簡単だとは思えません。


 ジュニアの大会があるのか、前組には小6か中1程度のジュニアの男の子がいて、見た感じは「爺・父親・子」3世代の3バッグでしたが、親子にしては真ん中の男性の年齢が若そうで、孫を連れた2人とジュニアを指導する人という構成なのかもしれません。


 スタート前に同伴者が「前にジュニアがいるけど『この前は11アンダーだった』と話していた」と教えてくれ、私もその子が「今度試合があるから練ランです」と別の人に告げているのを聞いていたので、プレーに注目して見ていましたが失礼ながらそこまでの力は無さそうに思えました。


 ファミリーコースは9H×2回りますが、前半だけでもOBを2回打っていて、後半も見ていた中では6番パー3の短い距離のグリーンで簡単にダボを叩いていたので、11アンダーが本当ならあまりにショートゲームが下手だというものです。


 気になったのが、ラウンドレッスンなのかアラサーの男性が教えながらのラウンドで、スタート時には前々組がいたけど途中から見えなくなるほどスローペースだったことです。
 我々がグリーンが空き、3人でショットを打ってホールアウトするまで計10打近く費やす中、次のティーに行くと3人目の年寄りが前で打ち終わる頃で、前々組が見えない中でなぜそんなに時間をかけるのかが分かりませんでした。


 ジュニアの頃からおじさんのような遅いプレーをやっているのは大きな間違いで、指導している人のプレーぶりが早くなかったので、その影響だと思いますが、指導者はどう見てもプロとは思えず、3番パー3ではサブグリーンにあったジュニアの球をグリーン外にドロップしていましたが、男性が指示している場所がどうみてもそこじゃ無いよというような場所にドロップしていて、正しい措置の仕方を教えておかないと試合で間違った位置にドロップをしてしまいそうです。


 その上、ときどきグリーン上を走る行為が見え、これも厳しく注意する必要がありますが、同伴者の2人は注意するわけでもなく、その後もグリーンを走ってしまいます。
 また厳しく言えば、ジュニアには必ず砂袋を携行させろと言いたいもので、この辺りもアマチュアゴルファーが安易に教えると、基本的なマナーがないままになってしまいそうです。


 ジュニアに限らずは何事も最初が肝心で、こうしたマナーや振る舞いはプロの指導下で教わるジュニアたちはしっかりしているもので、単にショットだけを教えるのでなく1人前のゴルファーとして育てるのが指導者たる責務だと思っていて、もしかすると今日はたまたま指導者でない少し上手いアマチュアに爺様が指導を頼んだのかもしれず、ラウンド後に爺様がお礼のお金を渡そうとして相手から固辞されているのを見たため、そう思ってしまいました。


 ネットで調べてみると、ジュニアの大会は8月は高遊原CCで学童オリンピックという小学生の大会があるだけで、城南CC開催では見つけることができませんでしたが、ハーフターンで後ろにジュニアの女の子3人を連れた男性がいて、前のジュニアと顔見知りのようで挨拶をしていたため、同じような練ランだったはずです。


 単にファミリーコースが料金が安いためにラウンド練習場として使っているかもしれず、
その辺りは不明ですが、夏休みでもあり平日でも子どもたちがゴルフをする光景は若い世代が育っていると思えて何となくうれしいものでした。



 さて、長々とジュニアの話題を書いてしまいましたが、今日のファミリーコースのグリーンはコンディションがバラバラで、2グリーンあって以前は片方はベントだったはずが両方ともに高麗に変わっていて、刈ってない夏の高麗芝は全く転がらないグリーンでした。
 ホールによっては少し転がるグリーンもありましたが、基本的には激重でスティンプメーターでは4ftもあるかなと思うものでした。

(スタートの1番から雨になっていて、カートのフロントに雨粒が付いています)

(2回目の9番のティー横からの光景。空は青空に変わっていて10時現在で36℃ほどありました)


 また不思議だったのが前組と我々は使用するグリーンが違っていて、ナビが示すグリーンをプレーしましたが、追いついたホールで聞いてみると前組はナビが我々とは違うグリーンを示していました。
 使用グリーンが違うからといって、前組がパターをしている最中に我々がグリーンに向かってい打つわけにもいかず、ホールによっては前組が手前のホールでプレー中というケースもあったのです。


 その上、ナビの示すピン位置が全く違い、最初のボギーになった6番パー4ではピンが中央の位置だったので大きめの7鉄で打ってピンに寄ったと思ったら、ピンは手前で長い下りに見えるパットを打たされる羽目になります。
 下りでも激重グリーンは10mを4mもショートしたほどで、パーパットも同様にショートしてしまっています。
 もっとも前回行った際はナビも付いてなかった記憶があり、グリーンまでの距離はおろかピンポジの資料がない状態のラウンドだったので、ナビが付いただけでも感謝だと思うようにしました。


 コースとして改善されたところはありますが、肝心のグリーン状態が残念で、球が転がる際にザザッとこすれる音が聞こえるほどで、久しぶりの夏場の高麗グリーンでしたが、芝刈りがして無いのであればグリーンではなくフェアウェーという感じだったのです。


 当初は6時スタートだったらいくら1人予約でも3バッグだから9時半には終わるだろうと思っていましたが、我々の組が遅かったのではなく前組が遅かったためホールアウトしたのは10時20分頃で計算上は前後半共に2時間10分ペースでした。


 前組の前にはスタートして数ホールは前々組のカートが見えましたが、徐々に前組は離されたのに急ごうとする気配はなく、後半に至っては1ホール完全に空いていた我々の後ろの女の子3人を連れた4バッグが6番で我々の後ろに追い付いたほどです。


 レッスンをするのであれば前半は我々の後ろは空いていたので、我々をパスさせてゆっくり来ればよいのに、そうした配慮もできない大人たちだったので11アンダーが本当なら有望なジュニアをダメにしている大人たちだなと思ってしまいます。


 途中から天気が回復して気温が上がり、私は青息吐息の状態でしたが、涼しいうちにラウンドしようと思った目論見は見事に外れた一日になりました。