今日から熊本空港CCで開催されるKKT杯バンテリンレディスオープンのボランティア参加のために、今朝は5時50分に自宅を出発し、まず県家畜市場に向かいました。

　ゴルフ場周囲には駐車場がないため、周囲に数か所の駐車場が設けられ、そこから無料のシャトルバスがゴルフ場まで出ていますが、ボランティアはそのうちの県家畜市場を指定されていて、バスで約10分でゴルフ場まで繋いでいます。

　今日だけは集合が6時40分と遅いものの、明日からはスコアラーや同じフォアキャディー業務でも集合が6時10分と早くなっていますが、今朝は単にゴルフ場までの時間で計算して自宅を出発していて、バス乗り継ぎに20分ほどかかることを忘れていました。

　それでも少し早めに出ていたため集合時間にはギリギリ間に合い、ボランティア事務局から提供される朝食のお握りを食べて説明の時間を待ちました。
　今日のフォアキャディー業務の割り当ては、幸いというか10番パー4のセカンド地点左の担当になっていて、1番や10番の担当は最初に業務が終わることになります。

（今日の組み合わせ表。アウトスタートの後半に優勝経験者が多くいます）

（熊本空港CCの10番のレイアウト。左バンカーから下り傾斜になり、飛ぶプロは左の木越えに打ってくるため、木に当たるとトラブルになりやすいホールです）

　熊本空港CCの10番は左ドックのパー4ですが、インのスタートホールにしては、難易度が高く、1打目はFWで打つプロが多くなるのは、左ドックのコースを真っすぐ右のラフに突き抜けるとグリーンが狙えなくなり、かといって最短ルートのバンカー越えを狙うには飛距離に合わせて左の大木の上を超す高さも必要になるためで、左バンカー横のエッジまで150y付近に刻むほうが安全に攻めれるためです。

（フォアキャディーの道具はヘルメットと球の位置を示す杭、それにOBなどを示す三色旗ですが、私は旗は持たずインカムを付けてティーから使うクラブや方向を教えてもらう役目でした）

　ドライバーを使わず刻む場合もバンカー横を少しでも転がると左足下がりのライになるため、セカンドのコントロールが難しくなり、インスタート組はなかなかパーオンする選手がいなかったものです。
　
　ただ後半のアウトスタート組は、コースを知っているベテラン勢や飛ばし屋はバーディーチャンスに付けていて、優勝争いに絡むプロとそうでないプロの差がなんとなく感じてしまいます。
　もっともインスタート組は最初のホールであるのに対し、アウトスタート組は9Hをプレーした後なので、インスタート組が無難な攻めになるのはある意味仕方ない面もあるものです。

（ボランティア2人で椅子を持ち込み、ティーショット以外はギャラリー化していました）

（ティー側から見た10番パー4のセカンドの待機場所。中央の盛り上がった部分右にバンカーがあります。バンカー横からエッジまで約150yの距離になります）

（バンカー超えに打ってくると、木々の陰に逃げるように隠れました）

　初日の10番のスコアを調べてみると、バーディーは6人だけで、これは8番パー3と並ぶバーディー数の少なさでした。
　ボギーは29人で、これも31人を数えた8番パー3の次に多い数で、この結果からも10番の難しさが分かるはずです。

　左に打ち込んだのは10人ほどですが、ほとんどが木越えを狙って木に当てたもので、幸いOBはいなかったものの、林の中のベアグランドから球を上げられず、バンカー越えのグリーンにはオンはできないもので、ほとんどがピンが左奥でも逆の花道方向を狙うセカンドになっていました。

　原英莉花プロや小祝さくらプロなどは、悠々と左の大木の上を越えていましたがバーディーが取れたのは小祝プロだけで原プロはパーに終わっています。
　昨年プロテスト合格の熊本出身の竹田麗央プロは、10番のティーショットは原プロの次ぐ飛距離で、セカンドもピンに打って行きましたが、残念ながら惜しくもバーディーは逃しています。

　この組に付いていたスコアラーと話しましたが、1番から3連続バーディーだったと言っていて、この先どこまで伸ばすのだろうと思ったとのことです。
　その後は惜しいパットが多かったもののスコアを伸ばせず、今日は5バーディー・2ボギーのスコア69で6位タイに入っていました。

　竹田プロは新人とは思えない堂々としたプレーぶりで、大物の予感がしたのは飛距離は出る、ショットは切れるタイプで、世界にも通用しそうな雰囲気でした。
　ただそうしたプロがこれまで何人もいたものの、大半が期待倒れになっているため、変に纏まらず、大きく成長していってくれたらと思いました。

　明日は6時10分集合なので4時半起きになりますが、今日は何度も坂を上り下りしたため足が痛くなっていて、スコアラー業務として18H歩けるのか少し心配しています。