三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

1人予約で遅れるマナー違反者はスコアも大叩き

   

 今日は1人予約が成立し、菊池CCに行ってきました。スタートが8時20分だったので、自宅から1時間半はかかると計算し、6時10分に出発しましたが、予想より早い1時間前の7時20分前にはゴルフ場に到着しました。


 アプローチ練習やパター練習をして待ちましたが、すでに気温は高くなっていて暑さで汗びっしょりになってしまいます。
 スタート時間の15分前になって、スタート室前に戻ると、すでに私のキャディーバックはアウトスタートの先頭のカートに積み込まれていましたが、他にはバッグが積み込まれていません。


 係の人に尋ねたら、「まだ来られていません」との返事でしたが、5分経っても10分経ってもバッグは積み込まれず、「もし同伴者が来なかったらどうなりますか?」と尋ねたら「聞いてきます」と答えがあり、しばらく待っていました。
 そうこうするうちに、慌てたように車が入ってきて、別の係員がバッグを私のカートに持ってきたので、ドタキャンされなかったと一安心しました。


 やってきたのは、後で話を聞いたら今年3月に退職したという元教員の方で、ゴルフの腕前はまだまだでしたが、「なにかあったのですか?」と遅れた理由を問うたら「予想外に混雑して、、、」という言い訳でした。


 スタート時間を過ぎていたので、1番ティーにカートを動かし、スタートしても良いかその方に尋ねたら、OKと言われたので、私が先にティーショットの準備をし、「準備運動をその間にしてください」と言って打ちました。
 その方は、ほとんど準備運動もなしにティーショットし、案の定、左にOBを打ちましたが、球があった近くの場所から4打目として打って、また左の林に打ち込むOBだったのですが「プレ4から打ちます!」と言って移動されました。


 どうせコンペでもないし、好きなようにやってくださいと思い、特にどうこうは言わず、結果的に残り100yのプレ4から左に大きく外し、アプローチはざっくりして、2パットでホールアウトされました。


 2番では右に2連続でOBを打ち、ここもプレ4からプレーし、3番でもティーショットで右にOBを打たれ、3つのホールで4個の球を無くされてしまいます。
 その後は5番でも右にOBで紛失されましたが、6番以降はどうにか紛失はされませんでした。


 しかし、後半になってもOBは止まらず、13番・14番・15番で連続OBを打たれましたが、さすがにスコアにはならないゴルフを展開されました。
 ラウンドが終わってから練習場に行くと言っていましたが、まずスタート時間に余裕を持って来場し、練習をするほうが効果的なのにと思ってしまいます。


 途中で話を聞くと、某プロのレッスン書を本人は実践しているそうで「ダウンブロー信仰者」のようですが、フォームはダウンブローには程遠い「掬い打ち」の典型的な右足体重の「明治の大砲」スタイルで、とうとうアドバイスしてしまいますが、自分ではダウンブローをやっているつもりなのか、なかなか私のアドバイスを素直に聞いてはくれませんでした。


 この方の考え方が、またアベレージゴルファーに多い勘違いで「プロのようなフォームを作れると良いスコアになる」というものですが、勘違いは置いといて、よほどスマホを借りて撮影してあげようかと思うような酷いスイングだったのです。


 ダウンブローのスイングをするという方向性は間違っていなくても、どこをどう切り取ってもダウンブローなんかではない「掬い打ち」をそうだと勘違いしていることに、これじゃ死ぬまで自分の勘違いには気づかないだろうなと諦めましたが、それはさすがに言えずに逆に「アプローチの才能はある」と褒めることに留めました。


 それでも時々は酷いスタイルのショットでもコース内に飛んでいきますが、当然のように掬い打ちなので弱弱しいスライスになるか、引っかけ球になるものです。
 本人は引っかけをキチンと打てたと勘違いしている感じを受けましたが、17番のパー3の130yをPWで打つと言っていました。


 プロのようにダウンブローで、クラブフェースのロフトを立てて打てればPWでも130y打てますが、案の定、右手前のバンカーまでも届かない弱弱しいスライス球になり「おかしいな」と首を捻っていたので、とうとう「掬い打ちだから距離も出ず、右へのスライス球にしかならないから、その打ち方だったら左を狙って8Iか7Iで打つとオンしたかも」と言ってしまいました。


 「自分を知り、それに合った狙い方とクラブ選択が出来れば、現状のスイングでも問題なく90切りは出来ますよ!」と言いますが、どうもそれには不満げだったようです。
 自分のことを認識できずにプロのようなスイングを目指す勘違い野郎に、ほとほと手を焼いた一日になりました。