三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

私のゴルフ練習方法は「エア素振り」

今日は日曜なので、当初はホームコースである「あつまる阿蘇赤水GC」の月例に参加を予定していましたが、天気予報では阿蘇地方は一日中雨で、お昼前後はかなりの雨量になるという予報でした。


自宅がある熊本市は、そんなに多くの雨量はないようですが、予報通り朝から雨だったので、月例参加は諦めてしまいました。
再来週は三大競技の初戦になる「社長杯」予選が行われる予定なので、赤水のグリーンに慣れておこうと思っていましたが、雨の場合はラウンドをしないという軟弱ゴルファーなのです。


もちろん社長杯は事前申し込みが必要であり、当日は雨だろうとキャンセルするわけにはいかないのですが、月例などの参加は当日の8時までに行けば「飛び込み」でも受け付けてもらえるため、事前の予約などはしておらず、その意味では朝の天候状況で参加するかどうかを決定できるというホームコースを持つ強みでもあります。


さて、先週はラウンドが2回だけに終わり、クラブを持つ回数が不足しているため打ちっぱなし練習にでも行こうかと迷っているのですが、実はこの1年間は打ちっぱなし練習場に行ったことは1回しかありません。


その1回もクラブのグリップ交換の目的のためであり、その練習場の年間の会員にもなっていますが、ほぼ練習をしないのがこの数年の傾向です。
以前は、週3~4回は練習場に通っていて、ほぼ毎日のようにクラブそのものは握っていましたが、最近の練習はラウンド前に行うことにしていて、そのラウンド前練習もバンカー練習とパット練習のみになっていて、ショット練習は全くしないのです。


グリップの交換は基本的には自分で行いますが、1~2本程度だったら気楽にしてもある程度の本数を替えるとなると、面倒だと思う気持ちが先立ち、前回はパターグリップの交換もあったためクラフトマンに依頼しました。


さすがプロという仕上がりで、自分で替えると溶剤でヌルヌルになった接着剤がグリップについたりシャフトについたりと汚いため、次回もお願いしようと思ったところです。
交換してから5か月が経過しているため、そろそろ全部を交換しようかなと思っています。


それにしても我ながら打ちっぱなし練習量の少なさには、改めて驚いています。
いわばラウンド=練習といったもので、この程度が良いバランスになっているのかもしれません。


先日、某ゴルフショップでドライバーの試打を行いましたが、その次のラウンドでドライバーが絶不調になったことがあり、変に力んで振ることでバランスが崩れてしまったという苦い経験があったのです。
ショップではスイングスピードが数値として出るため、どうしてもその数値を上げようと力んでスイングする傾向になり、結果的に自分のスイングリズムを崩してしまうことになってしまいました。


打ちっぱなし練習場でも、使用される飛ばない球の影響で、どうしても自分の飛距離との感覚が合わず、力みが発生するような感じがして、せっかくの練習が為にならないという皮肉な傾向にあるのです。


昨年は160回以上はコースにでているので、スタート前に少なくとも1時間の練習はしているはずであり、ざっと計算しても160時間の練習はやったことになります。
今年も32回のラウンドなので、32時間は練習しているはずで、その意味でわざわざ逆効果になるかもしれない打ちっぱなし練習場に行かなくてもいいかという気分です。


コース以外での私のゴルフ練習といえるのは、素振りだけです。
素振りといってもクラブを持っての素振りでなく、「エア素振り」なのです。


短い素振り用のクラブもありますが、自宅内で素振りをすることはなかなか難しく、寒い冬の時期にわざわざクラブを持って外に素振りに出ることは億劫に感じてしまいます。


その点、「エア素振り」は「どこでも・いつでも」できるという利点があり、窓ガラスに映った自分を見ながらスイングチェックが簡単に行えるのです。
ドライバーからアイアン・ウェッジ・パターまで、その時々のイメージですぐ簡単に切り替えることもでき、これほど費用も手間もかからない練習はないと思っています。


ゴルフは所詮イメージが大事なスポーツで、「エア素振り」によるショットで飛んでいく球をイメージするようにしています。
「エア素振り」の利点は、クラブを持っていないため、意識が手元だけに集中し、ゆっくり振る意識が出ることです。
左手の甲側や右の掌で球を押す感覚をイメージできるため、無駄な力=力みを発生する恐れがありません。


実際にクラブを持って素振りすれば、どうしてもしっかり振ろうという意識になりがちですが、「エア素振り」ではクラブそのものがないため、とにかくグリップだけに意識が集中できるのです。


よく駅の構内で傘で素振りするサラリーマンを揶揄する話も以前はありましたが、「エア素振り」だったら危険性もなく、見た目はともかく他人に迷惑はかけないものです。


スイングの際のチェック事項を決めて置き、それに沿って「エア素振り」をすることで実際のコースでも同じようにショット前チェックが行えることになり、これはショットの安定性に大いに役立っています。


簡単に取り組める「エア素振り」はお勧めです。