三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

サ高住(サービス付き高齢者住宅)のこと

私の現在の悩みというか心配事には、ゴルフのことが多いのですが、今日はゴルフ以外の心配事を書いてみようと思います。

それは五木村在住の兄のことです。

兄は現在75歳ですが、歩行が困難になり、併せて物忘れも酷くなっていて、ときどき自分のことが分からなくなるようです。


五木の自宅に1人暮らしで、現在は訪問介護やディサービスを利用してどうにか暮らしていますが、訪問介護もディサービスもそれぞれ週2回なので、それ以外の週3日間は全くの1人だけでの生活になるし、夜間も当然1人だけの生活なのです。


先日は、自宅廊下で夜に転倒して動けなくなり、早朝にある定時の村からの安否確認に応答しなかったため、担当者が自宅訪問し、倒れているのが分かって119番通報され、居間のガラス戸を救急隊が割って侵入して、救急車で人吉市の病院まで搬送されるという事故まで起きています。
たまたま1月としては冷え込みのない暖かめの朝だったので、自宅内凍死という最悪なことは免れましたが、助けが来るまで寒い廊下で動けず、本人も「寒かった!」と言っていました。


家内の移動を手助けする歩行器具や、玄関段差のための手すりなどを貸与してもらっていますが、ケアマネージャーからの情報ではその事故以来、最近はベッドから起きる気力も喪失気味だということでした。


そのため先週は、自宅から20kmほど離れた隣接する町の短期入所サービスを初めて受けましたが、入所中に何度か電話があり「ここは嫌だ!早く出たい!」と助けを求められ、ケアマネージャーにも連絡したところです。
ただ帰ってきても、生活面に心配があり、当初の予定通り金曜まで滞在する計画の変更はお願いしませんでした。


一昨日の夜も同様な電話があり、「明日の午後には自宅まで送ってもらえるから。」となだめたところですが、短期入所なので月曜から昨日の金曜までの利用だったのです。
昨日の夕方に電話があり「帰って来られた。いろいろありがとう!」と感謝されましたが、本人としては短期入所という意味が理解できなかったのでしょう。


ただ本人が嫌がるので、「もうあそこには行かなくていいよ。」と言っていますが、今後のこともあり、ケアマネージャーと相談して、八代市のサービス付き高齢者住宅(サ高住)への入所申し込みをしたところです。


最初はサ高住の知識が全くなく、ケアマネージャーから紹介されたときは老人介護施設かと誤解していました。
しかし、ネットなどで調べてみると、高齢者の生活を支援するサービスが付いた賃貸アパートのようなものだと分かります。


そういえば、ゴルフ場に行く途中にも、新しい施設がいくつか作られているのを見ていて、これまで関心がなかったのですが、月曜の菊池CCに行く途中の施設をみたら。看板の施設名の横に「サービス付き高齢者住宅」と付記してあって、ここがそうなんだと思った次第です。
兄が入るのはそこではないのですが、施設のHPを見ると全くマンション風の建物で、最初に見たときは介護施設のイメージが全くなく、「??」な感じでしたが、理解するとそうだなと分かってきます。


つまり、利用者は一般の賃貸アパートを借りるように、敷金を数か月分払って契約し、部屋の月額賃貸料を払って住むというシステムです。
部屋はバス・トイレ・キッチン付きの一般的なアパート形式ですが、法律により「バリアフリー」の設備が義務付けられていて、入居時には「生活支援サービス」という必須の有料契約を結ぶ必要があります。


また任意ですが「食事サービス」やディサービスも同じ建物内に付設されているので、契約することで有料サービスを受けることができ、入居者の支援度合いによってサービスを選択出来るのです。


ケアマネージャーから送ってもらったのですが、本人の「支援計画書」みたいなサービス利用表もあって、1月分の介護保険関係の利用状況が分かるようになっていました。
これまで全くこうした介護サービスについての知識がなかったのですが、それぞれのサービスには対価が決まっていて、本人は1割負担になっていますが、月額の限度額があるようで、多くのサービスを受けて限度額を超えてしまうと超えた部分は本人負担になるとのことです。


今回の「サ高住」の利用でも家賃6万円のうち、約4割の公費負担があるようですが、これが本人の利用限度額に影響するのかが不明なので、今日の午後に八代まで行って責任者の方から話を聞く予定です。


先ほどアポを取り、相手からも「こちらも事前にお会いしたいと思っていました。」と言われ、それはそうだと納得しました。


私が心配しているのが、部屋は1DKですが家電やベッドなどの生活用具をどうするかです。
一般的なアパートだったら、家電や寝具はもちろん照明器具やカーテンなども必要になりますが、それらのものをどこまで準備しなければならないかが分からないのです。


もし、準備したのちに兄がまた「自宅に帰りたい!」と言い出した場合、五木から家財道具を持っていくのであれば、短所入所のように簡単には戻れないのです。
生活に必要だとも思われる「冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・洗濯機・テレビ・電気こたつ」などの電化製品と「食器・鍋などの調理器具・その他消耗品」「着替え・ベッド・布団類」など引っ越しのためにどこまで準備が必要なのか全くわかっていません。


これらは入所する前までに準備が必要ですが、引っ越すまでは五木でも必要なものばかりで、いつ入所できるかも打ち合わせが必要なのです。


もっとも、短所入所した施設のように集団生活ではないため、個人のプライバシーは守れるし、必要に応じて階下のデイサービス施設での利用も可能なので、全くの1人暮らしにもならず、程よい距離感で生活できるので本人も満足できるのではと期待しています。


有料ですが朝昼晩の3食の食事サービスもあるため、食事の心配は不要だし、万が一の場合は部屋にある非常呼び出しが緊急時には使えます。


これまでのように、ディケア利用によって部屋の掃除や洗濯もお願できそうで、今の自宅の生活にプラスして食事と安心をプラスしたような状況になると期待しています。


後は、兄が五木から引っ越すことをしっかり納得できるかどうかがポイントですが、本人も今のままでは周りの人に迷惑をかけることには理解していて、八代の件についてケアマネージャーから「どうしますか?」と尋ねられた時は「行く!」と返事したそうです。


ただ、経費を心配しているそうですが、ケアマネージャーからは「年金の範囲内で賄えるし、弟さん達もいるから大丈夫です。」と言ってくれたそうです。


今日の現地見学と詳しい説明を聞き、その後は五木に行って理解できる範囲で説明をしたいと思っています。