三重苦ゴルファーの日記

還暦を超えた、飛ばない寄らない入らないの三重苦を持つおっさんゴルファーの日記です。

社長杯での勝因を考えてみる

3週にわたり阿蘇赤水GCの社長杯が開催され、今年は予想外の結果になりました。


予選ラウンドはなかなかパーが取れず、それどころかダボが先行して、前半のアウトはパーは5番のパー4のみで、4ボギー4ダボの12オーバー48というスコアでした。


同組になったのは、前年のベスト4に入った4人でしたが、まず前年優勝者が大きくスコアを崩して諦めてしまい、それに釣られて私と結果的に今年の優勝を争ったハンディ6の方が一緒にスコアを崩します。


社長杯はハンディー競技なので、自分の持ちハンディ11.1を計算しながらのラウンドになりますが、一気に前半でネットでもオーバーパーになってしまいました。


後半は頑張ろうと気合を入れなおしますが、10番でダボを叩いた前半を頑張ってきたもう1人の70歳代の方が崩れ始め、4人全員が総崩れ状態になるかと思えました。


レギュラーティーだったら、万事休すだと思いましたが、赤水GCは全長7100y近い距離があり、インのコースを考えてみると465yのパー4を筆頭に400y以上のパー4や550yのパー5、そして200y前後のパー3となかなかスコアを纏めるのが難しいホールばかりなので、自分で予選カットラインはネットスコア70台だと予想しました。


そのため、当初のゲームプランどおりに無理はせずにボギーを取りに行くことを再確認したことが結果的によく、終わってみれば自分の設定した予選通過スコアであるグロス91(ネット79.9)となり、想定通りに8位というギリギリで通過しました。


社長杯は予選はストロークプレーですが、通過すると予選のスコアは関係なく、1対1のマッチプレーになります。
予選の結果は8人でのトーナメントの組み合わせに関係するだけで、8位は1位との戦いになりますが、通過者のお一人が辞退されたようで、7位に繰り上がり、8位には同伴者のハンディ6の方が滑り込まれました。


結果的には、この方と決勝戦を争うのですが、この方は1回戦では相手に10のハンディーを渡したのにも関わらず15番で4アンド3という結果で勝負を決めてしまっています。
準決勝でも5つのハンディーで1アップの勝利と、実力者ではあったのです。


しかしその頃は私のほうは1回戦の相手がクラチャンになり、8位のほうがよかったのにと内心思っていました。
49歳のクラチャンは赤水のクラチャンを通算10回もとっている赤水の顔というべき選手で、ジュニアの頃から父親と赤水でラウンドしている赤水の「主」でもあります。


対戦が決まってからは勝てるという見込みもなく、最初から「あまり早く決着が付くのは嫌だな」と思っていたくらいで、前半で終わらないようにという希望のみでした。
そのため、勝ち負けより自分の納得する「良いゴルフ」をしたいと思っていたのが、よかったようです。


昨年は、以前の経験を元に「勝つゴルフ」を目指しましたが、クラチャン相手に勝つゴルフなど烏滸がましいと、大差で負けるにしても「自分のゴルフ」をしたいと強く思って挑みました。
そのためか、予想外に前半で3アップした後に7番から4連続で取られ逆転されても、慌てる気持ちが沸かずに、冷静に「やっぱり」と相手のプレーを「さすが」と称賛の目で見ていました。


このクラチャンとの戦いでの分岐点は、11番のパー3です。


クラチャンはピンを目指して打ちましたが、手前のバンカーインでした。私は予定通り右を目指して刻むはずの6Iでのショットが思いのほか飛んで、180y先のグリーン右端にオンでした。
マッチプレーは遠球先打がルールなので、グリーンオンの私の球よりバンカーのクラチャンの球のほうが近かったのですが、ここも先に打てたという幸運さがありました。
クラチャンにバックピンをしてもらい、まず私が2打目を打ち、距離感よくカップに近づけOKをもらいました。


その後、ピンを刺し直し、クラチャンはバンカーに戻ってプレーを始めます。バンカーショットはやや手前に落ち、2mのパーパットが残りました。
クラチャンの実力なら入って当然と私は思って見ていましたが、ヒットした瞬間、弱目だったので「?」と思います。
思った通りカップ手前で切れてしまうボギーになり、またイーブンになりましたが、ここを決められたら流れはそのまま相手に行ったままだったと思います。


12番の465yパー4はハンディホールでしたが、同じような3mの距離のパーパットを私が外し、クラチャンは決めるという状況も、「当然」という意識でいたのでハンディホールを取れなくても焦りはありませんでした。


13番パー4では私がグリーン右手前のバンカーに打ち込み、クラチャンは先にエッジから1m弱に付けてパーチャンスでした。
ここも勝ち負けより、いつも大津で練習しているバンカーショットを再現したいとだけ意識して打ったバンカーショットは1m強に付き、なんとか分けに持ち込んだのですが、このあたりからクラチャンに「こんなはずでは、、、」という思いを抱かせたようです。


14番パー5もハンディーホールです。私が4打目を1mに付けるパーチャンスでしたが、クラチャンは3打目を手前カラーからの10mほどのバーディーパットでした。
ここも勝てるかもと思っていたらショックを受けたのでしょうが、クラチャンのバーディーパットは「入る」と思って見ていて、見事にカップインしたので「ナイスバーディー!」と心から言えることができました。
プレッシャーのかかる1mのパーパットも余計な邪心が入らず、しっかり打てて分けにできたことがうれしく、ある意味クラチャンとの勝負が楽しくなったほどです。


15番パー4は2人ともグリーンを外し、アプローチは私が3mクラチャンは2m弱で、どちらも下りになり、最初に私がスライスと読んでまっすぐに抜けるボギーでしたが、クラチャンも同じように左を抜けるボギーでした。
ここも決められると思って見ていましたが、決まらず「?」って思うほどで、「どうしたクラチャン!」とファンのように思えてしまいました。


16番パー3もお互い寄せ1で凌ぎ、オールスクエアのまま運命の17番パー4を迎えます。
1週間前の予選ではダボを叩いたホールですが、昨年は準決勝をこのホールのバーディーで決着させた私にとっては相性の良いホールだと思っています。
お互いにフェアウェーに私が左目でクラチャンはセンターとナイスショットを打ち、私の球がわずかに遠目で最初に打つことにしましたが、これも幸運だったようです。


17番はグリーンの奥3分の1ほどが一段高い2段グリーンになっていて、ピンはその奥の段に切ってありました。
2段グリーンは上ったらわずかに奥に傾斜が下るため、直接奥のピンを攻めてオーバーすると傾斜下に落ちてトラブルになりますが、ここは普通に手前にオンしても最終18番がパー5なので勝つチャンスはないと思い、勝負をかけるショットを選択しました。


7Iで打つ距離を6Iで奥に突っ込んだのです。幸い、ピン方向に飛んでいきます。
私のセカンド地点は左目で傾斜下でグリーン面が見えませんでしたが、クラチャンの球はフェアウェーセンターにあり、グリーンが見えていたのが私にとって幸いしたようです。


ピン横のバーディーチャンスに付いたのが見えたようで、かなり動揺されたのかもしれません。
クラチャンがフェアウェーから多分7Iか8Iで打ったはずなのに、見事にダフってしまわれたのです。


3打目もフェアウェーから80yを奥に突っ込んでラフに外し、そこからの寄せが入らずOKをもらい、1アップになりました。
ここでの1アップはかなり有利になったと思いましたが、まだ勝てるとは全く思っていませんでした。


最終18番はドライバーショットを左目に打ち、右ドッグのホールではグリーンからかなり遠くになりましたが、セカンドも3打目もUTで打ってグリーンの手前に運びます。
クラチャンはパーオンを逃し手前のカラーでしたが、先に私がUTでコツンと打ってカップ手前1mに転がし寄せ、クラチャンはアプローチで私より距離を残しましたが、見事にパーセーブされます。
相手のミス待ちなど微塵も思わず、最後までパットは顔を上げずにパターの芯で打ちたいと思いながら、しっかりヒットしてパーセーブし、1アップで勝つことができました。


7番から4連続で取られましたが、それでクラチャンは勝てると思ったようです。
しかしその後は、決めれば勝つというパットを11番・15番で外したことが結果的に敗因になったのですが、12番や14番の入れなければ負けというハンディーホールでしっかりと長めのパットを決めていたのも事実です。


インになって私的には勝負が楽しくて仕方ない気持ちになりましたが、その理由はクラチャンのナイスプレーに合わせて良いゴルフができたことに尽きます。


相手のナイスショットに「すごい!」と感嘆しつつ、それに引っ張られて自分も良いショットができたことがうれしかったのです。


昨年は駆け引き優先の勝負でしたが、今年は自分のゴルフをしたいという意識だけで、余計な邪念が入らないことが結果的に良かったようです。
また勝負の綾で、先にナイスショットをして相手にプレッシャーがかかったのがよく、11番のように普段だったら先にバンカーショットを打たれてピンに付けられた後では、長いパットを寄せきれたかは分かりません。


勝つときはこんなもので、うまく自分に有利な状況に場面が進んだこと自体がラッキーというものです。


明日は久しぶりに阿蘇グランビリィオゴルフ場の西コースでのラウンドです。
明日もクラチャンとの戦いのように、自分のゴルフをしなければと改めて思いました。


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