三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

フェアウェーキープ率の高さの理由

 今日の熊本は昨日から天気が崩れ、今朝の早朝ラウンドは昨日のうちに「アプローチの達人」と相談してキャンセルを決定していたので、今朝はゆっくり寝ていました。
 日中もずっと雨で、徐々に肌寒くはなってきたもののまだそこまで気温は低くないので、もう春近しという気分になっています。

(植物は季節の移ろいに敏感なので、花々が咲き始めました)


 さて、私はほぼ同じゴルフ場でしかラウンドしませんが、それは安価だからという一点に理由が集約されます。
 阿蘇ハイランドの早朝料金は、カルデラ会員という年間友の会に入ると4千円ですが、楽天GORAの一般予約を利用すると予約者だけ千円引きなどのクーポンが使え、このクーポンは毎週配布があるため、2人でゲットしてそれぞれ予約し、割引が無い相手にクーポン額の半分を渡すようにしています。


 つまり、通常は3,500円でラウンドできるため、寒い極寒の1月2月だろうと早朝枠でラウンドしていますが、もう一つの理由として早朝のトップスタートだったら無駄な待ち時間がないことも大事な理由になります。


 達人とのプレーは早く、普段のラウンドはハーフ1時間5分ほどですが、それでも特に急ぐ意識はありません。
 意識的に少し急いだ際は55分ほどで終ったこともあるので、1時間5分が駆け足でのラウンドではないことが分かりますが、お互いの役割分担はハッキリしていて、どの場面でどちらがカートを動かすかは暗黙の了解でいちいち口に出して相手に伝えなくてもよいのです。


 その最近の阿蘇ハイランドでのラウンドの特徴は、フェアウェーキープ率だけが私にしては高いという点です。


 直近の4ラウンドを見てみても、2月20日が前半が57%(3回外し)でやや悪いものの後半が86%(1回外し)で通算71%、2月16日は前半71%(2回外し)後半86%(1回外し)の通算79%、2月14日が前半57%(3回外し)後半100%の通算79%、2月13日が前半71%(2回外し)後半100%の通算86%でした。


(2月20日のスコア表の再掲。相変わらずパーオン率の低さが目立ちますが、この程度でも80切りはたとえアプローチに難がある私でも可能なのです)


 最近は、パー5はもちろんのことパー4のホールでもティーショットは全てドライバーを使っていますが、その理由とフェアウェーキープ率の高さの理由は共通しているのです。
 その共通理由は「飛距離が出ていない」ということで、これまで5WやU4を使っていたホールでも飛距離不足でドライバーを使うようになっていて、飛ばなければ少々の曲がりでもトラブルにならないどころかフェアウェーで留まってくれることも多くなりました。


 昨日2月20日の13番パー4でのドライバーショットは、下からの煽り打ちになり右方向に飛んで手応えは右林の中1ペナだと思いましたが、思いのほか飛んでおらず、右の段上のラフどころかそこまでも届かず、斜面に当たってコース側に戻り、もう少しでフェアウェーという位置まで転がっていました。


 以前の私は飛ぶけどコントロールできないというゴルファーでしたが、それをスライスを打つことでどうにかコントロールしていたものです。
 それでもフェアウェーキープ率は低く、私の中ではフェアウェー以外でも前方が開けていればラフも可と考えていました。


 一般のアベレージゴルファーは飛距離を求める練習をしがちですが、真実は飛ばないこと自体が立派な武器であり、芯に当たってもOBまで届かない飛距離であればいつも安心して叩けるものです。
 それを「もっと飛ばしたい」「+20yの飛距離アップ」などと欲張るとOBまで届いてしまうことになり、OBはゴルフのスコアを失う際たる原因になるため、スコアを良くしようと飛距離アップを目指したのに逆にスコアを崩すという本来の目的とは真逆の結果になるのがオチなのです。


 もし200yしか飛ばないで悩んでいるなら、それは無用な悩みになります。ドライバーの飛距離が200yもあれば、通常のレギュラーティー使用だったらパープレーも十分に可能です。
 例え、バックティー使用でも30yのアプローチショットも130yのショットも同じだと考えることができるなら何ら問題はありません。


 例えば430yパー4をパーオンできる人は限られていて、300y+130yだと楽そうですが、300yを安定して飛ばせるならPGAツアープロにもなれるはずです。
 一般的なアベレージゴルファーだったら230y+200yとなるはずで、230yのドライバーショットはどうにか可能でも、200yのセカンドショットはほぼ成功確率は0に近いものです。


 つまりボギーオンになるしかなく、その3打目が例えていうならアプローチか80yの違いになるのは、ドライバー飛距離200y+セカンド150y=350yなので3打目の距離は80yのウエッジの距離になり、その距離から確実に乗せられるなら全く問題は無いと言えます。


 こう書くと20yの方が有利だと主張する人もいそうですが、果たしてあなたは20yから寄せ1をどれだけの確率で取れるのでしょうか?
 グリーン周りは罠も多く、20yからの寄せがそんなに簡単なことではないはずです。


 逆に80y手前のフェアウェーだったら罠などはほぼ無く、ウエッジでもショートアイアンでも良いので、自分の得意と思うクラブで打てるはずです。


 要は打ちやすいフェアウェーから安定したショットをすれば良く、少々飛ばしても曲げてしまって難しいライからでは次のショットの成功率は低くなります。
 つまり、アベレージゴルファーがいくら練習してもスコアを縮められない最大の理由は、飛距離アップの練習をしているからで、無理して打つことでミスを誘発するだけに終わってしまいます。


 せっかく「飛ばない」という「武器」があるのに、それを長所ではなく短所だと勘違いさせる最大の理由がクラブメーカーのCM戦略で、巷のアベレージゴルファーはそれに騙されているだけです。


 練習するべきは、ショットの正確さであり、飛距離を伸ばすなんて少なくともアベレージゴルファーであれば全く意味などないことです。
 自分が出来る範囲で考えながらコース攻略することがゴルフの醍醐味ですが、飛距離というもろ刃の剣を手に入れようと今日もドライバーを振り回すだけであれば、今後も望む結果は永久に手に入らないことでしょう。


 今日のチャオ。雨と雷で外に出れないのでアイフォンを使って簡単に「チャオの独り言」と題して動画編集してみました。