三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日は雨

 今日の熊本は昨日までとは一転してお昼過ぎまで時折激しい雨が降る天候になっていますが、気温はそこまで下がっておらず、エアコンを点けずに部屋でゆったりしています。


 今日はもともとラウンド予定は入っていなかったので雨の影響はなかったのですが、明日もあまり天気がよい予報ではないため、明日のラウンドは微妙かもしれません。

(チューリップも徐々に地面から葉っぱが見えるようになりました)


 今日は偶々チャンネルを変える際に目に留まったゴルフネットワークで、PGAツアーのジェネシス招待の最終日を終わりの方だけ見ましたが、松山英樹プロが最終日に9アンダーと大爆発して通算17アンダーで6打差を逆転する勝利を挙げ、米ツアー9勝目をマークしました。


 私はゴルフ中継など最近は全くテレビ視聴をしなくなったのですが、それはゴルフ自体がエンターテインメント的要素が他の競技に対して低いと思っているからです。
 今日はたまたまCS放送のチャンネルを動かした際にゴルフネットワークが映り、松山プロの場面がちょうど出ていて、結果に興味がありそのまま見てしまったのでした。


 見る対象のゴルフの欠点として、実際は全く別のフィールドでプレーしている選手たちがそれぞれ優勝を争っているのですが、本来は盛り上げるべき最終日最終組のスコアが伸びなければ、テレビ中継では最終組が最終ホールに来る前に今回のように優勝が決まっていしまうという間抜けな光景が繰り広げられます。


 まだ今回の松山プロがホールアウトする前の段階だとテレビの各ホールの中継を駆使して盛り上げることができますが、最終組よりかなり前でプレーした選手(今回の松山プロのように)が突出した結果を出してしまうと、応援する方としては安心できて良いのでしょうが、テレビ中継する側は盛り上げにくく、それは松山選手にそれほど興味がない視聴者も同じだということです。


 できることなら、せめて最終組もしくはその前組で優勝を争って、最終組の最後のパットの結果次第で優勝が決まるという盛り上げ方が欲しいはずですが、八百長ではないのでそんな劇的な画は毎回は作れず、時には今回のような結果になってしまいがちです。


 これがストロークプレーだからであり、マッチプレーであれば否応なく優勝を争う2人の対戦になり、途中で大差が付いたとしても最終ホールまで行かずに決着がつくため、私はテレビ向きだと思っています。


 以前も書きましたが、プロである以上、単に賞金を得られれば良いという姿勢ではなく、いかに最終日の最終組が最後のパットをするまで結果が決まらないような展開になるよう努力すべきだという意見で、優勝には届かないと思っていても戦う姿勢をすべての選手が周囲にアピールする義務があると私は思っています。
 その意味では松山プロの後の組のプロ達は、全員が魅せるプロとしては今回は失格だったということです。


 結局、松山プロを応援する人以外にとっては「つまらない大会」になってしまい、そんな大会が多くなれば視聴率もジリ貧になり、結果としてスポンサーも離れプロとしての興行も成り立たなくなります。


 厳しい意見だとは思いますが、プロは魅せてこそプロであり、いくら堅実なプレーで強くてもファンにアピールできないような選手は人気は出ず、そうした選手は日本でも過去にいたはずです。
 強ければ問題などないだろうという考え方ではプロとしては失格で、悪役としての地位ならまだしも主役にはなれないし、その悪役を土壇場で倒すヒーローが欲しいというのが中継する側の本音であり、ミーハーなファンが望んでいることです。


 ゴルフのショットなどコンマ何秒の世界なので、視聴者には何がよくて結果がよかったのかなどは絶対に分かりません。
 ヒーロー・ヒロインは逆境を耐え、その試練を乗り越えて最後に勝利を掴むから人気が出るもので、以前のタイガーウッズがそうした存在だったはずです。


 皆が大丈夫かなと心配した場所からスーパーショットでピンに絡めたり、決めてほしいと願った難しいラインのパットをねじ込んだりと彼はヒーローの立場を実力で演じていたから盛り上がったのです。
 そして、忘れてならないのが他の選手たちもタイガーを倒すことを目標にチャレンジングなプレーを見せてくれたから、大会全体が盛り上がったのです。


 少なくとも出場している選手全てが、目の前の賞金額を考えずにチャレンジする姿勢を見せてくれれば、きっと日本のツアーも盛り上がるだろうし、それが興行として、わざわざコースにやって来たお客に対する最低限の務めだと私は思っています。


 そうしたプロの原点を忘れたような選手ばかりになっているから、私はテレビでは見なくてもいいし、ましてや現地に行ってお金を払ってまで見ようとなどは思わないのです。


 よっぽど、ゴルフサバイバルのように出場者全員が同じホールで一緒にプレーする方式のほうがテレビで見る側には面白く、賞金額が少なくとも参加者全員が人生をかけて挑み、それぞれの選手に対して見ている側は感情移入もできるもので、同じゴルフなのに片やサラリーマンの年収をはるかに超える賞金が得られのはなんで?と思うのは、それだけエンターテインメント性がゴルフサバイバルの方にあるからです。


今日のチャオ

(午前中は雨が降り外に出れませんでしたが、雨が止んだ午後に外に出しました)