三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

70台と90台のゴルファーの違い

 今日は「文化の日」という祝日なので、ラウンド予定は当初から無く、自宅でゴロゴロしています。
 今日も熊本は快晴で、気温も上がり半袖で過ごせる気温ですが、この状況は全国的なもののようで、各地で夏日続出という11月とは思えない天気になっているようです。


 さて、YouTubeの動画で最近になって視聴しているのが「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」という30分を越えるサイトですが、この動画はホワイトボードを使った講義を座学スタイルで聞くような珍しい形の動画になります。


 YouTubeは様々な動画を視聴できるから便利なもので、ゴルフ関係ではほとんどが実際の打ち方などを取り入れた形式の動画が多いのですが、このサイトはその逆を行くスタイルなので当初はすぐにチャンネルを切り替えていたものの、テーマ次第ではときどき視聴するようになりました。


 今日は「70台で回る人は90台以上のゴルファーと何が違うのか?たったコレだけの違いでスコアが大きく変わる!考え方・心構え・攻め方の違い12選」https://www.youtube.com/watch?v=AbW4QGVu8Hcというテーマの動画を見て、私自身の今と照らし合わせてみました。


 私の本音としては、70台と90台のゴルファーの違いは「1打を大切にしているか」という部分であり、スコア72打と90打の違いは1ホールたった1打の違いだと認識していれば、目の前の1打が例えバーディーパットだろうとダボパットだろうと同じ一打としての価値だと分かるのですが、どうしても人の心情としてバーディーパットだったら慎重に取り組むもダボパットだったらそこまで丁寧に取り組めないものです。


 今回のYouTube動画は「12選」とあって30分を越える長いものですが、自分に当て嵌ることは「〇」を、当て嵌らないことは「✖」を付けて行こうと思いますが、動画同様に文字だけの日記になってしまいます。


1 「自分のアライメントの癖を知っている」→「〇」
 アライメントとは配列などを意味する単語ですが、ここではスタンスの向きという意味で使われていて、要はコースでどちらを向きやすいかという自分の癖を言っています。
 私はスライサーのため左を向きやすいという癖があることは、よく理解しています。

(阿蘇ハイランドの1番のティーショットはオープン気味に立っています)


2 「ティーショット(パー4・パー5)の目的を理解している」→「✖」
 動画ではティーショットの目的は2打目に打ちやすい場所に運ぶという点を説いていますが、私は基本はそう思っているもののコントロール性が低いので、リスク回避を最優先にしています。


3 「スタート前に目標が明確になっている」→「✖」
 この動画では3つの項目に分けて目標を説いていて、①は「スイングの目標」②は「心構えの目標」③は「スコアの目標」としています。


 私はスタート前にときどき「アプローチで使うクラブは58度オンリー」とかテーマを決めてラウンドしますが、概ね適当にスタートすることが多く、「心構え」はこれも適当なので時々はキレたことを終わって反省するものの、そこまではっきりしたものはありません。
 3つ目の「スコアの目標」ですが、スコアは1打1打の積み重ねであり、一気に出せるものではないため、私は3ホール毎のスコア目標にしていて、3ホールで平均+1ペースだと合格だと考えるようにしています。


4 「高いサイドからカップを狙っている」→「✖」
 高いサイド(ハイサイド)とこの中では言っていますが、要は「プロライン」で狙っているかどうかという意味で、「70台」ゴルファーはハイサイドで狙っているということです。


 私は、そうしたいとは思っているものの、プロラインだと3パットの危険性が高くなるため、安全にカップ手前でどちらかに垂れてタップイン出来ればOKという考えでパットを打っています。


5 「どこを狙うかではなくどこを狙わないかを先に考えてプレーしている」→「〇」
 この中では「ゴルフ場と闘うゴルフ」ではなく「闘わないゴルフ」が必要だと説いています。
 これは私もそう思っていて、ハザードなどのリスクは徹底的に避ける「ズルいゴルフ」をすべきという主張には100%合意できるものです。


6 「最初の3Hでムチャ(無茶)をしない」→「〇」
 この動画では触れていませんが、「無茶」と似た言葉に「無謀」や「無理」という言葉があり、似たようなものでも「無謀」は行為の結果を知っていて行うもので、「無理」とは不可能ではないことに使うのだそうです。
 対して「無茶」は不可能なことを行うもので、最初から成功する確率は0だということで、ゴルフに限らず無駄なチャレンジだという意味になります。


 「3」でも書きましたが、私は3ホール平均ボギーペースならOKだと考えるため、こんな成功もしない無茶はどんな場合でも無意味なのですることはありません。


7 「色気付いたアプローチをしない」→「△」
 この中で「色気付いた」という意味は、練習もしないで願望だけの元で選択する高度な寄せだという意味のようです。
 先日のYouTubeの女性タレントの100切り動画の前半で、できもしないロブショットを使ったりすることが正にそうですが、得てしてコース上では「悪魔の囁き」に惑わされてこうした選択をしてしまいがちです。


 ただ私は通常のアプローチが打てないため、同伴者から見ると難しいロブを打っていると思われそうですが、大きく振るロブショットの方が安心してスイングできるため使っているだけで、決して色気付いての選択ではないのです。


8 「同じ失敗を繰り返さない」→「✖」
 これは説明するまでもなく、当然と言えば当然ですが、現実はそう甘くはないのだと思います。
 それはなぜかというと、コースには視覚的な罠もあり、誰でも他のホールでは好ショットが打てるのに特定のホールだけ同じようなミスをする経験はあるはずで、その理由は本人ではなく隠された罠の仕業になることも多いからです。


 私がよく一緒にラウンドする「アプローチの達人」も例えば9番パー5でフェアウェーからのセカンドを右ラフに入れることが多く、そこからグリーン手前のラフに入れるケースをよく見ていて、本人も「毎回同じミスをする」と自嘲しています。

(9番パー5のセカンド地点。達人はこれより手前の左足下がりのライからセカンドを打つことになります)


 これは距離が出ない達人にとって9番のシニアティーは白ティーとほとんど変わらない場所から打つことで、フェアウェー中央だといってもセカンドは左足下がりのライになりやすく、コースの左半分は凹みのラフ、中央には高い一本木があるためどうしても右目を狙い、左足下がりのライから3Wで打つと右ラフに掴まるという展開になりやすいからです。
 ただ達人はそれを受け入れ、毎回同じような場所からアプローチで寄せ1を取っているものですが、本人はパーオンできないことに不満はあるようです。


9 「ゴルフの怖さを知っている」→「〇」
 この中では70台のゴルファーは時には「チキン」(弱気)にもなると言っていて、「調子に乗るな」と警告しています。
 これは4の「高いサイドからカップを狙う」とは相反しているようですが、要は毎回のように攻めているわけでなく、時には守りもあるということでバランスが大事だと言っているのでしょう。


 確かにそれはそうであり、調子に乗ってしまった際に落とし穴に嵌るということは「ゴルファーあるある」で、終ってから「あそこさえ無かったら」と悔やむものです。
 私も何度もその苦い思い出があるため、逆にビビッてチキンになってしまうのですが、スコアを伸ばさないと勝負にならないプロゴルファーとは違って、オーバーパーのゴルフでよいアマチュアなので「守り」がより大事なのです。


10 「無駄なところで時間をかけない」→「◎」
 これだけは私が誇れる部分です。特に急ぐ意識もないけど達人との2サムではハーフは1時間を目安になっていて、もし急ぐ意識があれば50分程度では十分にラウンドできることになります。
 私は「時間を節約できないものがスコアを節約できるはずはない」と常々、このサイトで言っていますが、一般のゴルファーは他人の時間を無駄に消費しすぎる傾向が高く、事前準備さえできていればもっとペースの良いゴルフができるはずです。


 要は周囲の状況をしっかり把握でき、自分がプレーする順番を分かってその前に準備を終えることができるゴルファーはコースについても観察眼が同時にあるということで、周囲が見えなければコースの罠も見つけられないということです。


11 「対角線のショートカットでティーショットで狙いすぎない」→「〇」
 ドックレッグホールに来ると、ショートカットをしなければならないと勘違いしているゴルファーが一定数いるように感じています。
 もとより、ショートカットして1オンできれば狙っても良いと思いますが、2打目が持っているクラブで届く距離であれば遠回りしても問題なく、それどころか遠回りルートを選択すべきです。

 阿蘇ハイランドの16番パー4は右ドックの難易度が高いホールですが、このティーに立つとなぜか右の低い木越えを狙うゴルファーをよく見ます。
 私が「困ったちゃん」と名付けた60歳代のゴルファーも、このホールでは必ず右の林越えルートに打って行き、ほとんどを林の中に打ち込んでいて、私が「そこは狙うな」と忠告しても聞き入れないような「困ったゴルファー」です。
 そりゃ120近くも叩くはずだと思っていますが、あるときなど1人予約の他の3人が3人共にこのルートに打って全員がトラブルになっていて、何か考え方に「ドッグレッグホールではショートカット」という刷り込みがあるのではと疑っています。


12 「他人に構い過ぎない、自分のゴルフに集中している」→「✖」
 この動画の最後の忠告というか、他人に愛想笑いしない、ときにはドライに振る舞うなどといった点は私は苦手な部分です。
 先の「困ったちゃん」や大分から来る変わり者ゴルファーは、ラウンド中に必ず周囲に聞こえるような声で独り言を言いますが、その内容は他者に話しかけるような独り言なので私はつい反応してしまいます。
 答えても相手が反応しないので独り言だと気付くのですが、周囲に気配りしているとこうした「雑音」まで拾ってしまうことになり、できれば周囲からロックをかけて自分の世界に入り込めたらと思っていますが、それは性格上の問題なのでしょう。


 上級者の中には周囲の動きには無頓着で我が道を行く人もいますが、こうしたタイプは私は苦手であり、だからこそ現在は1人予約の利用は止めて達人との2サムを選択しているのです。


 結局12選中、私に〇が付いたのは半分の6個だけでした。このYouTubeの動画では「70台の世界に居続けていたい人」に向けての内容も兼ねているため、私が安定して80切りができないのは、こうした〇の数が少ないからなのでしょう。